納得できる一本の道

初めから 決めている事と

初めから 決まっている事とは


他人から見れば 同じだけれど

本人には実は 少し違うんだ


運命だったとか 思うかもしれない

最終的な選択をしたと

違う選択肢の話も 未来ではするかもしれない


けれども自分の前に 一つの道しか無ければ

それが険しくても見えなくても 進んでいたし

進んできて 今があると思う


それと同じで 二つの道があった時

実際どちらにしようか 悩んで足掻いている姿も

きっと嘘の姿では無いだろう


けれど心は既に 良い意味でも 悪い意味でも

それは他人には分からないが

どちらかに ほんの少し傾いている


どちらの道に進もうかと一本の棒を取り出して

倒れた方に決めようと考えた時

既に傾きが決まっているような

こっちに倒れろと何処かで願う


人に尋ねるのであれば

どう思うと聞きながらも

誰かに少し勇気付けて欲しい感覚

お前頑張れよと 言われたい本音が既にある


人はちゃんと 自分で道を決めている

失敗した時の言い訳や 逃げ道を作りたいだとか

上手く行かなかった時 他人のせいにしたいだとか


そういうものではなく ただもう一つの道より正しいと

何より自分の心に 言い聞かせてあげたいのだと思う


この道を選んだ自分に 誇りを持たせて

人生という曲がりくねっていても 自身が納得がいく

一本の道を 描きたいのだと思うのです

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る