14. The Prince of a vegetable garden - 野菜の国の王子様
アッパー・イーストへ 9:45 a.m.
土曜日の朝の地下鉄は、いつもと違う人々でごった返していた。いつもは平日遅めの午前中に利用しているから、仕事に向うビジネスマンや子供連れと一緒になることも殆どないけれど、その日はアップタウンに数多くある美術館や博物館に向おうとしているのか家族連れが多かった。時折、遅めの休日出勤と思しきビジネスマンらしい姿も見受けられる。
今日の彼女は朝から夕方まで、半日レイの相手をすることになっていた。毎週ではないが、キャサリンが休みを取れない土曜日はそうする契約になっている。その方が彼女にとっても好都合だ。その分懐は温まるし、デートの相手もいない、と嘆かずに済む。
今日はレイを連れてセントラル・パークでお散歩でもしようかしら。いつもの6番線でなく、うっかり5番線に乗ってしまったためにひと駅分、つまり9ブロックも余計に歩かなくてはならないのに、それでもお散歩がしたい、と思えるくらいに天気の良い、暖かな土曜日の朝だった。
クリフォード家に着くと、出迎えてくれたのはメアリーだった。昨日のキッチンでの気まずさを誤魔化そうとしているのか、彼女・メアリーはまるで親友を迎えた時のように満面の笑みを浮かべている。
「シェリー、ちょっと」
その後早速レイの部屋に向おうとするラムカの腕を引っ張り、メアリーが彼女を直ぐ近くのバスルームに引き込んだ。一体何事?という顔を向けるラムカにメアリーは懇願するような眼差しを向けた。
「その……昨日のことなんだけど」
「Yeah ? 」
「ナディアに言ってないわよね?」
「……言う理由もないけど」
ラムカの答えにメアリーは、ああ、良かった!と息を吐き、思いのほか大声を出してしまった自分にOh ! と肩をすくめている。
「あの、誤解しないでね。クーパーさんとはその……本当に話をしていただけなの」
「……
「本当よ、信じて。そりゃあ彼って凄くホットじゃない? 正直、そういう幻想が湧いちゃったことは確かよ」
「……」
「ふふっ、そんな顔しないで。実は私、以前の料理人ともそういうことになっちゃって……」
「……パントリーの中で、ってこと?」
「あー……そこだけじゃないんだけど、まあ、そういうこと」
「それとナディアとどう関係が?」
「彼女、そういうの大嫌いなの。実際のとこ見られたわけじゃないんだけど、昨日みたいに一緒にパントリーから出てくるところを何度か見られて気付かれて。何もしてません、って咄嗟に言い訳したんだけど、今度そんなことしたら旦那様や奥様に言って辞めてもらいますからね、って釘を刺されてるの」
「……Ok , もちろん黙っておくわ。言う必要もないし」
ナディアでなくとも普通、知られたら即辞めさせられると思うけど、と内心ではそう思ったけど、ラムカはそれを隠してメアリーに笑顔を向けた。
ちょっと意地悪なことを言えば、少なくとも彼女は " そういうタイプ " の人間で、懲りずにショーンともそうしようとその機会を窺っている、そんなふうに見える。
何しろ彼女はラムカをけん制したいのか、こんなことを言いたげな顔つきだったのだから。ショーンに手を出さないでね、私が先に目をつけたんだから、と。
安心してメアリー、頼まれなくたってそんなことしないわよ、そう返したかったけど、面倒臭いので気付かない振りをして黙っておいた。だって、私には関係ないことだもの。
その後レイの部屋に行って絵本を読み聞かせていると、開け放たれている部屋の扉をノックする音がする。ふたりしてその音に振り返ると、その日現れるはずのない顔が部屋の中を覗いていた。
「ショーン!」
「!」
「ヘーイ、チビ」
レイがベッドを飛び降りてショーンに駆け寄る。彼の足に纏わりつくように抱きつくのを、よいしょっと持ち上げて荷物みたいに肩に担いだり、わざと落っことそうとする彼に、レイはきゃあきゃあと子供らしい嬌声をあげてはしゃいでいる。
「今日は休みじゃなかったの?」
「ああ、そうなんだけど――」
「――遊びに行こうよ、ショーン!」
