第21話 はしご

正規・非正規と雇用がありますが、そこに就けない状況があります。


現状の仕組みでは、ある一定レベルの金額以下になると、悲惨な状況になります。


都会で暮らす人にとって、家賃+ある程度の生活費がないと、失業したとき、何の保証もなければ、やっていけないでしょう。


貯金があれば、それを切り崩す生活。


せっかく貯金をしたのに・・・やっていけないですね。


そう、ご存知と思いますが、締日と支払日があり、運よく仕事に就けたとしても、給料日まで持たないのです。


ここに関して、自分は「梯子」がかかっていないように思うのです。


身体は五体満足で、働ける状況はあります。


だけど、やりたい仕事に就けません。


職場に行くまでの交通費は、派遣だと出ないケースが多いのです。


必然的に、「日雇い」に行かざるを得ません。


おまけに「派遣法の改正」で、あるガイドラインに即しないと、日払いの仕事も厳しくなります。


やりたいことも、我慢しないといけない状況、つらい。


これが現状。


雇用保険も一年以上(累計)なければ、おりません。


明日は滞っている支払いをいつまで待ってもらえるかの交渉です。


仕事を選ばなければいくらでもあるという人がいるかもしれません。


日の当たらない場所で、一日中、金属磨きをしたりしたことはありますか?


腰をかがめないとくぐれないような橋の下を何度も何度も頭をぶつけながら、作業したことはありますか?


若ければ、まだ頑張りが聞いたかもしれません。


だけど、年をとるにつれ、非正規にも就けない現況は「みじめ」という他はありません。


「生活保護」も考えました。


でも、できれば、二度とやりたくありません。


一度入ったら、なかなか抜け出すことができませんでした。


いやだったのは、ほぼ縁の切れている「妹」にまで連絡がいってしまうこと。


それだけは、なんとかお願いして、回避してもらいましたが、抜き打ちに部屋に調査のため訪れられること、毎週の就業状況の報告、、、


本当によく抜け出せたと思います。


明日転機になあれ。




  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る