その先の恐怖

怖いと思う瞬間は 沢山ある

失敗だって間違いだって 怖いと感じる


項垂れて 涙を堪えて立ち止まる事も

躓いて傷だらけになる事も確かに怖い


けれど一番怖いと感じる部分は 其処では無いんだ


膝まで付いて 砂を掴みながら涙を流してしまった

その後を考えると 足がすくんでも一歩でも進む


怖いのに進むのは おかしい話だと思うだろうけれど

その場所から立てなくなって 涙は枯れる事を忘れる

それに一番恐怖を憶えるんだ


そして立ち上がる事も 泣き止む事も出来ず

足を抱えてしまって 動かない事にも動く事にも恐れを抱き

何も出来なくなる事が 一番怖いのです

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