「そのつもりで来たんだよ、レイ。今日は89丁目のマーケットに行くぞ」
「!」
「ええー? 公園で遊ぼうよー」
「それは最後にな」
レイを床に下ろすと、ナディアー、と嬉しそうに叫びながらレイが部屋を走って出て行った。
「わざわざ休みの日に?」
「まあ、週末にしかやってないイベントもあるし、時間があればユニオン・スクエアまで足を延ばせるかな、と思って」
「ユニオン・スクエア?」
「グリーン・マーケットさ。行ったことない?」
「あー……一回だけ行ったかな」
「そんなわけで、今日もお供をお願いしますよ、
「どうせ嫌だって言っても連れてくんでしょ?」
そういうこと、とショーンが軽く笑う。彼女は昨日のことや、さっきのメアリーの言い訳を思い出して何となく気まずい気持ちになり、彼の顔から視線を逸らして、レイの上着を取るためにベッドから立ち上がった。
クローゼットからレイの分厚いダウンジャケットを取り出すと、彼が、今日は暑いくらいだからそれじゃかえって汗をかいてしまってよくないかも、と言うので、もう少し薄手のものを選んでそれをレイに着せた。
念のために彼女のバッグの中にレイのマフラーとニット帽を忍ばせ、挙句、こまめに手を消毒するための消毒用ジェルや、汗をかいてしまった時のためのタオルや下着の替えや何かをナディアに持たされたので、彼女のバッグははちきれんばかりになってしまった。
ナディアから坊ちゃんを地下鉄には乗せないで、ときつく言われたので、彼は渋々キャブを拾った。どんなウィルスが蔓延しているか分からないから、ということらしいが、地下鉄に乗せてあげることも今日の目的のひとつでもあったのでレイはとても残念そうだったが、それでもキャブの中で窓の外を眺めて、ひとりはしゃいでいる。
York Ave.(ヨーク・アヴェニュー)、89丁目でキャブを降り、そこから1st Ave.(ファースト・アヴェニュー)のほうへ向って少し進んだところにそのマーケットがあった。
「ヴィネガー・ストアー?」
「そんな酸っぱいもの食べたような顔して、レイ」
だってお酢、嫌いなんだもん、そう言うレイを笑いながら、彼が携帯電話を取り出した。
「――Hi , ゴードン。ショーンだ。今着いたよ」
「?」
彼が誰かと話をしている。どうやら店の関係者らしい。直ぐにゴードンという名のでっぷりとした、人の良さそうな顔をした男が店の前に現れて、彼らを奥の従業員用のドアの方へと案内してくれた。
ヴィネガー・ストアーという名前から浮かぶイメージとは違い、高級なフード・マーケットがその正体だ。その店内を奥へと進みながら、どこへ連れて行かれるんだろう? そんな顔のレイの手を引き、ラムカもどきどきしながらゴードンとショーンの後を追うように扉の奥の階段を上る。
「さあ、着いたよ」
「うわあ!」
そう言ってゴードンがドアを開くと、そこは一面に菜園が広がっていた。所狭しと野菜や果物が植えられ、何人かの従業員が水をやったり収穫したりしている。
「ここってマーケットのおくじょうだよね?」
「そうだよ。ここで野菜や果物を有機栽培しているんだ」
「ゆうきさいばい?」
「体に良くない農薬を一切使わずに、野菜や果物が本来持っている、生きようとする力を助けてあげるんだ。そうやって体に優しい野菜や果物を心を込めて育てているんだよ。それらを2階のカフェで使ったり、1階で売ったりしてるんだ」
「ふーん」
「今はまだ少ないけど、もう少し暖かくなってきたらもっとたくさん収穫出来るんだけどね」
「凄い……」
ラムカも一緒になって一面の畑を見渡していた。レタスが土の中から生えているのを見たのは実は初めてだったし、土の匂いを感じたのも久しぶりのことだ。
「ねえゴードン、これはなあに?」
「これは芽が出てきたばかりの野菜たちさ。えーっとこれは何の豆だったかな。こっちはキュウリかな」
「これからおっきくなるんだね」
ビニールハウスの方へと歩きながら、ゴードンがレイへ手招きをしている。
「レイ、こっちに来てごらん」
「なあに?」
「この葉っぱ、何だと思うかい?」
「うーん……わかんないや」
「引き抜いてごらん」
