第1話 「出会い」への応援コメント
主人公・遊星の「友達や彼女はいらない」という諦めが、実は傷つかないための「酸っぱい葡萄」だったと自覚するプロセスの描写が秀逸です。この丁寧な内面描写があるからこそ、真央先輩の「無理して入らなくてもいい」という言葉に救われ、思わず泣いてしまう場面に深い感情移入しやすいですね。月城真央というヒロイン(?)の破壊力も白髪・青眼という浮世離れした美貌に加え、人の心を見透かすような距離感の近さが強烈です。真面目な顔で「男だよ」と告げた直後に間髪入れず膝枕を提供する手腕は、遊星でなくても二度気絶するレベルのインパクトがあります。聖職者のような包容力と悪魔的な誘導が同居したキャラクター像が実に見事です。
第2話 「気になること」への応援コメント
電柱に何度もぶつかりながら帰宅する遊星のピュアすぎる錯乱ぶりと、それを余裕の笑みで優しく受け止める真央先輩の対比が愛らしく、前章以上に青春ラブコメとしての愛おしさと心地よい距離感が際立つ素晴らしいエピソードです。
陰キャ特有の過剰思考とコミカルなリアクションが「なぜ自分なんかに構ってくれるのか」というボッチ特有の疑心暗鬼に囚われ、帰り道で電柱に連打し、ベッドへダイブして頭を抱える遊星の不器用さが実に等身大で描かれています。自分の価値に自信が持てず、何か裏があるのではと身構えてしまう心理描写が丁寧だからこそ、読者も遊星の目線に立って葛藤やドキドキ感を共有できます。
真央先輩の圧倒的な包容力と「攻め」の姿勢も遊星の違和感をすぐに見抜き、「友達に理由なんてない」「君と出会えて良かった」とストレートな言葉で孤独を溶かしていく真央先輩の格好よさが光ります。真摯な言葉で安心させた直後、「マオと呼んでくれるのはいつ?」と容赦なく距離を詰めていく巧妙な誘導には、妖艶で男前な先輩ならではの魅力が溢れています。