想う気持ち
遠くにある壁は
小さく見えるけれど
本当はとてもおおきい
近くまできて
その高さに驚いても
後戻りはできない
時は逆さには流れないから
ここまで来てしまったのなら
ここで頑張るしかないけれど
もっと遠くにいたときから
もう少しまじめに
少しずつ登っていればよかったと思う
これではまるでロッククライミングだ
理科で習った仕事量で考えると
どっちでも同じはずなのに
このほうがしんどいような気がする
のりこえられるかな 間に合うかな
という不安と
なんとかなるさ 大丈夫
というのん気さが
かわりばんこに様子を見にくる
不安は来てくれても嬉しくないから
知らん顔してやり過ごす
のん気さは開き直りに誘うから
聞こえないふりして相手にしない
今必要なのは なんとかしようと想う気持ち
それは
自分の方から行くんじゃないと会えない奴
でも会おうと思って進んでいると
ふと気がついた時にはいつの間にか側にいる
本気でなんとかしようと想えたとき
どんなことでも
どんなに時間がなくて切羽詰まった状態でも
なんとかすることができる
想う気持ちが強ければ 怖いものなど何もない
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