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  • 偽りの勝者への応援コメント

    読み合い企画から来ました!

    冒頭から叩きつけられるような、圧倒的なまでの自己否定と絶望の独白に、息を呑みました。
    「生きる事に向いていない人間」「失敗作」「逃げ続けた人間」――主人公が抱える深い無力感や、自分に向けられた容赦ない言葉の数々が痛いほどリアルに描かれており、読んでいるこちらもその重苦しい空気の中に引きずり込まれるような感覚を覚えます。

    特に印象的だったのは、「自然災害が起きて、数多くの犠牲者の中の一人になるのが、今の僕の夢だ」という一節です。死にたいわけではない、しかし自分の足で終わらせる勇気もないという宙ぶらりんな絶望の中で、逃げることしかできなかった過去の自分を呪いながらも、それでも「十九まで歳を重ねた」という事実に向き合おうとする姿には、言いようのない切なさと生々しい人間臭さが感じられました。

    物語の後半、どこか投げやりで冷めていた思考が、「大きな夢を追っている最中」「この人生というギャンブルに、たまらなくひりつく自分がいる」というわずかな光へ転じていく過程が見事です。
    決して綺麗事のハッピーエンドではなく、「最後に笑えた者だけが勝者なのだ」「明日も僕は、理由なく息をする」という、泥臭くも力強い決意にたどり着くまでの心理描写の緻密さに、すっかり魅せられてしまいました。

    苦しみながらも呼吸を続け、未来の自分を想像しようとする主人公の姿に、胸が熱くなるような読後感でした。
    心に深く刺さる素晴らしい作品を読ませていただき、ありがとうございました!応援の気持ちを込めて、☆三つ置かせていただきますね。執筆活動、心より応援しております!

    作者からの返信

    感想ありがとうございます。
    大変励みになります。
    心より感謝します。