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  • 第11話への応援コメント

     リクエストを頂いたので読みに来ました。

     そうですね……。今まで僕が読んできた岩井さんの作品と比較すると、読者として感情の持っていきどころが分からないような冗長な場面は見受けられず、割と分かりやすく読みやすいお話に仕上がっていると思います。
     登場人物の個性については、この仕事に志願した理由や、地球・自然・動植物などに関する価値観など、(現時点ではまだ)よく分からない部分もありますが、20~21世紀の我々読者の感覚から言って、主人公は等身大、エミさんは臆病でそそっかしいという、良くも悪くも常識的な範囲の性格付けのようなので、物語の各場面でなぜそんな言動をとるのか分からなくなるような、作品が読みにくくなるような不可解さはないと思います。
     ツッコミどころとしては、「着陸艇は中身が無傷のはずなのに乗り捨ててそれっきりなの?」とか、「少年少女が他の惑星の『立地調査(正しくは実地調査?)』をするような時代なのにレーザー光線やライトセイバーじゃなく21世紀初頭みたいな武器しか持ってないの?」とか、「弓矢や竹槍で近所の動物と戦っている民族がどうして豆電球は持っているの(地球の歴史だとエジソンが電球を発明する何百年も前から人類は石弓や鉄砲を使っていたよ)?」とか、「主人公たちの母艦が大気圏外から地上の知的生命体を発見できなかったのは謎の電波のせい? でも電波の存在が分かっていたならどうして主人公たち2人だけで降下させたの?」(これにはエミさんの思惑が関わってきそうですが)とか、考え始めると色々ありますが、補足説明を入れるか放置するかは岩井さんにお任せします。極論を言ってしまえば、『スターウォーズ』なら「宇宙空間は真空なのになぜ音が伝わるの?」とか、『機動戦士ガンダム』第1話なら「すぐ近くに巨大なミサイルが撃ち込まれている状況なのになぜアムロの鼓膜は無事なの?」とか、SFであればどんな作品であっても、ツッコミどころは潰しきれない(整合性にばかり気を取られすぎると作品全体のエンタメ性が損なわれる)節があるので、岩井さんが気にしないなら些細な問題ということでいいと思います。
     それに、今まで僕が読んできた岩井さんの作品と比較すると、(こんな言い方をするのも失礼ですが)一見してツッコミどころになる部分は、後始末ができている方だと思います。とりあえず、主人公や主要キャラが、サイコでもセクハラ体質でもないので、かなり読みやすいです。
     本作に関して、話の整合性以上に押さえておいてほしい重要なことは――これは僕から岩井さんに初めてつける注文になるかと思いますが――、SFやファンタジーを書くのであれば、「(読者にとっての)ロマン」を大切にしてほしい、ということです。ここで言う「(読者にとっての)ロマン」は、着眼点はセオリー通りでも、内実はオリジナリティのあるものであってほしい(オリジナリティがないとむしろ陳腐なだけの冗長な描写になる)という厄介な要素ですが、SFないしファンタジーを書くのであれば、ぜひ大切にしてほしい要素でもあります。
     たとえば、エーリアの人々は身長が2mとのことで、SFファンでなくともこの時点で『アバター』を連想すると思うのですが、そうなると気になるのは肌の色だとか、筋肉の付き方だとか、髪型だとかです。地球人とは全く異なる進化を遂げている可能性もあるわけですから、「樹上生活が長い種族で、目が4つある」とか、「背中にも腕が生えていて、男女を問わず上半身は服を着ない」とかの「オリジナリティ」があってもいいところ。それを「身長2m」という一点だけで押し切るのであれば、主人公との接し方や文明・文化の築き方に関連して、その要素を嫌というほど追求してほしいと思います。身長2mなら、エーリア人が主人公と目線を合わせるのも難しいはずですし、彼ら彼女らが近づけば主人公は威圧感を覚えるはずです。主人公がエーリア人の村落を見て抱く第一印象は「何もかもがデカい」というものになると思います。家もデカい、扉もデカい、食器もデカい、寝具もデカい(布団は重い)。魔女のシスティアがいわゆる「のじゃロリ」なのは、僕としては予想外で楽しい点でしたが、気になるのはやはり身長です。エーリア人も年をとると背が縮むのか、縮むとして、地球人の少女(エミさん)に比べると大柄になるのか。欧米人から見てアジア人は大人でも子供に見えるそうですが、年長のエーリア人を見慣れているシスティアからすれば、主人公はほとんど幼児に見えるのではないか。
     SFのロマンを差し挟む余地をいちいち列挙していたら岩井さんが自分で考える楽しみを奪ってしまうので、気になった点をもう1点だけ挙げて終わりにしますが、主人公たちの任務の性質を考えると、現地で知的生命体と遭遇した際のマニュアルや方法論はあってもいいところですよね。母艦に逐一報告することになっているのに通信できなくて仕方なくビデオログだけに留めるとか、現地人の文明レベルを1~9のカテゴリーに振り分けることになっているとか、現地人の体毛を分けてもらって遺伝子を分析するのが正規の手順だとか。テレパシーやサイコキネシスについて、地球人の側にはノウハウや類似の科学技術があって、主人公とエミさんはそこには意外と驚かない、というくだりがあってもよいかもしれません。

    作者からの返信

    こんばんは(^^)/ いつもながら(と申し上げるのも図々しいですが)、本当に貴重かつ有用性の極めて高いご指摘、ありがとうございます!!
    本作執筆において僕が重視した点が二つほど。

    ①戦闘場面を減らし、心理描写を厚く(熱く)する
    ②感情と出来事の関連性・因果関係をしっかり描写する

    と、いう二点です。まだまだ想像を豊かにする余地はありますが、あじさいさんが挙げてくださった例を基に、しかしそのまま真似ることなく、じっくり面白さ・独自性として打ち出していければ、と思います。

    最早、感謝の言葉もございませんが……。いずれ(今作では無理でも)あじさいさんと肩を並べられるような作品を書いてご覧に入れます(`・ω・´)

    それでは~(^ω^)

  • 第1話【第一章】への応援コメント

    未知の惑星への緊迫した降下から、銃を構えたまま対話へ切り替わる展開がとても印象に残りました。
    異星人との出会いを「敵か味方か」ではなく、理解し合えるかという視点で描いているからこそ、最後の握手に大きな意味が生まれています。
    この先どんな文明や価値観に触れていくのか、じっくり見届けたくなりました。

    作者からの返信

    こんにちは。コメントありがとうございます!
    僕は結構映画からネタを参照することが多く、今作は『E.T.(今作では立場が逆ですが)』とか『ジュラシックパーク』あたりを研究させてもらっていました。ちなみに銃器がやたら出てくるのは、単純に僕の趣味です(;^ω^)

    お時間とお心に余裕がございましたら、またおいでいただけると大変ありがたく存じます<(_ _)>