なついろへの応援コメント
非常に感覚の描写が豊富で、視覚聴覚嗅覚触覚あたりの情報が押し寄せてくるようでした。彼自身の拘りとか感覚が過敏なところ、特定の色や柄や匂いを嫌悪する性質みたいなものが自然に感じられました。
特に窓を開けて一気に感情を爆発させるシーンは、そこまで積み重なった嫌悪感やイライラやモヤモヤ、緊張のようなものが夏草の匂いと熱と蝉の声をきっかけに噴き出す感じが、凄く身体感覚的に伝わってきて、素晴らしいと思いました。沸点を超えているのに沸騰に至らない液体が物理的な振動をきっかけに突沸するような印象でした。
最後のクロアゲハが、彼の中の黒いものが飛んで行ったことを象徴しているのかなと思いました。ちょっと調べてみると、スピリチュアル的には複数のクロアゲハを目にするのは人間関係の良好化や幸運の訪れみたいなものを意味するようですね。桜彩るり音さんがそこを意識されていたかどうかは分かりませんが、あまり悪い意味で配置されたわけではなさそうだなという印象の余韻がありました。
方角としては彼自身の独特の感覚が全体に浸透していて、西方向が強いのは間違いないのかなという印象でした。ただ、ところどころに彼自身の主観の感覚だけでなく、読者に向けた感情の要約があるようにも感じました。
特に八才の夏のトラウマの部分は、それ以外の部分の彼自身の感覚を通した描写とは違って、「こういうことがありました」という文章を渡されているような感触になっていて、そこは「読者にあらかじめ整理しておいた情報を渡す」という北的な側面が少し入っている気はしました。ただ、これは語っている内容が「トラウマ」であるからこそ、深い感覚ではなく要約された記憶だけが残っていて、彼自身の感覚的にもこういう質感なのかもしれないなとも思いました。
結果的にいくつかの「感情の要約」を北要素として、西北西くらいかなというのが、私の感想です。
感覚を呼び覚ます力の強い、素敵な作品でした。
作者からの返信
感想とお星さまをありがとうございます!!
うん、なんか、すごく「左脳的に賢い北向き脳」の文章だなぁと思いました。
いや、知ってはいたのです。
たぶん、作品を基本的に、よく考えてから書くことが多いのだろうなということは、
コメントや作品から感じていましたし。
なので、そういう視点のコメントなのだろうなとは思っていました。
わたしとしては、前回参加させていただいた方角企画で、
「真西」だと思ったら違った
という経験があり、
今度こそはと思い、どんな感想が届いても受けとめよう
と思い、勇気を出して書き、覚悟をしてから公開した作品です。
最初、オレンジ11さんの作品を読み、
ふつうの夏の一日の、一つのシーンを書こうと思いました。
そして、蓮君が庭で、学校であった嫌な出来事を思い出す話を紙に書いていたのですが、
途中で何故か、玄関から物語(と言っていい内容なのかは分かりませんが)が始まり、
作品の内容も変わっていたのです。
蓮君の感情は基本的に同じと言いますか、蓮君はわたしの記憶と感覚の一部でできているので(性別、年齢、性格は違いますし、昔はオレンジや黄色が無理でしたが、今は、ひまわり以外なら身に着けたり、部屋にあっても大丈夫です)、
本質は同じです。
今回は、今まで書けなかったと言いますか、
書きたくなかったところまで書かないと、
「真西」にはならないだろうなと、今までの「真西」の知識(というほど記憶していませんが、ふわっとしたイメージです)
で感じたので、
今回は、とてもがんばって、勇気を出して書きました。
感覚的に、書くことに意味があると感じたからなのもあります。
そしてクロアゲハは、趣味です。
今まで、チャンスがあれば蝶を書いてきたのですが、
わたしの中では、蝶といえばクロアゲハなぐらい、
ご縁を感じている蝶です。
方角は「西北西」ですか。
海トラウマは、わたしの過去を西っぽい文章で、
できるだけリアルに(だけど、説明=北向きにならないように)表現したつもりなのですが、
蓮君を説明しているように見えるのかもしれませんね。
褒めてくださって、ありがとうございます。
なついろへの応援コメント
桜彩さんの真西、どんな感じなのかなと思っていて、読み始めてちょっと意外に感じました。悪い意味じゃないですよ。普段とは違う雰囲気だな、というだけなので。あ、こっちの雰囲気なんだ、って。
読みやすかったし、情景も浮かびやすくて面白かったです。主人公の感情も共感できるというか掴みやすかったので。
なので方角は少し北が入っている気もするような、しないような……。西北西くらい?
作者からの返信
感想とお星さまをありがとうございます!!
