応援コメント

すべてのエピソードへの応援コメント

  • 第37話 風水師への応援コメント

    カナリヤの一件では届かなかった輝の手が、今回は「依頼を受けたこと」そのものによって犬頭を繋ぎ止めていたというのが、とても胸に響きました。睡蓮があっさりと「在るべき場所」を作るだけで役所全体まで整っていくのも、この世界の「役割」の仕組みを鮮やかに見せる場面ですね。そして何気なく出た「風の相棒」という言葉――助手から一歩進んだ呼び方なのが印象に残ります。

  • 第13話 謎・手机応用への応援コメント

    二章まで読みました。
    九龍大塔の「役割がなければウリモノになる」という設定がかなり不気味で、その中で輝が少しずつ自分の居場所を作っていく流れが面白かったです。
    特に暗灯ホテルで、誰にも認識されなくなった交流ノートの「在るべき場所」を輝だけが見つける場面は、この物語ならではの能力と世界観が綺麗につながっていて印象に残りました。

    風も、怪しさを残しつつ本気で輝を心配しているのが伝わってきて、二人の距離が少しずつ縮まっていく感じが自然です。
    最後に「未来を選べなかった」という輝の過去が出てきたことで、役割を強制される九龍の世界とどう結びついていくのか先が気になりました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    世界観設定についてかなり凝って考えているのでお褒めいただいて嬉しいです。
    輝の記憶とこの世界での過ごし方は密接に関わってくることでもあります。
    もし気が向きましたら、また続きを読みに来てくださると嬉しいです。

  • 第36話 たらい回しへの応援コメント

    役所のたらい回しが、ついには「壁そのものが動く」という九龍大塔らしい怪異にまで発展するのが面白いですね。何より、カナリヤの一件が輝に傷だけでなく「この世界では人の意思や役割そのものを見なければならない」という学びを残していて、犬頭が原因ではないかという発想に繋がるのが印象的でした。そして睡蓮の問いに、今度は輝自身がはっきり「見ないまま終わる方が嫌」と答えを出したところに、大きな成長を感じます。

    作者からの返信

    完全に「人の意思で物理的な変化が起きる」事象を散々経験している輝は、この事態に犬頭への心配が過りましたね。
    そしてやはり困っている人を放っておけない主人公属性が輝にはあるようです……

  • 第35話 犬の管理人さんへの応援コメント

    役所の「たらい回し」が九龍大塔の性質と合体して、本当に課そのものが迷子になっているのが面白いですね(笑)。そんな混乱の中でも、輝が自分の申請より先に「犬頭を安心させたい」と自然に考えているところには、これまで培われた彼女らしさがよく出ています。そして、ようやく辿り着いたと思った7階からの「4階へ行ってください」……この徒労感、役所エピソードとして妙にリアルで好きです。

    作者からの返信

    物理的に課が迷子になっております(笑)
    でも実際こういう経験したことある人はいますよね……この世界でもこうした現場の混乱、的なことがあるんだよ、という場面を書いています。
    まあその規模が違うんですが……

  • 第34話 公的手続きへの応援コメント

    「役割」が絶対的な世界なのに、ちゃんと役割申請をする役所があるという妙な生々しさが好きです(笑)。しかも風がその大事な申請を完全に忘れていて、輝が「悪いと思っていない時の笑顔」を見分けられるようになっているあたり、二人の日常の積み重ねも可愛いですね。そしてタイトル通り、辿り着いた役場がいきなり「大混乱」――公的手続きだけで終わるはずがない九龍大塔らしい引きです。

    作者からの返信

    こんなはちゃめちゃな世界なのに役所があるのは面白いですよね。
    私は役所の仕事の非効率的な部分やデジタル化されてない部分に歪さを感じているので、この世界にも役所が存在しています(笑)

    風と輝はこの物語の間にかなり仲良くなっていますね。ここまで関係性が育ったことが輝の選択に関係してくるのか、見守っていただけると嬉しいです。

  • 第33話 決意への応援コメント

    カナリヤの一件を経てもなお、輝が「もっと、この世界のことを知りたい」と決意するのがとても良いですね。石炭やボルト、時計、赤いバラと、これまで誰かから受け取ったものが並ぶ場面は、輝が選び取ってきた「役割」が目に見える形で積み重なっているようで温かかったです。そして最後に見る「115階」の夢――世界の中心と呼ばれた輝が最上階を目指すイメージには、物語が次の段階へ進んだことを感じさせる力があります。

    作者からの返信

    輝が依頼をこなすことで貰ったものは、この世界に輝が存在している歴史そのものでもあり、輝の支えになっています。
    115は風水でも重要な数字なのですが、一体115階には何があるのか、1巻では明かされないまま終わりますが輝の結末に大きく関わる部分でもあります。
    もし2巻分以降の続きを書く機会がありましたらその辺を思い出していただけるように書きたいと思います。

