統合失調症の私と、彼の日常
たぬぴよ
はじめに
統合失調症。精神分裂病と言われていたけれど、今の名称の方が断然よいと思う。アタマの中で統合されているべきものが失われた状態。一度失われた機能は、改善(寛解)することはあるけれど、基本的には完治はしない、と主治医には言われている。
統合失調症と一概にいっても、程度は様々なのだ。よく漫画やドラマ、ニュースになってしまう危険な行動をするものだ、と勘違いをする人も多いのが現実だけども、見た目にはそれとわからないことだってある。私などはそのレベルで、知らない人から見れば、普通に見える、
らしい。
私の主な症状は、幻聴を始めとする五感の曖昧さ、妄想、動きたくない(放っておくと何もしない)、感情のコントロールが難しい…等々。ひどい頃は周りが皆敵に見えたりしたけれど、今はそこは落ち着いている。電車は少し怖いけれど。
この話は、生きることに絶望し、消滅してしまいたいと願う毎日を過ごしてきた私が、14歳年下の彼と出会い、交際し始め、生きたいと思えるように変化していった過程や、日常の徒然について進めていくものにしようと考えている。つきあい始めてから今年で三年目を迎え、絶対しないと思っていた結婚というものが間近に迫ってきている、そんな今日この頃。沢山の喧嘩と、沢山の愛情との毎日で、人は変われるということが伝わればいいなと思う。
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