>普段とは違う雰囲気だな、というだけなので。あ、こっちの雰囲気なんだ、って。
さすが、チエさん!
チエさんにはわりと、いろんな自分を出しているので違いが分かるのか、
それとも作品で、いや、男性性では、あまり最近は作品を書いていないかな、どうかな?
いつもはね、夏至ぐらいから創作エネルギーがあふれてきて、
男性性も上がるのよね。
でも今年は、いろいろなことがあって、いつもと違ったからなのか、
誕生月である8月に出てきてね。
それで、オレンジ11さんが、夏の1日の、
朝から家に帰るまでだったか、企画作品で書いていたので、
夏の1日の、1つのシーンを書こうと思い、
ちょうど、蓮君の誕生日から、わたしの誕生日までの夏の自分の感覚というか、セミの声の聴こえ方とかを研究して、
わたしの感覚の一部と、記憶の一部でこの作品を書いてみました。
蓮君とわたしは性格が違いますし、蓮君はわたしだけど、別の個性なので、これがわたしと勘違いをする方がいらっしゃると困りますけどね。
でも、わたしのすべてではないとしても、わたしの一部が彼なのです。
カクヨムで小説を書きながら、
「北西」になっている気がして、
「北」を推敲して、「西」を濃くしたら、
あれ? 「南」が入ってる?
「西南西」じゃないよね?
まあ、「北西」ではないならいいか。
と思いながら書いていました。
「西北西」でも「北西」ではないからね、
それはそれで、すてきですね!!
まだ、どちらもわたしは書いたことがないので。
わたしは「北西」から、にげられるのか!?
そういう遊びではありません。
>主人公の感情も共感できるというか掴みやすかったので。
そうですか。
ふむ。
チエさんはね、本質が「西」だと思うのだけど、
「真北」も書けちゃう「西」の人だと、
わたしは思っているのでね、
そのチエさんが共感できるというか掴みやすかったのは、
「北」か「西」か、
でも、「同じ」人は少なかったとしても、わたしがリアルに表現しているように思うので、
掴めてしまうのかもしれませんね。
まあ、読んでくださって、感謝しています!!
なついろへの応援コメント
遅くなりました。
企画から参りました暗黒星雲です。
何と言いますか、ある種のコミュニケーション障害を患っている男の子の内面を描いている作品でしょうか。他の子どもが「楽しい」「嬉しい」と感じる事が、彼にとって苦痛であるようですね。色々難しい。
逆に言うと、他者とは違う感性で周囲を見ている訳で、これらの独特な捉え方は個性的というか、突き抜けているというか、他には無いものがあって新鮮でした。
この子が大人になった時にどんな感性で周囲を見つめているのかも気になるところです。対人関係や世界情勢など、とにかく異質な見解であろうと思います。
では方角です。
こちらは真西とさせていただきます。他人とは全く違う感性を描き切っていると感じたからですね。
作者からの返信
感想と、お星さまをありがとうございます。
暗黒星雲さんは他の方のコメントや、その返信も読むタイプだと理解していたので、
ここまで、いや、感覚過敏とか、共感覚の知識がないとこういう感想になるのかもしれませんね。
彼とわたしは性格と年齢と性別が違いますが、
彼はわたしの一部です。
わたしが夏に知能検査と発達障害テストを受けて、発達障害だと9月に知ったので、
わたしはふつうだと、ここで書いたりはしませんが。
でも、カクヨムで、こちらの企画に初めて参加した頃は(1回目からの参加だと記憶しています)
みんな違う人間で、違う個性だし、
わたしが特別、問題があるわけではないと思っていたのです。
でも、やっぱり違うみたいですね。
フィンディルさんの企画のおかげで、
この数年、たくさんの気づきと成長を頂いております。
おかげさまで、今はフィン感に出したいなと思い、
「北」を意識して、プロットを育てているところですし(北と東を意識した作品を書きたいのですが、まずはエンタメを書いています)、
書き分けるということが、最近すこしずつ、できるようになってきたような気がします。
話は戻りますが、
感覚過敏は、発達障害じゃなくても一時的になるらしいのですが、わたしはずっとあります。
ただ、共感覚でもあるように思うのです。
これらは、わたしの一部で、真西を書くために、こういうことを書かれる覚悟をして書いたのですが。
まあ、悪気は全くないのは分かるので、素直な感想ということで、感謝しておきますね。
ありがとうございます。
そして、方角は「真西」ですか。
そうですね。
わたしの個性が「真西」だということを最近は理解していますし、
その視点、その感覚を意識しながら、
できるだけ「北」に向かわないように、書いたつもりなのです。
なので、「真西」だと嬉しいなと思っています。
感想を頂き、ありがとうございました。