  • 第14話 一人依頼への応援コメント

    このじわじわ風さんに振り回されてる輝ちゃん、めっちゃ好き
    「自分にしかできない仕事」に不安と期待が入り混じってる感じも良いなぁ。
    そして風さん、絶対まだ何か隠してるやろ……って思いながら読んでました

    作者からの返信

    風はズボラでミステリアスな存在ですよね。
    実際に、まだまだ輝に伝えてないことはたくさんあります。この先で分かることもあれば、1巻だけでは分からない設定も作っております(笑)

  • 第32話 微睡の迷路人への応援コメント

    睡蓮の「この世界じゃなくても、ヒトは終わるよ」という言葉が、輝の罪悪感とは別の角度から今回の出来事を照らしていて印象的でした。特に「見ないフリができるか、それとも痛くても見るか」という問いが、ここまでの輝の行動そのものを言い当てているように感じます。そして最後、本人には到底「成功」と思えない依頼のあとにもカードが現れることで、この世界における成功や役割の意味がさらに揺さぶられる締めになっていますね。

    作者からの返信

    現実世界でも人は死ぬ、その形がこの世界では違うだけなんですよね。そして現実世界でも身体の死以外にも様々な「終わり」がある。
    まだ輝はある意味で幼い(まだ高校生ですから)ので、それを知らないんですね。
    不思議な世界で、少し変わった形で「現実」を知っていく、そんな話が続いていきます。

  • 第31話 末路への応援コメント

    カナリヤを救えなかった悲しみだけでなく、「人の人生を変えてしまうこと」そのものへの恐怖として輝が受け止めているのが、とても胸に残りました。特に、カナリヤから貰った石炭と最後の「ありがとう」が、失敗とも成功とも割り切れない今回の依頼を象徴しているようで切ないですね……。そして、この経験から「もう、知らないままじゃ、ダメだ」と世界そのものを知ろうとする意志に繋がるのが、苦いながらも確かな輝の成長に感じられました。

    作者からの返信

    生死を伴う大きなことだからこそ輝は怯えていますが、「役割」を持つということは大小はあれど世界を変えることでもあるんですよね。今回はそれを突きつけられた形となりました。
    でもそれって現実も一緒ですよね。
    この物語はそんな思いで作られています。

  • 第30話 扉が開いたらへの応援コメント

    前半ではカナリヤと白蟻の双方を救えたように見えていただけに、後半の反転がかなり胸に刺さりました。特に「仕事? はあ、何の話でしょうか?」から少しずつ取り返しがつかなくなっていく感覚と、エレベーターの扉が開くこと自体がタイムリミットになる演出が怖いですね……。最後のカナリヤの「ありがとう。お嬢さん」が心からの感謝に見えるからこそ、輝にとっての「失敗した」とあまりにも残酷に食い違っているのが印象的でした。

    作者からの返信

    輝に大きな失敗をさせる章ということで、かなり辛い思いをしながら書いた章でもあります。
    自分の行いで、世界に来たときに最初に恐怖を感じた「ウリモノ」に他人をしてしまう、というトラウマになりかねない事態だと思っています。
    それでも、そこには必ず意味がありカナリヤもそれを受け入れているということがいつか輝にも分かる時が来るでしょう。

  • 第29話 不適合への応援コメント

    白蟻を見つけるまでの流れが、輝の「周囲からこぼれ落ちたものを見つける力」を改めて感じさせて印象的でした。全員が一つの意思で動く蟻たちの中で、「空気を読んで」合わせていた白蟻という存在は、かつての輝自身ともよく重なっていますね。そんな彼が「明日を楽しみにしている」姿まで描かれることで、今回の人探しが単なる代役探しではなく、誰かに新しい可能性を渡す出来事にも見えてきました。

    作者からの返信

    輝にはそういった物を見付ける力があるようですね。逆に言えば、この世界は、何かの役に立っていたり自立していなかったりすると、意識に入らなかったり周囲から忘れられてしまう世界でもあります。
    白蟻が自分を見付けられると良いのですが。

  • 第6話 時計屋への応援コメント

    主人公が『名前』と『役割』を受け入れ、少しだけこの世界の空気に馴染めたのがすごく印象的でした。あと兎頭の店主さんが紳士的で穏やかな人物なのが好感を持てました。無法地帯とはいえ、人との温かなつながりはしっかりとあるのだということを再確認できて良かったです。

    作者からの返信

    時計屋はこの物語の中でもかなり「良い人」ですね。それは輝が初めて友好的に関われた、という思い出補正もあるのですが、それ以上に紳士的で仕事にも真面目に取り組む人として書いています。
    だからこそ輝は安心して自分の名前と役割を伝えられたのかもしれません。

