最終話 答案返却 昇子、烈學館強制入塾回避なるか?

翌週月曜日から、答案が続々と返却されていく。最初に返却されたのは社会科だった。

「……嘘でしょ。七四って。前より、二〇点近くも下がってる」

 昇子は中学に入ってからの自己最低点に落胆し、顔も蒼ざめた。

 一応は得意教科なので、ショックの強さは一入だったのだ。

「昇子ちゃん、元気出して」 

「しょこら、めっちゃええやん。うちなんか三七やで」

森優と帆夏は慰めてくれる。けれども昇子の気分は晴れなかった。

「今回、平均点は五二点でした」

 教科担任がそう告げても、

「平均は関係ないよ」

昇子の気分はやはり晴れなかった。

 続いて返却された国語は、八九点。

これはまあ、想定通り。もう少し稼ぎたかったけど。

 昇子は少し安堵した。

 続いて数学。前回より平均点は下がったが、七一点で一〇点もアップ。

「どれも平均は、あったけど……」

 昇子は三教科の合計点をさっそく計算してみる。

二三四点だ。

   ※

「昇子ぉ、国語は褒めてあげるけど、数学と社会科でこんなひどい点取って。もっと本気で勉強せな、あかんやないのっ!」

「ママ、どっちも平均点よりは上だったんよ」

「昇子は西高を受けるつもりなんやろ?」

「そうだけど」

「ほなどの教科も平均より相当上やないとあかんの分かっとる?」

「分かってるって」

「森優ちゃんは、社会科なんぼやったん?」

「……九五点だったよ。ちなみに学実はいつも通り満点」

「ほらね。いつも真面目に勉強して来た子ぉはいくら難易度が上がって平均点が下がっても高得点が取れてるでしょ」

「私も今回は真面目に勉強したよ。森優ちゃんは私と地頭が違うんだって」

 その日、昇子が帰宅した後の母とのやり取り。デジャブが感じられた。

「三教科で合計、二三四点か。得意教科入れてこれじゃ、もう烈學館行き決定的ね」

「ママ、嬉しそうに笑わないでぇ~。英語と理科で計一六六点以上取ったら四〇〇点超えるでしょ」

「どっちも苦手教科なくせに、そんなに取れるわけはないでしょ。明日さっそく申し込んでおくから」

「待ってよママ。今度こそ絶対超えてるから」

 昇子は三つの答案を取り返すと不機嫌そうにこう告げて、自室へ逃げる。

「ショウコちゃん、Show me your answer sheet.」

「ショウコイル、テスト、テスト」

「昇子君、テスト見せてくれ」

「昇子お姉ちゃん、テストーッ」

「昇子さん、見せたくないとは思いますが、受講生の成績をきちんと把握することはわらわ達の使命ですので、お願いします」

教材キャラ達はさっそく要求してくる。モニター越しに知ろうと思えば知ることは出来たのだが、伊呂波の権限により、昇子が帰ってくるまで待つことにしたのだ。

 昇子はしぶしぶ教材キャラ達にその答案を見せてあげた。

「昇子お姉ちゃん、数学、ちょっとは頑張ったね」

 流有十はにっこり笑顔を浮かべる。

「国語、高得点おめでとうございます」

「社会科も昇子君は今回良く頑張ったと思う。今回は記号問題が少なくて論述問題が多かったから難易度高かったし。それで七割以上は立派だ。前回高かった分、今回大幅に下がった平均点はまるで大学入試センター試験みたいだな。平均点は下がってるから、もし超えれなかった時の言い訳を考えようぜ」

「ママに言い訳は絶対通用しないよ」

「ファイト、ショウコちゃん。この窮地を乗り越えたら、受験にも自信が持てるようになるよ」

 不安になる昇子に、サムはウィンクして勇気付けた。

「副教科はどうでしたか?」

伊呂波が尋ねる。

「それも返って来たけど、それが、そっちは、その……」

 昇子はやや躊躇いながら、音楽と技術・家庭科の答案を取り出した。

「音楽が四七、技術・家庭科は七六か。音楽は、内申点が心配だな。メインの五教科を重点的にさせ過ぎちゃってごめんね、ショウコちゃん。二学期はこっちも対策頑張っていかなきゃならないね」

