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  • https://kakuyomu.jp/works/2912051601511066275/episodes/2912051606211541141
    snowdrop様より、参りました。
    すごい作品!と思いました。

    作者からの返信

    ありがとうございます!!!

  • 拝読しました。
    また、書かせてください。読み終わったあと、少し書きたい気持ちが残りました。



    「大切なご報告」と題されているのに、記事は「今緊急で記事を書き始めた」というところから始まって、なかなか本題に辿り着きません。「私のひみつ」「私には夢があります」と、何度も近づいてくるようで、そのたびにまた違う話へ流れていく。読んでいるあいだ、ずっとその引っ張られ方に付き合わされている感じがしました。この遠回り自体が、とても印象に残っています。

    この作品の奥で静かに支えているものについて、私なりに考えました。



    まず気になったのは、「大変に好評なその文体は、実は私の狂いから、生まれた文体であったのですよ」と言ったあと、その狂いを「皆さまの望む狂い」と呼んでいるところです。自分の文章を、自分の内側だけから説明していない。読者が求めているものを自分の書き方の側へ取り込んで、その文章をまた「皆さん」へ差し出していく。

    だから読み進めても、読者はずっと外側にいてくれません。「共犯者」になり、「蠅」になり、「加害者」になり、それでも「私はあんたらのことが大好きです」と言われる。呼ばれ方はころころ変わるのに、話しかけられる相手であることだけは最後まで変わりません。

    いちばん立ち止まったのは、

    「けれども本当の言葉は、どれがどれか分からないし……」

    に続けて、

    「けれども語るしかないんだわ」

    と置かれているところでした。

    それより前から、「分かっていただけるかは分からない」「そんなの私には分かりません」と、自分で言ったことの確かさを、自分でもまた問い直すような言い方が何度も出てきます。それがとうとう「本当の言葉」そのものへ向かう。普通ならそこで止まってもおかしくない気がするのに、止まらずにまた語りが続きます。

    何が本当かを決められないことが、語ることの終点になっていない。

    そのあとは短い段落が増えて、言葉の形そのものまで変わっていくところがあります。何が起きているのか正直よく分からないところもあるのですが、少なくとも、文の呼吸がそれまでとは違っていくのは見えました。それでも終わる少し前には、ぽつんと「ほんとうなの」と置かれる。でも、この一言で何かが決まった感じはしませんでした。「本当」が何なのかという問題は、そのまま残っているように感じます。

    ここまで読んで、何度も出てきた「夢」のことも気になりました。途中で「私には夢があります」と何度も言われるのに、中身はずっと伏せられたままです。その途中には、「この人生のタイトルは何だろう」「私が著者であるのに、それが分からないのは、物語に似ている」という言葉まで出てくる。自分を「著者」と呼べるのに、自分の人生につけるタイトルは分からない。

    その問いが出たあとも、読者との話や「狂い」の話、「本当」をめぐる言葉は止まりません。

    そして最後になってようやく、

    「将来、わたし……小説家になりたいんだぁ」

    と、ずっと伏せられていた夢の中身が具体的な言葉になります。

    私はこの終わり方が好きでした。「小説家になりたい」という言葉は確かに出てくる。でも、それで「この人生のタイトルは何だろう」という問いまで答えられたわけではないし、それでも、「本当の言葉」がどれなのかは決まらないままです。夢についてはひとつ言葉になったのに、語り手自身については、まだ言い切れないものが残っています。

    あれだけ「皆さん」「読者」「ファン」「アンタら」と呼び続けて、最後にも「見てよ聞いてよ」とこちらを呼んでから差し出される一文だから、私はあの「小説家になりたい」を、すべての答えというより、長く語り続けた末にようやくこちらの前へ置かれた、ひとつの言葉として受け取りました。

    それが最後まで残る言葉なのかどうかまでは、本文は決めてくれない。その決めきれなさごと、読み終えたあとにも残りました。



    別記

    もう一点だけ気になりました。

    この作品そのものには、もう題名があります。

    でも本文の中では、語り手は自分の人生に、どんな題名をつけるべきか、まだ分からないままです。自分を「著者」と呼びながら、その題名だけは分からないと言うところです。

    そして最後には、これから何になりたいかだけは、具体的な言葉になります。未来の夢は言葉になる。でも、「この人生のタイトル」は、最後まで示されません。

    なぜなのだろう、と少し引っかかりました。

    本文はその理由までは答えてくれません。

    作品には題名があるのに、その中で語られている人生の題名だけは、最後まで分からない。その問いが残りました。

    作者からの返信

    Linaさん、返信が遅くなって申し訳ございません。
    半ば実験的な作品でした。人生のタイトルについては、みんな考えていますよね。

    けど、捻じ曲げられることもありますよね。若い時は特に…

  • 近況ノートかと思い覗いてみたらとんでもない作品に出会えてビックリしました……。
    ここ最近読んだ作品の中で一番ヤバいかもです。

    作者からの返信

    気に入ってくれたなら何よりです。レビューありがとうございました。