  • 第5話 九龍大塔への応援コメント

    風はこの世界に馴染んだ人なのですね、案外この雑多で賑やかな世界観は来た者全てを受け入れてくれそうな気もします。
    主人公にとっては、風移屋以外でははじめてこの世界のお店に触れることになりますね!店主がどんな人物なのか気になります。

    作者からの返信

    役割さえ持っていれば基本的には皆普通の人ですからね(異形頭ではありますが……)。役に立ってさえいれば何をやっていても良いというところもあるので自由に働きたい人には向いているのかもしれませんね。

  • 第4話 端末への応援コメント

    この世界にもスマートフォンはあるのですね!モノも所有する意思がないと自分のものにはならないというのが面白かったです。このスマートフォンの役割は『輝のスマートフォン』といったところでしょうか。

    作者からの返信

    不思議なスマートフォンがありますね。色々便利なアイテムなので自分でもこれ欲しいーと思っています(笑)
    そうですね!役割は移ろうものでもあるので、物品についても「風の」から「輝の」という所有者の変更によって役割も変わっていくと捉えて良いかもしれません。

  • 主人公に、『名前』と『役割』が与えられる印象的でとても大切なシーンであったように思えました。
    この世界では働いていない役割のない者はその時点でモノ扱いになるのですね。そう考えると恐ろしい。奴隷ならまだマシかもですが、命すら無くなる可能性も全然ありえますものね。

    作者からの返信

    まさかの主人公の名前が三話目で決まるというWeb小説としては異質な流れになっています(笑)
    働かざる者食うべからずどころか人として扱われなくなる世界です。実際は「何かしらに使われる」のですがそれが生きた状態かは分からないですね……

  • 第2話 店への応援コメント

    主人公に救いの手を差し出してくれた青年、ミステリアスですが片付けが苦手だったり血がダメだったりと可愛げのある人間味も感じられて良きです。この世界には茉莉花は有るのですね……主人公は、自分にまつわる記憶だけが抜け落ちている感じみたいですね。

    作者からの返信

    彼はこの世界には詳しいようですが人としてはちょっとズボラなようですね……
    基本的には中国に似ているので現世と同じに見えるものがたくさんあるようです。
    彼女が現世でどんな人間だったのか、全く分からないからこそ物語が白紙から始まる様子を眺めていただければと思います。

  • 第1話 ウリモノへの応援コメント

    中々絶望的な異世界転移ですね、非力な少女ならば異形頭の集団も雑多とした異国の光景も恐ろしいものに見えるでしょう。
    彼女を救った、人間らしき男性。彼が何者なのか気になります。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    先ずは恐怖から始めよう、ということを重点的に考えていたので主人公の恐怖や不安、最後に見えたほんの少しの希望が伝わっていれば幸いです。

  • 第28話 知らせへの応援コメント

    プリズム頭の占い師が、輝を「光そのもの」のような色だと評する場面がとても印象的でした。これまで他者や物の本質を見つけてきた輝自身もまた、周囲から特別な存在として見出され始めているのが興味深いです。一方で、街の人々から顔を覚えられ、自然に応援されるようになった様子には、この世界で積み上げてきた縁と居場所が感じられて温かくなりました。

    作者からの返信

    占い師が言うことには何か輝の秘密が隠されているようです。
    それはまだまだ真相は分からないことなのですが、輝はこの世界で、きっと輝という名前の通りに生きていくという希望を持って見守っていただけると嬉しいです。

  • 第27話 聞き込みへの応援コメント

    輝が聞き込みを重ねる中で、九龍大路に少しずつ「知り合い」が増えていることが伝わり、とても温かい気持ちになりました。その一方で、「一日だけ役割を代わる」という願いが、この世界ではどれほど異例で危ういものなのかが、会話を通してじわじわ浮かび上がってくるのが印象的です。カナリヤを信じたい輝の気持ちと、周囲の言葉によって膨らむ不安の揺れも丁寧で、最後の呼び声に次の手掛かりを期待させられました。

    作者からの返信

    九龍大路には色々な人間がいること、そして基本的には皆悪人ではないこと、ルールが歪なだけでそれに則って普通に暮らしているということを伝えつつ輝の人脈や世界への適応が伝わっていると嬉しいです。

  • 第26話 人探しへの応援コメント

    今回は「依頼を受ける」という行為そのものが、輝自身の成長として描かれていたのがとても良かったです。風に言われたからではなく、自分の意思で「それでも、やります」と決める場面には、これまで積み重ねてきた経験がしっかり表れていました。また、「役割」が不足する世界だからこそ、人探しそのものが切実な問題になるという設定も、この世界の仕組みをさらに深く感じさせます。最後に風が語る「君は人をよく視てる」という言葉も、これまでの出来事が一本の線で繋がったようで印象に残りました。

