2026年9月5日 09:18 編集済
バベルへの応援コメント
参りました(笑)前半の坂根さんの、随所に散りばめられた「嘲笑」。これが全て、意味あるものとして伏線回収される後半。例えば、水谷さんの車を見て「ファミリーカー」と、軽くみる。しかしその車を選んだであろう理由が示される後半、本当にお見事でした。本当に文章がきれいだなって、憧れます。冒頭の部分で、夢であった作家として原稿に埋め尽くされた机の筈が、稟議書に置きかわっている描写。これだけで坂根さんのキャラクターがかなり説明されているんですよね。ダチョウ倶楽部よろしく「つかみはOK」な感じで😅坂根さん、決して嫌な人ではないんですよね。誰も傷つけない、嫌味も言わない。少し世の中を斜に構えて見て、一見もう絶望しているような人なのかなと思いました。でも、違うんですよね。色々と世の中や夢を見ては失望を繰り返したことで、期待をしなくなったのだろうなと。もう傷つきたくない、というどこか繊細さを私は感じました。だからこそ、後半での水谷さんが見せた「動き」を心根の優しさとして捉えることが出来たのではないでしょうか。お茶を渡す、スライドドア(ソリオやルーミーか、あるいはセレナ?)はお母さんのためだったのだろうと気づいていく描写。これは坂根さんが本来持っている優しさそのものだなって。もう一度、人として女性として温度感(?)を持って見ようという、先への期待につながる読後感もあたたかくて、素敵な作品でした。長々ごめんなさい、ありがとうございました。
作者からの返信
舞茸 満さま今回も温かいご感想と、レビューまでをいただいてしまい、本当にありがとうございます。自己満足で書いたような作品でしたので大変恐縮しつつも、すごく嬉しく思っております。前半の「嘲笑」のくだりは、私自身のメンタリティが半分ほど入っているためか書きやすかったです(笑)。稟議書なども、コロナ以降、実際にはペーパーレス化が進んでいる職場も多いのではないかと思いますが、描写説明上の「つかみ」として受け取っていただけて何よりです。坂根の性格については、原曲を歌っている「重音(かさね)テト」というボーカロイドのキャラクターからイメージを借りています。軽いノリで少しシニカルだけれど、どこか憎めない雰囲気を目指しました。また、現実に失望を繰り返して期待しなくなってはいるものの、完全に絶望しきっているわけではない……という感じも、楽曲の歌詞から膨らませたものでした。拙文ながら、何とか描写できていたようで、とても嬉しいです。後半は『バベル』の歌詞を強引に回収するため、「いくらなんでもしんみりモノローグがだらだら長すぎる!」と私自身も坂根のように自嘲しながら書いておりました(笑)。それでも、ファミリーカーの真意に遅ればせながら気づいていく描写から、小説後の展望を受け取っていただけて嬉しいです。いつも物語の意図をこまやかに掬い取ってくださり、執筆の何よりの励みになっております。温かいお言葉をありがとうございました!
編集済
バベルへの応援コメント
参りました(笑)
前半の坂根さんの、随所に散りばめられた「嘲笑」。これが全て、意味あるものとして伏線回収される後半。例えば、水谷さんの車を見て「ファミリーカー」と、軽くみる。しかしその車を選んだであろう理由が示される後半、本当にお見事でした。本当に文章がきれいだなって、憧れます。
冒頭の部分で、夢であった作家として原稿に埋め尽くされた机の筈が、稟議書に置きかわっている描写。これだけで坂根さんのキャラクターがかなり説明されているんですよね。ダチョウ倶楽部よろしく「つかみはOK」な感じで😅
坂根さん、決して嫌な人ではないんですよね。誰も傷つけない、嫌味も言わない。少し世の中を斜に構えて見て、一見もう絶望しているような人なのかなと思いました。でも、違うんですよね。色々と世の中や夢を見ては失望を繰り返したことで、期待をしなくなったのだろうなと。もう傷つきたくない、というどこか繊細さを私は感じました。
だからこそ、後半での水谷さんが見せた「動き」を心根の優しさとして捉えることが出来たのではないでしょうか。お茶を渡す、スライドドア(ソリオやルーミーか、あるいはセレナ?)はお母さんのためだったのだろうと気づいていく描写。これは坂根さんが本来持っている優しさそのものだなって。
もう一度、人として女性として温度感(?)を持って見ようという、先への期待につながる読後感もあたたかくて、素敵な作品でした。長々ごめんなさい、ありがとうございました。
作者からの返信
舞茸 満さま
今回も温かいご感想と、レビューまでをいただいてしまい、本当にありがとうございます。
自己満足で書いたような作品でしたので大変恐縮しつつも、すごく嬉しく思っております。
前半の「嘲笑」のくだりは、私自身のメンタリティが半分ほど入っているためか書きやすかったです(笑)。
稟議書なども、コロナ以降、実際にはペーパーレス化が進んでいる職場も多いのではないかと思いますが、描写説明上の「つかみ」として受け取っていただけて何よりです。
坂根の性格については、原曲を歌っている「重音(かさね)テト」というボーカロイドのキャラクターからイメージを借りています。軽いノリで少しシニカルだけれど、どこか憎めない雰囲気を目指しました。また、現実に失望を繰り返して期待しなくなってはいるものの、完全に絶望しきっているわけではない……という感じも、楽曲の歌詞から膨らませたものでした。
拙文ながら、何とか描写できていたようで、とても嬉しいです。
後半は『バベル』の歌詞を強引に回収するため、
「いくらなんでもしんみりモノローグがだらだら長すぎる!」と私自身も坂根のように自嘲しながら書いておりました(笑)。
それでも、ファミリーカーの真意に遅ればせながら気づいていく描写から、小説後の展望を受け取っていただけて嬉しいです。
いつも物語の意図をこまやかに掬い取ってくださり、執筆の何よりの励みになっております。
温かいお言葉をありがとうございました!