2026年10月30日 15:41
第三話「二階」への応援コメント
誰も住んでいない二階から、妻だけに聞こえる音。そして扉を開けた先の光景にはぞっとしました!でも、いちばん怖かったのは、子供が無事に生まれたあとも、夫婦があの夜について話そうとしないことです。「聞こえない」は最初から夫の状態でしたが、最後には夫婦そろって「聞かない」を選ぶんですね。怪異そのものは消えても、二人の間には決して開けられない部屋が残ってしまったように感じました。最後の「空いている」という表現も巧いですね。誰もいないことと、何も存在しないことは同じではない。日常に戻ったはずなのに、静かに恐怖が残る結末でした。
2026年10月30日 15:40
第二話「廃病院」への応援コメント
「大丈夫」を繰り返す橘の姿が、何とも不気味でした。特に面白いのは、レントゲン写真という小道具です。本来は人間の身体の内部を確かめるためのものなのに、それを拾ったことで、今度は橘の「中身」が本当に以前と同じなのか分からなくなる。外見は同じでも、そこにいるのは本当に彼なのか。しかも語り手は、真実を確かめるために会いに行こうとはしない。幽霊を見た恐怖以上に、親しい友人を信じられなくなった恐怖が残る一編でした!
2026年10月30日 15:39
第一話「三本杉」への応援コメント
死を望んで集まった三人が、実際に死を目の当たりにして逃げ出す。その心理の反転が生々しいですね。特に印象的だったのは、三本の幹が絡み合って一本になった杉です。三人もまた、「見なかったことにする」という一つの決断で結ばれてしまったように感じました。主人公は生きて山を下りた。でも、その決断の重さからは逃れられない。最後の、枝だけが届かない高さになっているという結びも秀逸です。物理的な危険は遠ざけられても、心に残るものまでは取り除けないのですね。
2026年8月21日 12:38
じわじわきました……。三本杉は人の業が成した"なにか"なのか、最後まで明かさないところが、舌のざらつきを歯で擦った後のような、妙な後味を残していて、とっても素敵。一寸先の自分の未来を目の当たりにして願いを反転させる彼らの行動も、どこまでも人間らしくて好きでした。次の怪談、待ってます
作者からの返信
コメント、ありがとうございます。彼らは人間でした。そして、本当は最後どうなったかという答えはないんですよ。ただ、三本杉は実在します。現在、本物の場所は伏せられています。枝が落とされた理由も実話……と思っていただいて結構です。次回も何かしら投稿しますね。
第三話「二階」への応援コメント
誰も住んでいない二階から、妻だけに聞こえる音。そして扉を開けた先の光景にはぞっとしました!
でも、いちばん怖かったのは、子供が無事に生まれたあとも、夫婦があの夜について話そうとしないことです。
「聞こえない」は最初から夫の状態でしたが、最後には夫婦そろって「聞かない」を選ぶんですね。
怪異そのものは消えても、二人の間には決して開けられない部屋が残ってしまったように感じました。
最後の「空いている」という表現も巧いですね。誰もいないことと、何も存在しないことは同じではない。
日常に戻ったはずなのに、静かに恐怖が残る結末でした。