    作者からの返信

    自分自身で依頼を受けるようになる、困っている人を探せるという余裕が出てきているようですね。
    そしてそれを見付ける、見付けてしまう所には輝の特殊な何かが関わっているようです。

    編集済
  • 第25話 老いたカナリヤへの応援コメント

    蒸気と熱気に満ちた13階が、まさに九龍大塔を陰で支える「労働の中心」として立ち上がってくる一話でした。そんな活気の中で、ただ一人「休みたい」と呟く老いたカナリヤへ輝の視線が吸い寄せられていく流れがとても印象的です。赤の一件を経たからこそ、輝が「役割の終わり」に敏感になっていることも伝わり、壊れた止まり木との繋がりが静かに見えてきました。

    作者からの返信

    主要なライフラインを賄っているブルーカラーの役割を担う人々について、この作品では必ず触れたいなと思っていて、そのための章にもなっています。

    カナリヤと蒸気(石炭に関連する場所)として明らかに不穏な雰囲気を出しているのですが、色んなフラグが折れるのか折れないのか、ハラハラしていただければと思います。

  • 第24話 壊れた止まり木への応援コメント

    壊れたガラスの止まり木が、新章の不穏な気配を静かに告げているようで印象的でした。それでも後半では、輝が風の後ろではなく隣を歩き、袖にも頼らなくなった姿から、これまでの成長がはっきり伝わってきます。「いつも通り」と思える日常や、この世界に居場所ができていく感覚が丁寧に積み重ねられていて、穏やかな温かさの中に次の事件への期待が膨らむ一話でした。

    作者からの返信

    この章はとても不吉な予兆から始まりますね……いわゆるフラグなんですが、果たして折られるのかどうか……
    しかし輝自身はだいぶ世界に馴染んできていることも伝える章にもなりますので、より世界観に浸っていただければなと思います!

  • 第23話 記※卦■への応援コメント

    八卦盤に砂が溜まり、記憶と卦が結びついていくことで、輝の謎がまた一段深まりました。「私は、何も選ばない人間だった」という過去の自己認識が、今まさに自分で選び、誰かを助けた輝の姿と鮮やかに対照を成しています。後半の食卓の場面も温かく、風の「もう、助手としては一人前だね」という言葉には、ここまで積み重ねてきた信頼がしっかり感じられました。最後のガラスのオブジェの音が、穏やかな余韻の中に不穏な気配を残していて印象的です。

    作者からの返信

    一つ一つ思い出される記憶があまり良いものでは無いことが、輝とこの物語の一つのキーポイントになります。
    戻る記憶と物語にも少し関連をもたらすようにしています(六十四卦に詳しい方には卦との関連性も分かるかも……?)
    三章までで一人前になったように見える輝ですが、次の四章ではどうなるか、見守っていただければと思います。

  • 第22話 貴女の時間への応援コメント

    時間が戻ったことで、赤にまつわる人々の記憶まで本来の形へ戻るという広がりが、この世界らしくて印象的でした。自分のために作られた懐中時計を受け取り、それを「二人から認められた証」と感じる輝の喜びには、初めての単独依頼を終えた確かな成長が表れています。風が報酬を輝自身のものとして認め、さらに彼女の「本質を視る力」を長所として言葉にする場面も温かいですね。最後の「シャリ……」という音が、達成感の余韻に新たな謎を差し込んでいて気になります。

    作者からの返信

    この世界は「意思」や「存在」が他人に影響を及ぼしやすい世界と言えばいいのでしょうか……ある意味では見られたい自分に見られることができる一方で、何かしがらみがあると周りからの目が全て変わるということでもあります。
    そして輝は初めてこの世界で「思い出の品」を得ました。
    これからも輝の輝としての人生を見守っていただければと思います。

  • 時計を受け取った瞬間に枯れる花々から、本物のバラと動く空が蘇る流れがとても美しく、赤が涙する場面には胸を打たれました。「それが『過去』だものね」という台詞も印象的で、恐れていた時間を思い出として受け入れた赤の変化が静かに伝わってきます。初めての一人仕事をやり遂げた輝の誇らしさと、次の季節にまた会うという未来の約束まで含めて、温かな達成感に満ちた締めでした。

    作者からの返信

    この瞬間を書きたくてこの章を書いたと言っても過言では無いシーンです(笑)
    「未来の約束」をすることが、赤が時間を受け入れた、そして輝が未来もこの世界に居続けることを受け入れ始めているという証拠となるよう、優しく描いたつもりです。

