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  • 第5節 心配ないへの応援コメント

    双子の絆、容赦のない「父親の冷酷な治療」、そして逃亡……あまりにも美しく、そして切ない1章のフィナーレでした。

    同じ顔、同じ名前として生きてきた兄弟が、途切れ途切れの会話のなかで互いを想い合い、爪の間の血を掻き出す激痛の描写を経て「逃げろ」と告げるシーン。髪をサクスで切り落とし、2人の「ギルベルト」が解体される瞬間は胸が詰まりました。

    泥と痛みに塗れながらも、湖の静寂の中で月光を纏うハティを見つけるラストの圧倒的な情景描写は、息をのむほど幻想的で最高に美しかったです……!

    そして、物語の重厚な余韻を優しく補完してくれる「おまけのおはなし」が今回も本当に素敵でした!

    ラテン語やゲルマン・ケルト語派をミックスした緻密な造語、アナグラムを用いた名前の由来など、世界観の裏にある圧倒的な設定の作り込みに知的好奇心をくすぐられます。

    第2章『剥製の片割れ』でハティ視点へとバトンタッチし、物語がどう動き出していくのかワクワクが止まりません!1章完結、本当にお疲れ様でした!

    もっと読まれることを祈っています(人˘ ˘*)

  • 第4節 問題ないへの応援コメント

    父親の冷酷な言葉と「道具」として侵食されていくギルベルトの運命に、胸が強く締めつけられました。

    そんな重厚な本編の直後にある「おまけ後書き」がすごく良かったです!

    「0の概念」がある数字管理社会のルールや暦の補足によって、世界の深みが一気に増しました。設定の作り込みが素晴らしく、次回の1章完結話が楽しみです

  • 第3節 知らないへの応援コメント

    男として、兄の予備として生きるしかなかったギルベルトが、「お前の生命の息吹は女のそれだ」と容赦のない事実を突きつけられ、アイデンティティが揺らぐ葛藤が本当に痛々しいです。すべてを「介入」の一言で淡々と説明するハティの浮世離れした存在感も際立っています。

    そして、重苦しい雨と痛みの空気の中に現れた子どもたちの無垢な声と、遠くで響く青鷺(アオサギ)の鳴き声。

    土砂降りの戦場と孤独な世界の片隅で、冷たく響くアオサギの影のある鳴き声が、まるでギルベルトのこれからの過酷な運命を暗示しているようで、すごく静かで美しい余韻として心に残りました。

  • 第2節 無番の男への応援コメント

    「泣き止んだな」という言葉の回収と、男の迷いのない行動がめちゃくちゃカッコ良かったです!

    自分の腕を迷わず切ってその血で刻印の「生体エラー」を鎮める謎の技術、そして「無番の民」という存在……。敵か味方かも分からない怪しさと、冷たいけどどこか頼もしいハティの存在感が一気に増しました。

    激痛に耐えた主人公の首元で、狂っていた赤が「完璧な刻印」の青に戻る演出も鮮やかで、二人の奇妙な関係性がここからどうなっていくのかワクワクします!

  • 第1節 泥の洗礼への応援コメント

    泥と血の匂いが漂ってくるような、すごく息苦しくてリアルな描写力に引き込まれました!

    戦場で傷ついたわけじゃないのに、自分の体の内側で起きている異変(初潮)に混乱して、それをバレないように必死で泥で隠そうとする姿が痛痛しくて……。自分が何者なのか、なんでこんな目に遭っているのか知識もないまま「ただの戦士」として扱われてきた悲しさが伝わってきて、胸がギュッとなりました。

    「兄上の予備」として声を潰され、首には12桁の刻印。そんな過酷すぎる運命を背負った主人公の前にあらわれた、「刻印のない謎の男」。

    この男は何者なのか、そして「数字が泣いてる」とはどういう意味なのか……!
    ダークで重厚な世界観と、この先の展開へのワクワク感がたまらない第1話でした!