超宇宙戦闘機＿GUN_FIGHTER_《01》

時空変動

　深夜、とある格納庫の中に、一人の人物が寂しげな面持ちで佇んでいた。

　天井には、非常灯だけが薄暗い光を放っている。

　その人物の正面には、大きな金属の物体が置かれている。

　その人物は、いかにも冷たそうな金属の塊に、そっと手を当てて小さく呟いた。

〘？〙

「君には、今まで本当に辛い思いをさせた。心の底から申し訳ないと思っている」

　唇を『ギュッ』っと噛み締める。

〘？〙

「あの子には、自分の好きな人生を歩ませる。悪い事さえしなければ、それでいいと思っている。だから、安心して欲しい」

　細く鋭い瞳からは、薄っすらと涙が滴り落ちた。

〘？〙

「本当に、すまなかった」

　その人物は贖罪の言葉を述べると足早に、その場から去って行った。

　更に夜は老けていく・・・・・・

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