一分で読めるショートショートコメディ集『温かな、こじょはん』
すちーぶんそん
庭掃除
それがあるのは土曜日の朝。片付けるのはいつも決まってボクだった。
それは毎週現れた。きっとこれをしたのは熊みたいな大きさの犬だろう。さぞかし立派な犬なんだろう。
だからボクは町中の庭先を巡って、大きな、大きな犬を探してた。一度だけでも会ってみたかった。会って「なんで?」って聞いてみたかった。
でもある金曜の晩、知ってしまった。
父さんだった。
酔った父さんは、大きく立派な熊だったんだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます