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  • 読了いたしました。
    挙げていただいた分岐点ですが、多くは表面的なものと感じました。
    93年という長いスパンで考えているのに、最初の分岐点が開始から50年後というのは遅すぎるのではないでしょうか。

    批判ばかりで対案はないのかと言われそうなので、私なりに日本が敗戦に至った遠因についての考察を書き連ねました。
    お暇でしたらご一読ください。

    1. 格差の拡大と地主支配の確立
    松方デフレによって多くの自作農が土地を失い、小作農へ転落したことで、農村の貧富の差が激化しました。当時の選挙権が高額納税者のみに限定されていたため、議会は大地主の利権を守る場と化し、貧困層を救うための税制改正などは事実上不可能な構造が作られました。
    2. 政治の機能不全
    都市の労働者も資本家に搾取され、政治から排除され続けました。後に普通選挙法が制定されたものの、村落や職場における地主・資本家の監視と圧力が強く、貧困層には投票の自由が実質的にありませんでした。結果として、普通選挙後も民意は国家運営に反映されず、政治は富裕層の利益を最優先し、弱者を切り捨て続けました。
    3. 内需の崩壊と軍部への期待
    購買力を持つ中流階級が育たなかったため、日本国内に健全な内需が生まれず、経済は軍需に依存せざるを得なくなりました。議会政治に絶望した民衆は、自身らの出身母体であり、身近な存在であった軍部に対し、既得権益を打破してくれる対抗勢力としての期待を寄せるようになりました。
    4. 軍部と財閥の野合、そして破滅へ
    強大な権力を得た軍部でしたが、結局は民衆を救うのではなく、組織の拡大と利益のために財閥と手を組みました。国内の格差という根本的な矛盾解決できないまま、軍部と財閥は外需を武力で強奪する道を選びます。これが他国との決定的な対立を生み、戦争へと突入しました。しかし、国内の人間を買い叩き、過酷に労働させることでしか利益を出せなかった日本には、長期戦を支える本質的な国力・生産力が最初から備わっておらず、必然の結末として敗戦を迎えました。

    長文失礼いたしました。
    結局、政治体制に問題がある以上、起きた事象を表面的に防いだとしても、類似の事象が起きる空気感が出来上がっていると考えるほうが自然ではないでしょうか?