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  • 第七の邪道 生成AI 後編への応援コメント

    歴代の当主たちがそれぞれの価値観から生成AIを問いながら、誰も簡単な答えを出せない場面に、この連作の誠実さが凝縮されていました。そこへ始祖ほにが理屈ではなく絵を描き、「獣は先を描けん」と示す展開が圧巻です。最後の「時代と戦うことをやめた」という一文も、道具へ屈したのではなく、選ぶ責任を自分たちの手へ取り戻した結末として、とても美しく響きました。

    作者からの返信

    最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!この作品は、もともと私がXでつぶやいていた小ネタから生まれました。

    正直、結末はもう少しひねった方がいいのか、それとも綺麗にまとまりすぎているのではないかと、いくつものパターンを考えながら、最後までかなり悩みました。

    それでも、道具を肯定するか否定するかではなく、「使うかどうかを自分で選び、その選択に責任を持つ」というところへ着地させるのが、この連作の最後として一番合っていると思い、今の形にしました。

    第一話から最後までお付き合いいただき、たくさんの素敵なご感想を本当にありがとうございました!

  • 第七の邪道 生成AI 前編への応援コメント

    便利さへの驚きから、「自分がいなくても書けるなら、私は何なんだろう」という恐れへ踏み込んでいく流れが切実でした。とりわけ万作の「そいつは、書く者の席へ座る」という言葉は、これまでの六つの道具との違いを鮮やかに示していて胸に残ります。先祖たちの遺品へ答えを求めても何も返ってこず、最後に鹿肉の匂いが第一話へつながる締め――まさかここで始祖の時代へ戻るとは……後編への引きが見事です。

    作者からの返信

    ご感想ありがとうございます!今、創作界隈を揺るがしている「あれ」ですね笑

    多くのWeb小説を読まれている板野さんなら、もしかするとお気づきかもしれませんが、実はこの話を書きたいがために、六話かけてここまで遠回りしてきました笑

    後編では答えをどう着地させるかを意識しましたが、書いていて一番楽しかったのは、始祖の時代へ戻ることを鹿肉の匂いだけで匂わせた、この前編の引きでした。

    そこを「見事」と言っていただけて、この作品を書いてよかったと思えました。

    丁寧なご感想をありがとうございました!

  • 「一人、去った」と夕食を残し、順位が一つ上がれば「文学史が動いた」と綴を起こす万作が可笑しく、数字で読者の存在が見えるインターネットの魔力がよく出ています(笑)。村誌の指摘から松明の場面を書き直し、それが老王の心情まで深めていく流れも見事で、ネットが単なる近道ではなく、人の知識や視点へつながる入口として描かれているのが印象的でした。最後に、誰にも頼まれていない続きを自ら書き始める姿には、万作が新しい創作の喜びをすっかり手にしたことが伝わってきます。

    作者からの返信

    ご感想ありがとうございます!ここまで時代が近づくと、今の物書きにもだいぶ身に覚えのある話になってきますよね笑

    実は書いたあとに「電話線でつないでいた時代に、小説ランキングなんてあったのか?」と少し不安になったのですが、調べてみると、当時からオンライン小説の人気投票やランキングは存在していたようです。万作、思っていたよりちゃんと当時の最先端にいました笑

    ネットを、人の知識や視点へつながる入口として受け取っていただけたことが嬉しいです。最後には、多くのWeb作者が陥る数字と更新の魔力に、万作もしっかり捕まってしまいました笑

    丁寧なご感想をありがとうございました!

  • 第五の邪道 ワープロへの応援コメント

    「読まれない原稿の方が寂しい」という万作の言葉が、この話の芯として強く残りました。墨蔵の言葉を変えずに、読める形へ移していく父子の共同作業がとても温かく、「寒かったでしょう」の三度の反復にも、機械では均せない感情の深さがあります。最後に、万年筆の一文字から鍵盤の音へ物語が受け継がれる場面は、道具が変わっても創作の魂は人と人の間に宿るのだと感じさせる、美しい締めでした。

    作者からの返信

    ご感想ありがとうございます!プロットの段階ではうまくいきそうだと思っていたのですが、実際に書いてみると、この話が一番難しく、実は一番自信のない回でした。

    「魂」というテーマだったのですが、書きながら「そういえば、これまでの一族も全員、普通に魂がこもっていたな……」と気づきまして笑

    そこで今回は、墨蔵をこれまでとは少し違う優しい人物にして、父の言葉そのものは変えず、万作が読める形へ移し替えて次へ渡す話にしました。

    最後の場面も、道具ではなく人から人へ物語が受け継がれていく締めにしたかったので、「美しい締め」と受け取っていただけたことが本当に嬉しいです。

    一番不安の残っていた回だったので、こうして丁寧に読み取っていただけて、この形にしてよかったと思えました。

    ありがとうございました!