「ええ? いいの?」
「いいよ」
ゴードンがにこにこ笑いながら葉っぱを指差し、腰をかがめてレイが引き抜きやすいように土を少しほぐすように手助けをする。
「あっ! わかった! ニンジンだね!?」
オレンジ色の部分が見えてきて、よいしょっと言いながらレイが人参を引き抜いた。
「わあ、お風呂に入れてあげなきゃ!」
土の付いたニンジンを見たレイの言葉に、ラムカは思わずショーンと目を合わせて、くすくす、と笑ってしまった。
「こっちも抜いてごらん」
「こんどはなにかなあ?」
またよいしょっと声を上げてレイが葉っぱを引っ張ると、今度は赤いラディッシュが顔を覗かせた。それからゴードンが貸してくれた鋏を使い、熟れたトマトを枝ごと切ったり、ゴードンがレタスを切り取るのを手伝ったり、ラムカと一緒にイチゴを収穫したり。
イチゴはゴードンが「食べてごらん」と言ってくれたので、ラムカとせーの、でパクッと齧っては甘ーい!と声をあげ、ショーンの口にもはい、と言って大きなイチゴを食べさせたりしている。
「見て、レイ。こんなに!」
気が付くと、ゴードンが用意してくれたバスケットにはレイの収穫した野菜がたくさん詰め込まれている。早生の春キャベツやブロッコリー、ラディッシュ、ニンジン、レタス、ネギ、トマト、バジルやルッコラのハーブ、そして真っ赤なイチゴたち。
「レイ、これは全部君が収穫したんだよ」
「うん! いっぱいだね」
「ちょっと預からせてもらうよ」
「?」
レイの収穫した野菜の入ったバスケットをゴードンが部下らしい女性従業員に手渡すと、彼女はそれを持って建物の中へと姿を消した。
「楽しみにしててくれよ、レイ」
「うん!」
それから3人は暫くのんびりと菜園を見て周った。ショーンは従業員にあれこれと質問をしたり、何やら真剣な顔で野菜の味見をしたりしている。
ラムカはレイと一緒になって、やってきた鳥を追いかけたり、土の中から虫を見つけてそれに触れたり。
そんなことをしているうちに、腹の虫の方が鳴り出す時間になっていた。
ゴードンがそろそろ準備出来たかも、と言うので、レイの手を綺麗に洗わせてから3人は2階のカフェへと移動した。
このマーケットの2階のカフェでは週末限定でランチ・バイキングをやっている。ショーンが言っていた週末だけのイベント、というのはどうやらこのことだったらしい。
本来ならそこに並べられた料理を食べることしか出来ないのだが、ゴードンの計らいで、レイの収穫した野菜を特別に調理してくれた。
アンチョビとキャベツとブロッコリーのフジッリ、ニンジンや玉ねぎやパプリカのグリル、ルッコラと生ハムとチーズのサンドイッチ、そして、オーヴンで焼いたミニトマトにフレッシュなバジルを添えたサラダ。上からはチーズがたっぷりとふり掛けられている。
「うわあ、おいしそう!」
「レイ、これさっきのトマトよ」
「んー、美味い!」
トマトを手で摘んだショーンが、目を見開いて少し大げさに言う。
「食べてみろ、レイ」
「うーん…」
ラムカがレイの皿にトマトやバジルを取り分けてやると、レイは恐る恐る、といった感じでそれを口に運び、ん?といった顔でショーンの顔を見上げた。
「甘い!」
「そうだろ。バジルと一緒に食べてごらん」
言われたとおりにバジルの葉とトマトを口に入れ、今度はさっきよりも大きく目を見開いて、美味しい!と声を上げている。
「これも美味しいわよ、レイ。キャベツもブロッコリーもほら、とっても甘い!」
「ほんとうだ、おいしい!」
やがてレイはバイキングの料理にも興味を示し、ラムカと一緒になってそれをいくつか皿に載せて戻って来た。いつもなら敬遠する野菜のマリネをぱくぱくと頬張る姿を見てショーンが苦笑している。
ラムカは正直、料理の味付けそのものはショーンの方が美味しい、と思ったけど、とにかく野菜の美味しさそのものが格段に違う、ということにレイ同様に驚いていた。普段食べている野菜に比べて、甘さも風味も全てが力強い気がする。パンも評判どおりとても美味しくて、彼女もついいつも以上に食べ過ぎてしまった。
それなのに、デザートに並んでいたイチゴのタルトの美味しいことと言ったら!
