――幕間(3-5)――

【世界】


・スマフラウの司祭たち

マウ国から逃れてきた罪人の一族。追っ手を逃れるために危険な高山地帯にある竜の巣に身を隠し、戦争難民を匿うことで集落を拡大していった。

交信できていない竜を相手に偽の巫女をたてることで信仰心を植え付け、戦争で疲れた人々に安全を保障する代わりに一律質素な生活と労働を課して支配している。



【人物】


《マウ王国第三王子》アーロック

アシュハ皇国と開戦中のマウ王国の王子。商人ルブレを名乗って全国を旅している。

放蕩な三男坊との評価で、国内での存在感は小さいが兄弟達からは一目置かれている。

独自の価値観で、着々と軍事力の拡大を行っている。


《マウ国軍騎士隊長》オオトリ

機会さえあれば大将同士の一騎打ちを挑み勝利してきた事から戦場の殺し屋などと呼ばれ恐れられる強者。

他人に厳しく自分には更に厳しい人物であり、どんな過酷な任務でも常に先頭に立って活躍している。


《マウ国軍斥候隊長》テオ

アーロック部隊の特異性を象徴する部隊の隊長。その殆どが奴隷に身を落としていたハーフエルフからアーロック王子が買い取った最初の一人。

他に生きる所が無い為に所属した部隊であるが、現在は誇りをもってその特殊技能を振るって活躍を見せている。


《竜騎兵長》サリノ

五つある竜騎兵部隊すべてを統括する隊長。大神官たちを警護する過程で聖都のもつ欺瞞を知るに至る。

厳しい訓練で身に着けた戦術を生かすことなく退役することに不満を覚え、マウ国軍に編入しアシュハとの大戦に参加するというアーロック王子の誘いに乗った。



【武具】


・対巨竜大槍/大槍

対大型モンスター用の特注槍。錐状の先端を持ち大型モンスターの外皮を貫通するさいに押し込んだり引き抜いたりする為のハンドルが柄から垂直に伸びている。

対人戦などにはまったく不向きなほとんど酔狂の代物であり、まともに扱えるのは持ち主であるオオトリのみである。



【魔術】


・古代魔法『支配』/邪竜スマフラウ

聖竜スマフラウの固有魔法で、視界に入るすべての生物を強制的に支配下におくことができる。





『竜の巫女は剛腕の吟遊詩人を全否定する soiree』第三幕 開幕。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る