彷徨う夢

夢の中の夢に 彷徨っている


寝ているのか 起きているのか

出口が見つからない 早く見つけないと・・・

ただそれだけだ


違う道を辿っているのに 又同じ分かれ道


何故だと 自問自答を繰り返しても

言葉は返っては来ない


今 此処から抜け出したい

ただそれだけだ


暗い闇の中に見た光に向かえば 白い闇に包まれる

衰弱しきった精神 光と闇の区別もつかない


突然 堂々巡りの思考は

わしつかみにされて 切断された


何気ない日常は 何気ない顔でやって来た



大丈夫 とりあえずの拙い安堵

夜が来るまで 夢は見ないで済むから……――

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