プロローグ2
『こちら日本軍所属第二派遣部隊、援軍に参った』
作戦開始から初めての良報だった
がまだ戦局は不利のままだった
日本軍の主力戦術機「クサナギ」は第二世代戦術機、敵の戦術機「ハリケーン」は第2・5世代戦術機で性能は敵が上そして「クサナギ」は近接戦闘と機動力を重視している敵は長距離ミサイルを装備している戦局はかなり不利だった
「ユーコン基地基地長のグラハム フラガ大佐だ」『日本軍第二派遣部隊隊長新井 翔少佐です』
基地長は軽く挨拶し今の状況を話た
「新井少佐、そちらの戦力でなんとかできるか?」
基地長は到着すぐに新井少佐に問うた
『わかりません、全力を出すが念のため基地から避難を・・・』
「わかった・・・」
通信が終わった新井少佐は直ちに部下達に作戦を説明し兵を敵と一緒に横陣に陣を展開した
指令室では皆が何をするかとモニターに写るマーカーを見る
「なにっ!」
その時、指令室に居る全員が驚いた
一機が猛スピードで陣を離れ敵に突っ込む機体があった
その機体は隊長機の「クサナギリペア」新井少佐である
その機体は敵のソ連軍も確認、すぐに長距離ミサイルを発射した
雨のように襲って来るミサイルだが新井少佐は冷静に機体を動かし全て紙一重でかわす
敵はさらにミサイルを発射したが新井少佐が操る「クサナギリペア」には一つも当たらない
そして段々と距離を縮めて行き
新井少佐は「クサナギリペア」の右手にビーム刀を装備し左手には短刀を装備した
そして十分に敵との距離を縮めた新井少佐は左手に装備して短刀を目の前の敵戦術機の頭部目掛けて投げた
それを見事に頭部に刺さった
そして刺さった反動でその戦術機だけ攻撃が止まった
それを狙うかのように止まった戦術機をビーム刀で一刀両断した
さらに左手にビーム刀を装備して左右の戦術機を真っ二つにする
敵と接触しほぼ一緒で戦術機を三機撃破した
その新井少佐の動きに指令室のいる全員がモニターに釘付けになった
モニターに写し出される新井少佐が操る「クサナギリペア」はもう人間業では無かった
悪鬼羅刹・・・日本で言うその言葉が一番似合っている
それを思うのは敵も一緒であった
『よしっ、全機矢印の陣、敵を蹴散らせ』
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