  • 第20話 思い出してへの応援コメント

    止まった時間の中を、輝が必死に赤のもとへ歩いていく場面がとても力強く、胸を打たれました。赤が望んだはずの永遠の中で、花園が「偽物」になってしまったと気付く瞬間には、彼女の悲しみと矛盾が一気に露わになります。そして、進路から目を逸らしていた自分と赤を重ねた輝が、言葉ではなく時計を差し出して「思い出して」と願う締めが美しいです。

    作者からの返信

    赤は”ほぼ”完全に時間を止めてしまいました。
    しかし時計屋が言ったように時間の止まったものは「生きている」とは言えないようです。だからこそ花は造花に、太陽は止まってしまいました。
    未来に進むとは自ら何かを選ぶこと、というのがこの作品のテーマですのでそれを感じていただければと思います。

  • 第19話 壊れた時間への応援コメント

    「時間が止まるのは壊れたものだけ」という時計屋の言葉が、赤の姿と重なって胸に残りました。依頼の失敗を恐れながらも風に連絡し、時計屋にも正直に謝る輝の姿には、逃げずに自分の選択を引き受けようとする強さが感じられます。なかでも風の「君が思った通りにやってごらん」「君の選択に期待してる」という言葉が温かく、未来を選べなかった輝の背中を静かに押しているようでした。最後に「選択肢は一つしかない」と決意する締めも、とても力強いです。

    作者からの返信

    この世界にも抗えない「法則」というものは在るようで、その一つが「時間」のようです。

    失敗しても大丈夫、最後までやり遂げることが大切。ということを輝に教えられたら良いなと思って描いたシーンでもあります。
    輝がどんな選択をするのか見守っていただければと思います。

  • すごくワクワクするチャイナファンタジーでとても好きです!
    カクヨムはたまにしか来ないのですが、ブクマして続きを読みますね!

    作者からの返信

    ありがとうございます!
    ぜひまたこの世界観に浸りに来ていただければと思います!

  • 第18話 永遠の花園への応援コメント

    「永遠に美しい花園」を守ろうとする赤の言葉が、華やかさよりも痛切さを帯びて聞こえる一話でした。時計を壊す場面は衝撃的ですが、その直前から彼女自身もずっと傷ついているように描かれていて、単なる横暴では終わらない苦しさが残ります。そして、失敗を恐れながらも「もう一回頑張りたい」と踏みとどまる輝の姿がとても印象的でした。最後に端末の時計まで止まっていたと判明する引きも鮮やかです。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    この章は「時間」や「永遠」について考えてもらいたく書いているので、赤の痛みが伝わっているのはとても嬉しく、ありがたく思います。

  • ここで主人公と青年の名前が明かされ、輝と風。
    間違いなく、重要な意味があろうその名前、どう回収されるのかが楽しみな重要回でしたね。

    作者からの返信

    ここで初めて主人公の名前が明かされる、というよりは新たに名付けられました。

    彼女の髪が白くなった理由、輝という名前、全て最終的には縁で繋がっていく予定です。(だいぶ先になるかと思いますが……)

    ここからしばらくは不思議な世界での輝の生活を楽しんでいただければと思います。

  • 第2話 店への応援コメント

    主人公の少女と青年の暮らしが始まり、ここから物語が始まる……といった重要回ですね。
    ここまでに主要人物を自然に掘り下げ、世界観を見せる構成、素晴らしいです。

    ささやかながら、応援を。

    作者からの返信

    応援ありがとうございます!

    主軸となる人物は出しているのですが、実は主人公の名前がまだ無い、という不思議な展開になっています。
    歪で不思議な世界観と「記憶喪失の主人公」という部分で引き込めていたなら幸いです。

  • 第1話 ウリモノへの応援コメント

    気がついたらそこは中国風の異世界で、周りには異形、
    他の異世界ものとは一線を画す素晴らしい冒頭で、続きが気になる構成でした。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    やはり中華風の異世界転移モノは珍しいようですね。九龍モノ大好きという愛で書いている話ですので、不思議な世界観とその中で生きる主人公の生き方を見守っていただけると嬉しいです!

  • 第17話 赤の女王への応援コメント

    赤の領域がまるで童話の箱庭のように描かれ、その美しさの裏でネズミたちが空や庭園を保ち続けているという構図がとても印象的でした。「時を止めた女王様」という言葉には華やかさと不穏さが同居していて、赤という人物の輪郭が一気に深まります。ネズミたちに対する厳しさと、輝へ向ける甘い声の落差も鮮やかで、最後に輝が抱いた小さな違和感が強く心に残りました。

    作者からの返信

    赤の望む理想が一体何なのか、の一端が見えるように描いたシーンですね。輝のことは赤もどうやら気に入ったようなので依頼が上手く行くと良いのですが……

    三章は不思議の国のアリスシリーズをモチーフにして書いている章なのですが、原作からして歪なので今作の世界観に合うかな、と思って作ったキャラクターと景色たちです。美しいと言っていただけてとても嬉しいです!