 サムは反省気味に謝罪した。

      ☆

迎えた翌日一時間目、さっそく英語だった。

「今回、英語の平均点は四九になってたぞ。でも、入試問題はこれよりもっと難しいからみんな夏休みは一年生の内容からしっかり見直して頑張ろう」

 古塚先生は授業開始早々苦笑いで告げて、答案を出席番号順に返却していく。

「灘本さん、今回とてもよく頑張ったな。クラスで上から五番目だぞ」

「えっ! 嘘ぉっ?」

 昇子は受け取って点数を眺めた瞬間、驚愕の声を上げた。

 英語はなんと、八六点もあったのだ。

「すげえ、前の倍以上じゃん。うちはさらに下がって二九やけどね」

「昇子ちゃん、おめでとう!」

 席へ戻ると、帆夏と森優から祝福される。

 森優は九七点、学実は満点だった。さすがにこの二人には適わなかった。

 三時間目に保健・体育も返却された。四時間目、理科の授業の始まりを告げるチャイムが鳴った瞬間、昇子は今までにないくらい心拍数が上がった。

「では、試験を返すぞーっ。石井」

 他の教科と同じく出席番号順。

「しょこら、いよいよ運命が決まっちゃうね」

「うっ、うん。英語であんなに取れるとは思わなかったし、八〇以上あれば、四〇〇になる。もしかすると、いけるかも」

「絶対あるって安心しぃな」

「昇子ちゃんなら、きっとあるよ」

 帆夏とサムは勇気付けてくれる。

「友金」

「あっ、もううちか」

 呼ばれた帆夏は慌てて立ち上がり、答案を取りに行く。昇子も彼女の二つ後ろなのですぐさま教卓の方へ向かった。

「灘本」

「はい」

八〇、あって下さい、あって下さい、あって下さいっ!

 昇子は心の中で何度も唱えながら、答案を受け取る。

……四〇〇、いかなかった。あんなに、頑張ったのに。

 点数を知った瞬間、昇子は目にちょっぴり涙が浮かんでしまった。理科は、七八点だったのだ。よって合計点は三九八点。

まあ、仕方ないよねぇ。これが現実かぁ。

 昇子は暗い表情で自分の席へと戻っていく。

「しょこら、四〇〇なかったんやね。元気出し」

「昇子ちゃん、残念だったね。でも、気を落としちゃダメだよ。夏休み明けの課題テストで頑張れば、なんとかなるよ」

 帆夏と森優だけでなく、

「昇子さん、前回よりは順位上がってるから希望を持って」

 学実も昇子のそばへ寄って来てくれ慰めてくれた。

「わたしもいつもより悪かったよ」

 森優は答案を受け取った後、浮かばない表情で席へ戻って来た。

それでも、九〇点か。すご過ぎる!

 ちらっと見えた点数に、昇子は羨んだ。

「採点間違いがあったら、持って来て下さい」

 全員に返し終えたあと、理科の先生は模範解答を配布した。

あと一問だけでもあっていれば、四〇〇超えるのに。こっ、こうなったら――。

 それを眺めているうち昇子の心に、ふと邪な考えが芽生えてしまった。間違っている答えを正しい答に書き直して、採点間違いとして持っていこうと考えたのだ。

「わたし、採点間違いがあったよ」

 森優はこう呟くと立ち上がって、先生の下へと向かう。

「あのぅ。ここ、間違ってるのに○が付いてました」

 そして正直に伝えた。こうして森優の点数は当初のマイナス三点で、八七点となる。

森優ちゃん正直者だな。普通そういう場合は黙っておくものだけど。

 昇子は彼女の振る舞いに感心し、自分はなんて悪いことをしようとしたんだ、と自責の念に駆られ、引き留まった。現実を受け入れようとした。

        *

「みんな、帰りのHR始めるぞ」

 四時間目終了後、ほどなくして古塚先生がやってくる。

「起立」

 と学級委員長が号令を出してから約五秒後、

「おーい、灘本さーん」

「……あっ!」

 古塚先生に叫ばれ、慌てて椅子を引きガバッと立ち上がる。さっき昇子一人だけ、座ったままだったのだ。

「昇子ちゃん、大丈夫?」

「どないしたん? しょこら」

 森優と帆夏から心配された。

「いやぁ、ちょっと考え事してて」

どうやってママを説得して約束をなかったことにしてもらおうか?

 昇子の頭はそのことでいっぱいだった。

「気をつけ、礼、着席」

 学級委員長は号令を続ける。

 全員着席したのを確認すると、

「みんなに大変重要な連絡があるんだ。英語のテスト、問い6の3なんだけど、授業では教えたけど高校レベルの内容出題してたから、この問題はみんな正解にしとく。この部分で間違ってた子は答案持って来てね。二点上げておくから」

