第10話 ギルド

 クラリスのパーティーとなった、俺達はサーナットにお礼を言って、クラリスと一緒にギルドに行った。


 「見ない顔だね!新しい冒険者かい?」


 「そうだ。もっと広い世界を見たくてね!」


 「全員のステータスの確認、この子は特に新しい仲間だから、ステータスやスキルを詳しく調べてもらいたいんだ。」


 と言って、クラリスのステータスを調べ、意外なスキルが出てきた。

 それは、まずは予言のスキル、意外なスキルというのは、回復、支援魔法は普通だったが、意外なのは鑑定だった。


 「鑑定スキルか!?これは良いな!」


 「珍しい物も鑑定できるから、鑑定屋に行く必要もない!!良かったな!クラリス!」


 「でも、レベルが30程度じゃあ、皆さんの足を引っ張ります。」


 「俺等が鍛えるし、クラリスはクラリスで良いんじゃないか?鑑定スキルって言う立派なスキルも付いたし、支援、回復もメンバーでも初級しかできないから、丁度良かった!!」


 と俺達は丁度良いポジションにクラリスが入ったので、凄い助かる。後は鍛えれば良いだけだし、予言が発動すれば、最悪な出来事でも回避できる。


 フレンダも

 「私は一応、回復、支援も使えるけど、攻撃魔法が主体だから、クラリスは丁度良いね!!」


 カールも

 「俺は弓使いだし、攻撃魔法と支援しかできないから、回復はありがたい。」


 ノークは

 「俺は基本タンクであるから、回復しながら、敵の攻撃を防げるのは便利だ。」


 そして、レベルを見てみて、

 フレンダ、カール、ノークはのレベルは600半ばだった。

 ギルド職員も慌てて、


 「異常ですね!?規格外です。」


 「一応、魔王討伐パーティーだったんだ!俺等は、、、」


 「大変申し訳ありません。そのレベルのパーティーだとS級だけでは、収まりません。」


 「狼牙!お前が一番規格外だから、調べてもらえ!!」


 「じゃあ、頼むよ。職員さん。」


 とレベル測定の水晶に手を当てると、ひびが入り、測定不能になってしまった。


 「ええ!?この水晶でもレベル900までは調べられる測定できる高級な水晶なのに、壊れる程の測定値!?」


 ギルド内のみんなも騒いでいる。


 「まぁ、仕方ないですね。兄さんに関しては、、、」


 とクラリスも狼牙の強さを知ってるので、諦めていた。


 ギルド長も出てきたけど、測定値が不能という事で、一応、最上位ステータスと最上位パーティーの認定で宜しいですかと聞かれ、はいとしか言えなかった。


 後はパーティー名だが、クラリスのパーティーなので、クラリスに決めてもらおう。


 そして、クラリスは一晩待って欲しいと言うので、一旦、下がり、宿屋でのんびりする事にした。

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