  • 第16話 赤の領域への応援コメント

    今回は未知の場所へ足を踏み入れる高揚感が存分に味わえる一話でした。工事現場のような無機質なバリケードの先に、絵の空と造花の赤い庭園が広がる対比がとても鮮やかで、「赤の領域」という名前にふさわしい独特の美意識を感じます。また、輝がすぐに風へ頼らず、自分で道を切り開こうとフェンスをくぐる場面には、助手として積み重ねてきた自信が自然に表れていました。最後に足元から声が聞こえる締めも絶妙で、この領域の主との出会いを前にした期待が一気に高まります。

    作者からの返信

    初めて一人で未知の領域に足を踏み入れる輝の勇気と緊張感を感じていただけて嬉しいです。
    足元の声は一体何なのか、この庭園は誰のためにあるのか、次話以降を注視していただけると幸いです。

  • 第15話 時計屋の依頼への応援コメント

    今回は「初めて一人で仕事へ向かう日」の空気がとても丁寧に描かれていて、読んでいるこちらまで少し緊張しました。屋台で肉包子を買う何気ない場面も、輝がこの世界で少しずつ生活者になっていく実感があり、印象深いです。そして、時計屋が風はずっと輝を送り出す時期を見計らっていたと明かすことで、風の慎重さと信頼の積み重ねが自然に伝わってきました。最後に現れた「赤」という名前と、赤い宝石の懐中時計も、新章の幕開けらしい美しい引きになっています。

    作者からの返信

    一人立ちの章として、生活感を出してみたシーンでした。
    赤とはどんな人間なのか、なぜ時計なのか、なぜ輝しか行けないのか、その全てが繋がっていくのでお楽しみに、という感じです!

  • 第1話 ウリモノへの応援コメント

    引き込まれる導入でした。
    主人公と一緒にドキドキしてしまいました。
    この後の展開が楽しみです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    是非続きもまた読みに来てくださいませ。

  • 第14話 一人依頼への応援コメント

    一週間という時間の積み重ねが自然に感じられ、風移屋が少しずつ「暮らしの場」になっていることが伝わってきました。散らかった店を整えながら役割にも馴染んでいく輝と、その変化を当たり前のように受け入れている風の空気感がとても心地よいです。そして今回いちばん印象に残ったのは、最後の「大丈夫です。行きます」という一言でした。不安を抱えたままでも自分で引き受けると決めたその言葉に、第一話の輝からはっきりとした成長が感じられます。

    作者からの返信

    この章は初めて輝が一人で依頼を解決しようと動く章になります。
    そのため、輝の自発的な部分を「まだ怖いけど、やる」という形で押し出しています。

    輝は散らかっている(というか片付けたそばから散らかされる)風移屋にも慣れたようですね(笑)

  • 第13話 謎・手机応用への応援コメント

    ホテルでの出来事を経て、二人の距離が少しずつ近づいていることを感じられる穏やかな一話でした。風が輝の能力を興味本位ではなく、心配しながら確かめようとする姿勢が彼らしいですね。一方で、輝が「記憶が戻った」と言い出せず、それでも次は話そうと決める流れには、彼女の中で少しずつ信頼が育っていることが伝わってきます。最後に、風が帰らない理由だけは冗談でかわす場面も印象的で、軽い口調の奥に抱えているものが静かに感じられました。

    作者からの返信

    ほんの少しですが二人の距離は縮まりましたね。

    風のこの世界にいる理由や輝を異性として少し過剰なまでに気遣うことにも色々と事情があったりするのですが、それは後ほど……

  • 第12話 縁結憶回への応援コメント

    日常へ戻った穏やかな空気から、一転して記憶の核心へ踏み込む構成がとても印象的でした。風が素直に片付けを喜ぶ場面は思わず笑みがこぼれますし、輝が「掃除も自分の役割」と自然に考え始めている変化も微笑ましいです。そして最後に明かされる、輝が元の世界で「未来を選べなかった」という記憶は、この世界の「役割」という価値観と鮮やかに響き合っています。ただ記憶が戻るだけではなく、彼女が抱えていた心の輪郭まで見えてきた、とても余韻の深い一話でした。

    作者からの返信

    ここは記憶が戻る仕組みと、輝の過去を見せる回となっていますね。

    風は本当にズボラな性格なので……(笑)

    彼女に戻っていく記憶はどうやら決して良いものではないようです。今後もどのような記憶が戻っていくのか、彼女はどんな人物だったのかが分かる瞬間を楽しみにしていただければと思います。

