第33話 休日の朝

 休日の朝、猫はいつもの時間にわたしを起こす。猫のごはんの時間だ。仕方がない。わたしはなんとか起きて猫にごはんをあげる。そして二度寝だ。

 わたしが二度寝している時また猫に起こされた。わたしの体に飛び乗ってきたのだ。時計を見ると一時間しか経っていない。

 何故?

 せっかく気持ち良く寝ていたのに。わたしはまたベッドに潜り込む。しかし猫も諦めない。わたしの体の上に乗り動かない。わたしは猫に聞く。


「ごはん食べたいの?」


 猫は何も言わないがわたしをじっと見ている。わたしは仕方なく起きて猫にごはんを少しだけあげる。そして三度寝だ。今度こそ寝てやる。わたしはそう思いベッドへ潜り込む。そしてわたしがうとうとし始めた頃猫はやってきた。またもやわたしの体の上に乗る。

 猫は何がしたいのか。結局わたしは目が覚めてしまったので起きる。すると猫はわたしにすり寄ってきた。単に猫はわたしを起こしたかったようだ。

 わたしはもう少し寝ていたかったのに……。

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