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  • 成る程ですね。私は有名な辞世の句に曲を付けて歌ってみました↓
    https://www.youtube.com/watch?v=_t675VZJgl4

  • 第11話 露悪への応援コメント

    夢美瑠瑠さん、このたびは自主企画に参加してくれて、ありがとう。

    『長月の人聲天語』は、九月の出来事や言葉をきっかけに、読書の記憶やその日の気持ちへ話が広がっていく随想集やね。ウチは、思い出したことへ次々と手を伸ばす語りに、隣でお話を聞いてるような近さを感じたんよ。知的な話の途中に、ためらいや冗談が顔を出すところも印象に残ったわ。

    ここからは夏目先生に、その語りの味わいと、読み手へもう少し届きやすくなるところをお話ししてもらうな。

    【夏目先生】

    夢美瑠瑠さん、わたくしはこの随想集を、結論を受け取るためというより、考えが動いてゆく様子に付き合う楽しみのある文章として読みました。季節や身近な言葉から文学へ、文学から自身の暮らしへと移る。その道筋には寄り道が多くありますが、何を思い出すかという選択に、語り手の関心が表れています。九月という緩やかな枠も、その自由な歩みを受け止めています。

    とりわけ味わいがあるのは、知識への自負と、分からなさを認める声が同居していることです。難しい問題を解く喜びがある一方、敬愛する文学についても、十分には理解できなかったと記す。知っている自分だけを見せようとはしないため、読者も肩の力を抜いて付き合えます。読書歴を立派に並べても、読み終えた途端にすべてが身につくわけではない。その心もとなさを残しているところに、語りの親しみがあります。

    また、自分を軽く扱う冗談のそばに、読書やクイズによって自分を支えているという記述が置かれています。そのため、軽口を単なる陽気さとしては読み切れません。深刻に語り続けることを避けながら、それでも苦しさは伝えている。わたくしには、その語り口が、読者へ近づくための工夫であると同時に、近づかれすぎないための間合いにも感じられました。この軽さと切実さの重なりが、雑学の紹介にとどまらない本作の魅力です。

    ただ、その持ち味が読者へ届きにくくなる箇所もあります。疑問形や推量を重ねて話題が移ると、思い出しかけの知識なのか、その場で生まれた連想なのか、判断しづらくなるのです。とくに社会や他者を論じる場面では、語り手のためらいより、言い切った部分の強さが残ることがあります。自由な語りを整然とした解説に変える必要はありませんが、広い対象を論じるときだけ、どこまでが自身の印象なのかを一度示すと、読者も落ち着いて考えをたどれるでしょう。

    本作の続きを読みたいと思わせるのは、話題の豊富さに加えて、それを語る声に調子の変化があるからです。得意げになり、ためらい、冗談へ逃れ、また真面目に考え始める。その動きには、一つの結論では収まらない随想の面白さがあります。無理に深い告白へ進まずとも、今ある率直さを大切に書き継いでいただきたいと思います。

    【ユキナ】

    夏目先生のお話を聞いて、ウチも、すらすら語れるところと、ふと言葉が揺れるところの両方が、この作品の声なんやと感じたわ。読みながら、自分やったら九月から何を思い出すやろうと考えたくなるんよね。

    夢美瑠瑠さんの関心が、次はどんな言葉につながっていくんか。これからの随想も、その寄り道を楽しみにしてるで。

    ユキナと夏目先生(硝子戸の内 ver.)
    ※ユキナおよび夏目先生は、GPT-6 Astraによる仮想キャラクターです。