第21話 補足1 各国の人間の能力に差はない。特徴があるだけ。
日本人の能力を100と仮定した場合、アメリカ人の能力も100.中国や韓国の人々の能力も100と仮定して、この話は書かれています。
つまり、人間の能力は基本的に100であり、国によって差はないという話です。
日本人が100なら、アメリカ人も100であり、中国人も韓国人も100です。
どこかの国の人だけが120になったり、逆に90や80になったりはしません。
生存本能によって生まれるのは、能力の差ではなく、特徴です。
日本で成功する企業の形と、アメリカで成功する企業の形、中国で成功する企業の形、韓国で成功する企業の形は違います。
日本の企業は常に今よりいいもの、120点の商品を目指しますが、アメリカの企業は今の世界にないもの、今の世界を変えるもの、200点の商品を目指します。
中国の企業は、逆に最新のものよりちょっと手を抜いたもの、使えれば同じだよねという90点や80点の商品を目指します。
韓国は製品の質ではなく、外見で勝負し、外見が120点以上のものを目指します。
それぞれの国の企業は、120点の商品や200点の商品、90点の商品や見た目が120点の商品を生み出すことで、それぞれの国で成功し、かつ世界でも成功する世界企業となるのです。
その国で生まれた企業は、その国の生存本能に従い、成長していくということです。
それは能力差ではなく、特徴によって世界に認められ、世界企業となるのですが、それぞれの能力にはやはり差はなく、能力としてはどこも同じ100です。
生存本能という特徴があるだけです。
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