白い本

涼月 愁明

言い切れないからこそ

運命だとか宿命だとか 人に言われると

つい信じていないと 僕は言ってしまう


自分の一秒先は 誰も分かりはしない


神様なら知っているって?


僕は神様を見たことは無い

その考えと同じなんだよ


僕は一秒先を 見たことは無い

僕の目に映る時には それは今となる


単なる言い訳に聞こえるかい?


じゃあ君は 神様を見たことはある?


一秒先を 未来を知っている?


だけど絶対居ないとも 言い切れないから

存在する可能性はあるのかもしれない


一秒先を未来を想像し予想して

希望を何処かで抱きながら 今という瞬間を生きている

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