もう料理だけでお腹がはちきれそうだと思ったのに、ぺろり、と平らげてしまった。
コーヒーもちゃんとマシーンが設置してあるので、淹れたての美味しいものを飲むことが出来るのだ。もちろん、お代わり自由。
2杯目のコーヒーを持ち、ラムカが興奮気味に席に着いた。
「やばい、ここ。ハマりそう」
「そう?」
「本当にこれで12ドル? ここってアップタウンの高級マーケーットのカフェよね?」
「Yeah ,
「ほんと! 色々買って帰ろうかな」
「……ねえ、シェリー」
「うん?」
レイがお腹を押さえてもじもじし始めた。
「Oh , お腹が痛くなったの?」
「うん……」
「いいよ、俺が連れてく」
「でも……」
「いいって。レイ、こっちおいで」
ショーンがレイを連れて席を立つ。二人の後ろ姿を見送っていると、隣のテーブルの女性と目が合ったので、Hi と笑みを向け、彼女はコーヒーの入ったマグカップを口に運んだ。周りからは家族連れに見られている気がして、何だか妙な気分がする。
この間もそうだったけど、レイはこうしてお出かけをする度に本当に嬉しそうだ。家族でこうして出かけることは余りないのかしら。幼稚園に迎えに行ったらそのまま家で過ごしているし、友達と遊んでいる様子もないし。
レイは決してそんな言葉は口にしない子だけど、本当は寂しいのではないのかしら。
何となくそんなふうに思えて、彼女は少し考え込んでしまった。
そんなふうにしばらくぼんやりと考え事をしていると、そこへさっきのゴードンがやって来たので、彼女は笑顔で彼に椅子を勧めた。
「今日は本当にお世話になりました。レイもびっくりするくらい野菜をたくさん食べてくれて」
「そう、それは良かった」
「評判は聞いてたんだけど、実は初めて来たんです。想像以上にとっても素敵な店! 今度また友達を連れて来てみます」
「友達と? あいつとじゃなくて?」
ゴードンが悪戯っぽく笑うので、ラムカは笑いながら手のひらを彼に向けて首を振った。
「彼とは? もう長いんですか?」
「そうだね、大学の頃からだから10年以上になるかな。歳は俺のほうが2つ上になるんだけど」
「そうなんだ」
「いい奴だよ。ちょっとばかし、女たらしだけど」
「ふふ、そうみたいですね」
「まあ……それも仕方ないけどね」
「?」
「ああいや、何でもない。それより、もう少し暖かくなってきたらまたレイを連れてくるといい。もっとたくさん収穫出来る筈だから」
「ええ、是非!」
「しかし子守だけじゃなく、お抱えの料理人を引き連れてとは随分とセレブリティな子供だけど、でもとってもいい子だね」
「ええ、本当に。いい子すぎるくらいで」
「実を言うと、あいつから連絡もらった時にはどんな生意気な子供を連れて来るのかと思ってたんだけどね。まー、うちのチビのほうがよっぽど言う事きかないよ」
そう言ってゴードンは肩をすくめて笑ってみせた。
「本当は彼、今日は休みだったのにわざわざ連れて来てくれて。何だかんだ言ってあの子が可愛いみたい」
「休みだったのか。ふうん、あいつらしいな。そういやあ、この間は甥っ子達も連れて来たよ」
「本当?」
「あいつの姉さん、シングル・マザーなんでね。時々面倒見てやってるらしいよ」
「ふうん……」
「ま、ガキ放ったらかして女といちゃいちゃ喋ってたけどね」
「ええ? また?」
「――俺の悪口で盛り上がってるだろ」
ゴードンにつられて笑っていると、ショーンがレイを連れて戻って来た。
「Yeah , お前の昔の悪事を彼女に色々と話してやってたとこさ」
「あくじ、ってなあに?」
「あー、華々しい経歴のことさ。でも聞くのはやめとけよ、レイ」
「レイ、もうお腹は大丈夫?」
「うん!」
「美味しいものいっぱい食べたもんねー。きっとお腹がびっくりしちゃったのね」
「ショーンったらね、僕のパンツおろして、おしりがきれいにふけたかどうかまでチェックするんだよ! もう! まるでナディアみたいだよ」
「ぷっ!」
「だってうちの甥っ子ときたら、これくらいの歳の頃までクソまみれだったからさ」
「Hey !」
「Oh ! Sorry ,
* このお話のあとがきはこちら⇒
https://kakuyomu.jp/works/1177354054892660029/episodes/1177354054892682789
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
-第14話 用語解説-(作中*印のついていた言葉)
・「シェリー先生」
Miss Sherry = お気付きの通り、本来「Miss」という敬称はラストネーム、つまり日本で言うところの 苗字につけられるべきなのですが、幼稚園やジュニア・スクール等、小さい就学児たちは女性の先生に対して(既婚・未婚問わず)「ミス・誰々(ファースト・ネーム)」と呼ぶ習慣があるようですね。
もちろん全ての学校がそうではなさそうだし、「ミス・テイラー」と呼ばせている学校もあるようですが。
レイ君がショーンと出会った時に「ミス・シェリーと出会うんだよ」と言っていたのは作者の間違いだと思われるかもしれませんが、実はそういう意味で言っていたようです。
そう言えばそこのところを説明し忘れていたな、と思い、今更ながら説明させていただきました。
そしてショーンさんは半分ふざけているというか、子供の真似をして「ミス・シェリー」と呼んでいるわけです。
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