古塚先生は突然こんなことを伝えて来た。

「そっ、それじゃ」

 昇子は慌てて英語の答案を取り出し、問い6の3を確かめてみる。

しっかりと×が付けられていた。

やったぁ♪

気づいた瞬間、彼女の顔は瞬く間にほころんだ。

「先生、私、間違ってましたぁーっ!」

 即、イスを勢いよく引いて立ち上がり、古塚先生の下へと駆け寄る。昇子の目が、ちょっぴり涙で潤んでいた。

「灘本さん、よっぽど嬉しかったんだな」

 古塚先生は優しく微笑む。

昇子の英語の点数は二点アップの八八点。こうして合計点は四〇〇点ちょうどになった。

 見事大逆転! 母からのノルマを達成することが出来た。

「美術の試験も返すぞぉー」

 いよいよ残り一教科。古塚先生が答案を返却し始めてから数十秒のち、

「えぇぇぇぇぇぇっ! こっ、こんな、はずじゃぁー」

 とある女子の嘆き声が響き渡る。

 学実であった。

「まなみ六六かぁ。まなみの六〇点台って初めて見たわ~」

 そのあと彼女の結果を知った帆夏の顔はほころぶ。

「こらこら友金さん、他人の点数を覗き込んじゃダメだぞ。はい、友金さん」

 古塚先生は微笑み顔で注意し、帆夏の答案を渡す。

「おう、よっしゃぁーっ! 一教科だけまなみに勝ててよかった。うち、八二やで」

 帆夏は喜びのガッツポーズを取る。

 次の野田君が返され、昇子のも返された。

「私は七五だったよ」

 昇子はやや申し訳無さそうに伝える。

「ハンディのあった昇子さんにまで負けてしまうなんて、甚だショックです」

 学実はがっくりと肩を落とした。

「わたしは八四点だったよ」

 森優は受け取ると嬉しそうに席へ戻って来る。 

 平均点は六二点、学年トップは九六点とのこと。

「まなみ、平均はあったんやから気にせんでもええやん」

「夏休みは、受験勉強と並行して絵の訓練もするからね」

 爽やかな笑顔で慰めてくる帆夏に、学実は悲しげな表情で宣戦布告した。

        □

「ママ、これ、見てよっ!」

「どうしたの? そんなに興奮して」

 昇子は家に帰り着くなり、英語と理科の答案をリビングでお昼のバラエティ番組を見ていた母に見せ付けた。

「合計四〇〇、いったよっ!」

「あらぁ、すごいやない昇子、森優ちゃんの答案カンニングしたの?」

 昇子の予想以上の高得点に、母は驚き顔で尋ねる。

「してないって。っていうか、出来るわけないでしょ。私の努力、素直に認めてよ」

「はい、はい。それにしても、本当にぎりぎり回避ね、昇子」

 母にほとほと呆れられた。

「どう、私もやれば出来るでしょ」

 昇子はにっこり笑う。

「ひょっとして、今回はかなり簡単で平均も四〇〇越えとるんやないの?」

 母はにやりとした。

「そんなこと無いって。むしろ平均は前より下がってるって」

「本当かなぁ?」

「本当だって」

 昇子はとても上機嫌だった。二枚の答案を返してもらうと、意気揚々と自室へ駆ける。

「Congraturation!」

「通信教育の不倶戴天の敵、学習塾行き辛くも回避、おめでとうございます!」

「やったね、ショウコイル」

「昇子お姉ちゃん、おめでとう。これからもいっぱいお付き合い出来るからぼくも極めて嬉しいな♪」

「昇子君、メスブタのくせによく頑張ったな」

 教材キャラ達も拍手を交えて大いに祝福してくれた。

「私がこんなにいい点取れたのは、みんなのおかげだよ。ありがとう」

 昇子は嬉し涙を浮かべながら感謝の気持ちを述べる。

「おいおい昇子君、泣くなよ。ただでさえひどいメスブタ顔が、ますますひどくなっちまってるぜ」

 玲音は優しく微笑みかけ、頭をそっとなでてあげた。

「だって私、本当に、嬉しくって」

 昇子はさらに涙がぽろぽろ溢れ出て来る。

「昇子お姉ちゃん、あんまり泣くと『あー○あん』の絵本みたいにお魚さんになっちゃうよ」

「ショウコイル、喜びの刺激が閾値に達したんだな。ちなみに涙の原料は血液なんだぜ」

「昇子さんの目にも涙ですね」 

「ショウコちゃん、Don‘t cry.学校の定期テストなんて、ただの通過点だよ。嬉し泣きするのは、第一志望校に受かった時だよ」

 他の四人も微笑ましく眺めていた。

        ☆  ☆  ☆

 さらに数日後の帰りのSHRにて、期末テスト個人成績表も配布された。

「やはり、美術の実技問題は鬼門だったわ。なんという不覚」

 結果を眺め、学実はしょんぼり顔で呟く。彼女の総合得点は九〇〇点満点中八五六点。学年三位に転落してしまっていたのだ。主要五教科では四九五点で相変わらず学年トップであったが。

