第1話《百人目の顔》への応援コメント
コメント失礼します。
百人に断られた美桜が、百人目を境に「もう自分で決める」と踏み出す。
この静かな決意が、妙に胸に残る。
特に佳乃の「嘘はメイクに含まれておりません」と、榊原の徹底した事実確認(笑)。
二人とも慰める言葉は持たないのに、どこか美桜を支えているのがいい。
そして、姉を断った直後に妹を紹介してほしいという神代家のちゃっかりぶりには、さすがに牡丹の即答を応援したい。
けれど、一番切ないのは、百人分の綺麗な言葉の裏に、美桜がずっと見ないふりをしてきた本音があること。
黒いストールを外すたび、ほんの少し期待していたのだろう。
最後の「美男美女が嫌いだった。」には思わずニヤリ。
これは単なる玉の輿のお見合い譚ではなく、自分の人生の主導権を取り戻す物語。
百回目で終わったのではなく、ここから美桜の人生が始まる。
次に彼女が誰と出会うのか、楽しみ。
作者からの返信
虎口兼近様
『コミュニケーション許可局』に続き、こちらの作品にも足を運んでいただき、本当にありがとうございます。
またこうして感想をいただけたことを、とても嬉しく思います。
美桜の静かな決意だけでなく、佳乃の言葉や牡丹の対応、そして美桜自身が抱えてきた本音にまで目を向けていただき、作者として大変ありがたく感じています。
百回のお見合いを経て、美桜がたどり着いたのは、決して前向きとは言えない感情でした。
けれど、その感情を抱えた彼女が、これから何を考え、何を始め、どんな騒動を巻き起こしていくのか。
この物語では、そんな美桜の少しばかり厄介で、どこか憎めない生き方を描いていければと思っています。
前作とはまた違った作風になりますが、こちらも楽しんでいただけましたら幸いです。
今回も心のこもった感想を、本当にありがとうございました。
第2話《百回目の仕事》への応援コメント
コメント失礼します。
百回のお見合いが終わった瞬間、ようやく美桜自身の人生が始まったような気がする。
けれど、今話で一番胸に刺さったのは佳乃の涙。
「仕事ですので」と淡々と百回を積み重ねてきた人が、最後にこぼした一滴。
あれは単なる仕事の失敗ではなく、百回分の想い。
しかも美桜の「あなた、結婚相談所だったの?」には思わず笑ってまう。
慰めるでもなく、同情するでもなく、佳乃の仕事そのものを認める美桜らしさがたまらない。
そして、百一回目のお見合いは拒否したのに、佳乃の九時四十五分はしっかり受け入れる。
この二人、もう立派な名コンビやん(笑)。
捨てないストール、消えた化粧、変わらない明日の予定。
終わったものと、終わらなかったもの。
その対比がじんわり心に残る。
百回の不成立が、二人の関係にとっては百回目の大切な積み重ね。
なんとも温かい余韻。
作者からの返信
虎口兼近様
いつも丁寧な感想をありがとうございます!
佳乃の涙に注目していただけて嬉しいです。
百回のお見合いは、美桜にとって百回の不成立でしたが、佳乃にとっても百回、自分の仕事と向き合ってきた時間でした。
美桜の何気ない言葉が、佳乃にとっては何よりの救いになったのかもしれません。
「立派な名コンビ」というお言葉も嬉しいです(笑)。
ストールや化粧に込めた意味まで丁寧に読み取っていただき、作者として本当にありがたく思います。