  • 第11話 依頼達成への応援コメント

    依頼解決の達成感と、風と輝の関係が一歩進む瞬間が丁寧に描かれた、とても心地よい締めくくりでした。特に、風が怒っていた理由が「約束を破ったこと」そのものではなく、「輝が怖い思いをしていないか心配だったから」だと分かる場面には、彼の優しさがまっすぐ表れていて胸が温かくなります。また、「私にだけ見えてた……?」という一言で、輝自身にまだ明かされていない特別な性質が静かに示されるのも印象的でした。最後に袖を借りず、自分の足で立とうとする輝の姿には、この章を通して積み重ねてきた小さな成長が感じられます。

    作者からの返信

    風はかなり輝のことを気にかけているようですね。ただ、輝はそれが何故かはまだ分かっていない。風自身も説明しない。少し歪な関係性となっています。

    輝の性質も今後に大きく関わってくる要素になるので是非今後も注視していただければと思います。

    この世界をほんの少し知り、彼を少し信頼したからこそ、一人で立つ輝に気付いて頂きありがとうございます。

    編集済
  • 第10話 在るべきモノへの応援コメント

    輝が直感を頼りに「在るべき場所」を見抜き、ホテルと支配人の役割を守る展開がとても鮮やかでした。特に、ノートから現れた「見付けてくれてありがとうございます」に輝が返事を書く場面は、怪異の中に優しさが宿っていて胸に残ります。ずっとホテルを見守ってきた交流ノートそのものにも役割と人格があるという設定が美しく、最後に風の不在を指摘されることで、達成感から一転して緊張が戻る締め方も見事でした。

    作者からの返信

    ノートに人格を持たせることは、この世界の不思議さを深める要素の一つになっていればいいなと思います。

    実は人よりもモノの方が圧倒的に「役割」を持ちやすいんですよね。用途が決まっていますから。それでもこのノートは、「交流ノート」であることに誇りを持っている、他のノートにはなりたくない、という「役割」の全うを望んでいます。

    さて、風とはぐれてしまった上に勝手に事件を解決してしまった輝ですがどうなるのでしょうか……

  • 第9話 怪位相への応援コメント

    ホテルの異常な構造が、扉の消失やクローゼットの先の廊下によって、悪夢のように迫ってくる一話でした。輝が「役に立たなければ」という焦りに引かれるように、風との約束を破ってしまう流れがとても切実で、彼女にとって「役割」が救いであると同時に重圧にもなっていることが伝わります。最後に風の焦った顔だけが焼き付く締め方も強烈で、二人が離れた瞬間の怖さが一気に押し寄せました。

    作者からの返信

    この扉を開く度に構造が変わる、というワンダーランド的ギミックは私もとても気に入っていると共に、上手く2人を分断させる理由となりました。
    怖いですよね……この作り(笑)

    一人きりになった輝がどう動くのか、約束を破ったことでどうなるのか、気になる!と思わせられたら僥倖です。

  • 第8話 支配人への応援コメント

    支配人の芝居がかった語り口が魅力的で、ランプ頭という姿も含めて一度で印象に残る人物でした。その一方で、「支配人という役割を失う」という言葉が出た瞬間、ホテルの怪異が単なる事件ではなく、この世界では命にも等しい問題へ変わるのが鮮烈です。風の淡々とした価値観に輝が恐怖と疑念を深めていく流れも印象的で、二人の間にある認識の隔たりが静かに緊張感を生んでいます。

    作者からの返信

    彼のキャラクターは私もとても気に入っています。

    風と輝の間の信頼はまだ揺らいでいるということが伝わって良かったです。この先の2人の関係性の変化に注目していただけると嬉しいです、

  • 第7話 大エレベーターへの応援コメント

    第二章の幕開けにふさわしく、一気に世界のスケールと不気味さが広がる一話でした。115階まで続くはずなのに、その先すら分からない九龍大塔という存在には、底知れない畏怖を感じます。そして何より印象的だったのは、風が「必ず僕から離れないこと」と真剣な口調で約束させる場面です。普段の穏やかさとの落差があるからこそ、その一言だけでホテルの危険さが伝わってきて、最後の鉄扉が軋む描写まで含めて、これから始まる出来事への期待が大きく膨らみました。

