「レモンおねえちゃん、あのかみのけがあかいひとみて。」

「うわあ。ちぎれそうな、つたに乗ろうとしてるね。あっ乗った。」

「あの赤いリーゼントのお兄さん、爆弾みたいなの持ってる。」

「危険な人だなあ。」

みんながこそこそ話してると、ここのキャンプ場の職員さんと大学生のアルバイトが来て言いました。

「こんにちは。どうしたんですか。」

「あそこに、つたに乗った人がいます。」

「ああ、あの人ね。赤井さんっていってここの常連さん。あの丸いのは爆弾風ボール。このアトラクションはちぎれても、落ちても下にネットがあるから大丈夫なんだよ。」

イチゴは言いました。

「乗ってみようかな。」

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