【AI加筆】1200文字程度の異世界ファンタジー短編集
がおー
風呂の勇者とミルクの誓い
エルディアの地に、「風呂の勇者」アルヴィンがいた。
アルヴィンは、大の風呂好きで、どんな戦いの後でも温泉で身を清める彼は、 魔王の残党が潜む「蟻の谷」へ向かっていた。
風呂は彼にとって、戦った後のご褒美だった。
ご褒美があるからこそ、褒美を求めて、彼は戦い続けられるのだ。
谷では魔蟻が聖なるミルクの泉を汚し、 近隣の村を脅かしていた。
その村は、ミルクの加護がある村で、ここで生まれ住む者たちは、皆、ミルクの加護を授かり。乳産業に関わるスキルを持つもの、より乳の出るが多い乳牛を育てるスキルを持つ者など、村の者たちは何かしら、ミルクに関するスキルを持っていた。
そして、その加護の源泉が、この聖なるミルクの泉にあった。
魔王の残党は、その聖なるミルクを狙っていたのだ。
そんな危機を救う為に、この村、【風呂の勇者】であるアルヴィンはやってくる。
そして、村長の娘であるリリアと出会った。
リリアは泉の守護を家業とする娘で、ミルクの巫女であった。そして、彼女は 村にやってきたアルヴィンを見るなりに助けを求めた。
彼女の瞳はミルクのように澄んでおり、 勇者は、その眼に心を奪われた。
戦いに赴く、その夜、リリアはアルヴィンに、「ミルクの守り」を術を掛けた。
彼女の肉体に帯びた神聖なミルクが勇者アルヴィンの全身にミルクの保護がかかった。
アルヴィンは剣と盾を手に谷へ踏み込んだ。
黒く巨大な蟻の群れが蠢き、鋭い顎で襲いかかる。
風のような剣技で蟻を切り裂くが、 数に圧倒され、汗と埃でドロドロに。
負けそうになるが、アルヴィンは昨夜のリリアとの術をかけて貰った時の、リリアの表情を思い出す。
リリアは、藁をすがる様な顔で、自分たちを、泉を守って欲しいと懇願していた。
「こんな姿、リリアに見せられない!」
気合を入れ直した彼は、周囲の巨大蟻を一蹴し、谷の奥で 巨大な蟻の女王と対峙した。
女王の毒霧が動きを鈍らせたが、 毒霧に反応して、昨夜飲んで、勇者の肉体の中に注がれた、リリアのミルクが、勇者アルヴィンの毛穴という毛穴から吹き出し、毒霧を防ぎ、女王へと向かった。
ミルクは女王に降り注ぎ、 光に包まれた彼女は動きを止めた。
「今だ!」
剣を振り上げ、女王を一撃で倒した。
蟻の群れは散り、泉は輝きを取り戻した。
そこへリリアが現れ、感謝の言葉を述べた。
「アルヴィン様、泉を救ってくれてありがとう。
あなたは本物の勇者です。」
彼女のミルク色の眼と笑顔に、アルヴィンは胸の高鳴りを覚えた。
「リリア、君の村を守れて良かった・・・・・・・・・村に帰ったら、ひとっ風呂入りたいな」
「・・・アルヴィン様は、風呂の勇者ですもんね・・・」
リリアはクスクス笑う。
「まあな・・・俺の事をそう呼ぶ奴は居る・・・仕事が終わった後の風呂はいいものだろう」
「・・・そうですね・・・村に帰ったら、勇者様のお背中、お流し致します」
「えっ!?」
急な、リリアの申し出に、アルヴィンは、顔を真っ赤にして驚いた。その様子を見て、リリアはさらに面白そうに笑い、そんなリリアにアルヴィンはリリアを恋しく感じたのだった。
その夜、村の広場で祝宴が開かれた。
ミルクの泉から汲んだ飲み物が振る舞われ、 村人たちはアルヴィンを称えた。
リリアは彼の隣に座り、こう囁いた。
「私、勇者様と一緒にいたいです。」
アルヴィンは驚いた。
「勇者様、この村の困り事を解決してしまったから、またどこかへ行くのでしょう?・・・だったら、私も連れて行って欲しいのです・・・」
リリアは、アルヴィンに持たれかかりながら言う。
ふと、アルヴィンが周囲を見回してみると、村の皆は、アルヴィン達を見ていた。
「・・・危険な旅だし、まだまだ、各地に魔王の残党が居る・・・。」
「・・・ミルクの巫女ですから、私だって、勇者様のお手伝いは出来ます・・・。それに・・・、勇者様と一緒に居たいのです」
リリアは、すりすりと自身の豊満な体を擦り付けて勇者に詰め寄る。
勇者アルヴィンは彼女の手を取った。
「俺もだ、リリア。 君となら、どんな冒険も怖くない。」
そう答えた瞬間、リリアは満面の笑みを浮かべた。
そして、次の日、二人は、魔王残党を倒すための冒険に出た。
その後、魔王の残党を片付けた、風呂の勇者とミルクの巫女は、ある村を興す。
ミルク風呂が名産のこの村には、今も、二人の銅像が立っている。
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