僕の大嫌いな彼女
白ウサギ
第1話 運命
ねぇ、きみは運命って信じるかな?
私は信じてる。
違うな、信じたいんだ。
きみと出会えた事を「運命」って言葉で包みたいんだ。
今きみはどうしてるのかな?
私のことを覚えていてくれているのかな?
少しでいい。嫌いでもいいから私の事を
覚えてくれているといいな。
私はそれだけで………。
僕はきみが大嫌いだ。
きみは僕の日常を一瞬で壊してくれた。
退屈だけど平和だった僕だけの世界を……。
きみは、覚えていないだろう。
僕がどれだけきみに振り回されたと思っているのだろうか?
きっときみは、あのこ頃のように猫みたいな眼を丸くして楽しそうに
僕を笑うのだろう。
僕はきみを許さない。
一生許しはしないだろう
だって僕はきみに言わなければいけない事が………。
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