「ほんまに一教科だけまなみに勝ててよかったよ」

 帆夏はそんな学実に優しく話しかけた。

「他の教科は悪いんでしょう?」

 学実は得意げな表情で問う。

「もっちろん。さらに順位下がってもうた。夏の新番組のせいやな」

帆夏は苦笑いする。他の教科は全て平均点を下回り、学年順位は一六一位だった。主要五教科では一七四位だ。

「私はだいぶ上がったよ」

昇子の学年順位は、主要五教科については前回の一一四位から、なんと三八位まで大幅アップしていた。副教科で足を引っ張ってしまい、総合では六二位だったが大健闘だろう。

「しょこら、なんでそんなに急激に点数上がったんよ?」

 帆夏は不思議そうに質問してくる。

「通信教育のおかげかな」

昇子はにこにこしながら答えた。

「でも、それ白紙やったんっしょ?」

 帆夏はきょとんとしながら突っ込む。

「そうだけど、ノートとしてとても役に立ったよ。烈學館行きとマンガ・雑誌類捨てられないように、本気出したってものあるかな」

 昇子は嬉しそうに言う。

「まあ、しょこらはずっと学年平均付近なうちと違って、元々成績良かったもんね。うちも夏休みは頑張らんと。休み明けの課題テストでは五〇番以内を目指すよ」

「口だけにならないようにね♪」

 学実は得意顔で忠告しておいた。

三人がこんな会話をしているうち、森優の分が配布される。

前より上がってる。すごく嬉しい♪ 次は五位以内を目指して頑張ろう。

森優は満面の笑みを浮かべた。八四五点で学年六位。中間テストの時より一つアップだ。国語、技術・家庭科の家庭科分野、音楽で満点を取っていた。

この日の帰りのSHRのあと、三者面談が始まる。終業式の日まで数日に渡ってクラスメート全員に行われるのだ。昇子は初日の午後に組まれてあった。

「灘本さん、期末テストとてもよく頑張ったな。俺もびっくりしたぞ。この調子なら、西高も射程圏内だよ」

「そっ、そうですか」

 古塚先生から爽やかな笑顔でこう告げられると、昇子は緊張が解れ表情がほころぶ。

「よかったわね、昇子」

 母もとても喜んでいた。

「でもまだちょっと厳しいな。中間の成績が響いちゃって、内申点は西高第一志望の子達の中では悪い方だからね。二学期は今よりもっと良い成績が取れるように、夏休み返上でめっちゃ頑張らないとダメだぞ。一日最低八時間は勉強するように」

「えーっ、そんなにぃ?」

 昇子は苦虫を噛み潰したような顔になる。

「昇子、分かった?」

 母に肩をポンッと叩かれた。

「いっ、一応」

 昇子は沈んだ声で答える。

「なるべく公立に入るのよ。私立だったらお小遣い、今の半分にするからね」

 母はニカッと微笑みかけた。

「えっ! 高校生になって小遣い値下げはないでしょ。そんな条件付けられるなら、私、夏休みは本気で頑張るよ!」

 昇子は慌ててこう宣言する。

「灘本さん、頑張ってね。夏休み明けの課題テスト、期待してるぞっ!」

 古塚先生は優しく微笑みかけ、温かいエールを送ってくれた。

 これにて三者面談は終わり、昇子と母は教室をあとにする。

「それにしても昇子、男の子と女の子のアニメ絵が描かれてる教材を使って、本当に一気に成績上がったわね。ママはまさかあんなに上手くいくとは思わんかったわ」

「まあ、私も日々努力したからね」

「よく言うわ。森優ちゃんが面倒見てくれたおかげでしょ。そういえば昇子、あの教材、七月号は送られて来てへんよね? 通信教育の教材って、毎月届くはずでしょ?」

「初回で、十ヶ月分まとめて送られて来たよ」

 母に不審がられ、昇子は慌ててこう答えた。

「なぁんだ。そうだったの」

危ない、危ない。

 昇子の心拍数はちょっぴり高まる。

「でも昇子、塾行かんでも大丈夫? ママが小中学生の頃通わされた思い出の烈學館、行かせてあげたいなぁ。夏期講習だけは参加した方がええんやない?」

「大丈夫だって、あんなとこ行かなくても。あの教材だけで受験対策は十二分だよ」

 廊下を歩きながら、楽しげに会話を弾ませる昇子と母。

「嬉しいです。わらわ達を頼りにしてくれて」

「なんか照れるなぁ」

「ショウコちゃん、いいこと言ってくれるね」

「昇子君ったら。厳しく指導した甲斐があったぜ」

「昇子お姉ちゃんに気に入ってもらえて、ぼくも極めて嬉しい♪」

 その様子は、教材キャラ達からもモニター越しにしっかり観察されていた。

 音声も入るように、摩偶真が改良したのだ。

森優と学実も今日行われることになっている。帆夏は最終日の午前十一時からだった。彼女の場合、通常一人十五分で済むところを三〇分取られていた。

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