  • 第四の邪道 鉛筆への応援コメント

    「野菜」という書き損じを、そのまま英雄の名へ変えてしまう筆之進の凄みが、冒頭から鮮烈でした。その一方で、娘が何度も消しながら辿り着いた「その橋だけが、戦場へ続かなかった」という一行には、迷うことそのものが創作になる美しさがあります。最後、筆之進の机の下に消しゴムのかすが落ちている締めも、本人の矜持を壊さずに変化だけを見せていて、とても好きです。

    作者からの返信

    ご感想ありがとうございます!「野菜」の書き損じのところは、少し無理やりだったかなと思っていたので、「鮮烈」とまで言っていただけて嬉しいです。

    一方で、娘が何度も書いては消して迷うところは、普段の私そのものです笑 でもまあ、筆之進が異常なだけで、多くの物書きが通る道なのかもしれませんね笑

    最後について、娘は何も言わないと思いますが、もし「鉛筆を使ったでしょ」と問い詰められても、筆之進は絶対に認めないでしょうね笑

    重ねて、ご感想ありがとうございました!

  • 第三の邪道 印刷 への応援コメント

    写兵衛の「一冊そのものが物語」という美意識が本当に鮮やかで、印刷を拒む理由にも強い説得力がありました。その彼が、町じゅうの人々が同じ台詞を叫ぶ光景を見て「同じ夢を見るのも粋」と認める場面が、とても胸に残ります。石を投げ続けた歴史まで刊行記念として展示される最後のオチも、この一族らしくて好きです(笑)。

    作者からの返信

    続けて第三話も読んでいただき、ありがとうございます!

    今回は「味」がテーマだったのですが、それをどう表現しようか悩み、「粋なことって何だろう」と考えました。そこで、同じものの中に少しだけ違う楽しみやおまけを加えることなのかなと思い、同じ内容でも一冊ごとに違うからこそ物語になる、と信じる人物にしてみました。

    そんな彼が、町じゅうの人々を見て別の「粋」に気づくところは、この話で一番書きたかった部分です。胸に残ったと言っていただけて嬉しいです。

    最後の展示は、写兵衛本人が気づいたら「美しくないね!」と絶対に怒り出して、すぐ撤去させると思います笑

    嬉しいご感想をありがとうございました!

  • 第二の邪道 紙 への応援コメント

    木呂麻呂の「一枚を抜けば、どこかが傾く」という信念が、娘の手によって「何を残すか選ぶ」技術へ受け継がれていく流れが、とても美しいですね。父の膨大な思考を否定せず、その深さを紙の軽さへ移し替える娘の姿が印象的でした。最後に木呂麻呂自身が「物語の重さ」を言い直し、その背後に壊れた牛車が残っている締めも、この連作らしい可笑しみがあります(笑)。

    作者からの返信

    続けて第二話も読んでいただき、ありがとうございます!木呂麻呂は、この一族で一番厄介な人物として書きました。そんな父を支える娘は、たぶん一族で一番の苦労人です。印象的と言っていただけて、娘も浮かばれます笑

    「重さ」をどう笑いにするか色々と考えて、あの締めになりました。笑っていただけたなら嬉しいです。

    丁寧な感想をありがとうございます。

  • 第一の邪道 文字への応援コメント

    「新しい創作道具はいつだって外道だった」というあらすじの一文が、この第一話で見事に立ち上がりました。ほには決して愚かな人物ではなく、物語を誰より愛し、その表現力ゆえに文字を拒んでいるという描き方がとても好きです。最後に「文字を使うな」という言葉を文字で残すオチまで一貫していて、創作の歴史を少し皮肉に、しかし温かく笑う読後感が心地よい一編でした。

    作者からの返信

    早速読んでいただき、ありがとうございます!ほには、頑固者で嫌なやつに見えてしまうかなぁと少し不安だったのですが、物語への愛情まで読み取っていただけて嬉しいです。

    最後の文字を使うなは、この話を書き始めたときから絶対に入れたかったオチでした笑

    丁寧なご感想ありがとうございます。