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  • 第6話への応援コメント

     まず、私の自主企画に参加していただきありがとうございます。


     ここからは感想ですが、殆ど私の自己満足ですので、お読み頂かなくても結構です。

     当方の感受性の無さゆえか、あるいは経験の無さゆえか、精読をしたつもりではありますが、今ひとつこの作品の「落としどころ」が掴めないのです。勿論、テキスト論的なお考えを垣間見ることは出来ます(作品概要にもありましたので)が、その選択肢すらままならない状況で……企画的には問題ない「不思議」感ではありますが、一応せっかく読ませていただいた身としては、率直な感想を述べておく必要があるのかなと思いまして、こうして書かせていただきました。
     作者様に直接質問をするというのも無粋ですので、ご回答を求めているわけではありませんが、読者の一例としてご参考にしていただければ幸いです。

    作者からの返信

    貴重なコメントを戴き、ありがとうございます。
    「落としどころ」という言葉から、
    逆に、とてもいいキーワードを頂戴してしまったと思うのは、
    おそらく書いた本人だからでしょう。

    10年位前に書いたものですが、
    東京に上京してきたばかりのその頃、強烈に"感じた"のは、
    その場所がかつて、大規模な空襲を受けた場所、ということでした。

    ですが今の東京で、そんなことを想いながら街を歩く人はきっと
    あまりいない。変わり者です。

    かつて起きたこと、今起きていること。

    主人公目線のお話ですので、彼がいったい何をみて、
    "何を"見ていないのか。

    うっかり踏み込むと、もしかしたら「不思議」よりも
    「グロテスク」かもしれない。

    この領域の表現には、未だ研究が及んでいないなぁと
    感慨深く、当時を思い出しました。