    作者からの返信

    この大エレベーターと115階という設定は10年以上ずっと持っていた世界観であり、今作はそれを元にいかに面白い話を書くか、という形になっています。

    風は輝のことをしっかり心配しているようだ、ということとこれから始まるホテルでの出来事の不気味さを予感していただければ幸いです。

  • 第6話 時計屋への応援コメント

    時計屋とのやり取りを通して、この世界にも穏やかな人間関係がちゃんと根付いていることが伝わってきて、読んでいてほっとしました。特に輝が「初めまして。輝と言います」と名乗る場面は、自分で受け入れた名前が少しずつ自分自身になっていく感覚が丁寧に描かれていて、とても印象的です。
    また、時計屋の何気ない一言や視線が、新たな謎を残しつつも不穏さだけでは終わらせない絶妙な余韻になっていて、世界の奥行きを感じました。最後に恐怖を抱えながらも「行けます」と前を向く輝の姿に、小さくも確かな成長が見えて嬉しくなります。

    作者からの返信

    時計屋に名乗る場面は初めて輝が自発的に自らの「役割」を背負ったシーンとして描きました。
    そして時計屋のセリフは三章につながる伏線になっているので、その2つが頭に残っているという感想をいただけるのは嬉しいです。

  • 第5話 九龍大塔への応援コメント

    今回は世界観が大きく広がる一話でした。「九龍大塔」という全体像が示されることで、これまで感じていた閉塞感が一つの巨大な構造として結び付いていくのが面白いですね。一方で、風がこの世界に「満足してる」と穏やかに語る場面は印象的でした。輝との価値観の違いが静かに浮かび上がり、二人の関係が単なる「助ける人・助けられる人」ではなく、それぞれ異なる立場を持った人物同士なのだと感じさせられます。そして、鞄の中で八卦盤を握ると心が落ち着くという描写も、さりげないながら輝の心の支えになり始めていて、とても好きな一節でした。

    作者からの返信

    ここもまさに世界観説明と風の人柄を並行している部分ですね。彼がなぜこの世界にこだわっているのか、少しだけ心の片隅に残していただけると嬉しいです。

  • 第4話 端末への応援コメント

    今回は「日常の始まり」を描きながら、この世界の異質さが自然に染み込んでくる一話でした。持ち主の意思で起動する端末や、空の代わりにネオンが照らす夜など、見慣れたものと異世界らしさの混ざり方が心地よく、世界観への没入感が増していきます。そして、風が寝床や鍵まで用意してくれる細やかな気遣いに、輝が少しずつ安心できる居場所を得ていく過程が温かく感じられました。最後の「自分が自分であることの記憶」だけが欠けているという一文は、この物語の切なさを静かに象徴していて、とても印象深かったです。

    作者からの返信

    ここは世界観説明回になってしまうので、いかに読者を退屈させないようにするか考えて書いた部分でした。
    風の人柄を見せ、輝が彼も人間だと感じていくことを並行して行ってみてそれを解決しようと思っていたので、情緒的に読んでいただけて安心しました。

  • 「名前」と「役割」を与えられる場面が、とても丁寧で印象的でした。輝がその名前を受け入れるまで少し迷う時間がきちんと描かれているからこそ、それが単なる呼び名ではなく、自分の意思で選んだ最初の一歩として重みを持っています。そして「役割がある限り君はちゃんと人として扱われる」という一文は、この物語全体の根幹にある問いをまっすぐ示していて、胸に残りました。風の押しつけではなく、相手の選択を尊重する優しさも、とても彼らしいですね。

    作者からの返信

    この世界における「役割」は「仕事」とはまた少し違った概念なのですが、「自分の意思で共同体に利益をもたらす」ということを重んじています。
    そこから「選択」や「意思」が大切になってくるのでその根幹を読み取っていただけて嬉しいです!

  • 第2話 店への応援コメント

    風という人物の第一印象が、この一話でぐっと立体的になりました。人混みでは頼もしく立ち回る一方で、血が苦手で青ざめてしまう姿には思わず頬が緩みますし、その不器用さも含めて優しさが伝わってきます。少女がジャスミン茶の香りにわずかな安心を見出す場面も印象的で、極限の不安の中に小さな安らぎが差し込む描写がとても心地よかったです。

    作者からの返信

    風は飄々としていながら、人間臭いというキャラクターにしたいと思っているので嬉しいお言葉です!
    知らないものばかりの中で知っているものを見付けた時の安心感が伝わっていると幸いです。

  • 第1話 ウリモノへの応援コメント

    導入として非常に引きの強い第一話でした。記憶を失った少女と同じ目線で世界へ放り込まれる構成だからこそ、「空がない」「ウリモノ」という言葉の異様さがじわじわと恐怖を増していくのが印象的です。最後に風が「この子はうちの手伝いなんだ!」と宣言する場面は、一気に光が差し込むような救いがあり、あらすじで示されていた「役割を与えられる」というテーマが鮮やかに立ち上がる締め方でした。

    作者からの返信

    新作をお読み頂いてありがとうございます!

    ずっと温めていた世界の中に歪なルールを作り、その中に主人公を放り込んだ形なのですが、「引きがある」と言って頂けて嬉しいです!