付き合っていて愛していた後輩が他の男と浮気したので断罪した。その後の話で断罪したその後輩と瓜二つのもう一人のもう片方の双子の後輩に好かれた様なんだが...。
第1話 双子の片割れを断罪した後に...?
付き合っていて愛していた後輩が他の男と浮気したので断罪した。その後の話で断罪したその後輩と瓜二つのもう一人のもう片方の双子の後輩に好かれた様なんだが...。
楽(がく)
第一章 鉄槌
全てが片付いた後
第1話 双子の片割れを断罪した後に...?
後輩の瀬野ゆかな(せのゆかな)を断罪した。
彼女は居心地が悪くなった学校を辞めた。
浮気して汚らわしい場面まで見た彼女をどうにも許せなかったのもあったのだが。
そして俺は瀬野ゆかなを断罪してから公園に集合していた。
「ゆかり」
「はい」
「ありがとうな」
「いえいえ。ゆかなには反省してほしいですね」
俺、瀬本秋穂(せもとあきほ)は目の前に居るゆかなの一卵性双生児の瀬野ゆかり(せのゆかり)を見る。
彼女も高校1年生。
俺にとっては後輩に相当する。
腰まである長い茶髪。
少しだけブラウスの見える胸元。
それから前髪に着けている髪留め。
そんな彼女とはゆかなに復讐する為に頑張ってもらった。
3か月近く。
今はもう12月だ。
俺はゆかりを見ながら「...これから先の事なんだがお前大丈夫か?」と聞く。
するとゆかりは「ああ。学校生活ですか?」と言う。
「ああ。学校生活だ」
「まあ大丈夫ですよ。あんな奴の事なんか忘れて動きます」
「...今日でゆかな復讐隊は解散だ」
「ですね」
それからゆかりを見る。
ゆかりは柔和になりながら俺を見ている。
俺は「今日までありがとうな」と柔和になりながらゆかりを見る。
ゆかりは「はい」と笑顔で反応した。
「で、先輩」
「ああ。どうした?」
「もう先輩は恋人作らないんですか?」
「そうだなぁ。暫くはこりごりかな」
「ですか」
ゆかりは苦笑しながら「まあでも今日までありがとうございました」と言ってくる。
俺は「ああ。本当に協力してくれてありがとうな」と言う。
それから高校を辞めたゆかなを思い出す。
ゆかりは「じゃあ帰りますね」と手を振る。
「ああ。気を付けてな」
「はい。先輩も」
それから俺はゆかりと別れてから家に帰宅する為に公園を後にした。
そして家に帰ってから一晩が経った。
俺は起き上がってからいつもの様に朝食を食べて家を出た。
☆
「で。復讐が終わったと?」
「そうだな。もう学校も辞めれば十分だろ」
「長い戦いだったな」
「そうだな」
俺は2時間目の休み時間。
目の前のそばかすのある眼鏡の友人の根本和幸(ねもとかずゆき)に全てを打ち明けた。
和幸は肩をすくめながら「...やれやれ。馬鹿だね。ゆかなもさ」と言う。
眼鏡を上げながら。
俺は「まあな」と返事をする。
「なあ。秋穂」
「なんだ?」
「俺としては...お前にはもっとふさわしい彼女が居るって思うぞ」
「いや。もう彼女は作らない」
「?...それはどういう意味だ?」
「まあ彼女を作るのはこりごりって事だ」
「ああ。そういう意味か。確かになぁ」
それから和幸は苦笑しながら俺を見る。
俺は「全く。女ってやつぁ」と言いながら文句を垂れる。
すると教室のドアが開いた。
「先輩」
「...?...ああ。ゆかりか」
「はい。ゆかりです。...先輩。ちょっとお話が」
「ああ。どうした」
俺はゆかりに呼び出される様に表に出る。
するとゆかりは紙袋を持っているのに気が付いた。
俺は「それはなんだ?」と聞く。
ゆかりは「あ、これですか?」と中身を取り出す。
それは見るからにお弁当箱の様に見える。
「はい。先輩」
「ああ。...は?俺に?」
「はい。要件とはこれです。1人暮らしをやっていますのでやりたい放題です」
「ああ。まあお前はゆかなと拒絶しているしな。ってそういう問題じゃない。なんだよこれ」
「お弁当です。頑張りました」
「いや。良いんだけどさ。...なんで俺に?」
「お世話になったお礼...です」
ゆかりは恥じらいながら反応する。
しかしお礼?
俺がするべきだぞそれ。
戦いは長かったしな。
「...分かった。受け取るけど...でもさ。ゆかり。本来なら俺がするべきだぞお礼は」
「そうですか?でも私はお世話になったので」
「そんなもんかね」
それから俺は悩みながら受け取ったお弁当を見る。
「まあいいや。ありがとうな。感謝してる」と告げる。
するとゆかりは「はい」と柔和な顔をした。
「...じゃあ戻ろうか」
「ですね。あ、聞きたいんですけど先輩」
「どした?」
「例えばなんですけど私と付き合って下さいって言ったらどうなります?」
「...どうなりますって。ジョークでも言うなよ。お前は俺が好きじゃないだろ?」
「...」
今の間はなんだ。
そう思いながらゆかりを見る。
ゆかりはニコッとしてから駆け出して行った。
一体なんだってんだ。
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