2026年7月4日 15:38
第2話 招く声 への応援コメント
これは一話目の、結城優という作家からの継承を表しているのでは、と感じました。特に、「連れて行ってあげる」を、ただの異物やホラーとしてではなく、読者が作家になり、作家が本の側へ渡り、次の読者を招いていく循環として描いていたところがとても良かったです。冒頭の「紙と紙の隙間からあの子を見ている」で、原作の視点が一気に反転して、本が読まれる側ではなく、本の側から読者を見ている物語になっている発想が、とても好きです。結城優も最初から招く側だったのではなく、以前、読者であった頃に、誰かに招かれた存在だった、という解釈もかなり好きです。一話目の結城優の言葉遊びを大切にしながら、そこに「継承」や「呪い」のような構造を加えていて、世界が深くなっていました。カウンターのお姉さんを「番人」のように扱っているところも良かったです。一話目では少し不穏さを残しておいたのですが、この二話目では図書館の仕組みを知っている側の人に見えて、図書館そのものの説得力のようなものが増していました。最後の、インクではない。染み込んでいるのは、私たちだ。という一文が特に強かったです。一話目冒頭の「本には何かが染み込んだ匂いがする」に対する答えになっていて、本の匂いが、連れて行かれた人たちの寂しさの匂いになるのがとても綺麗で、怖かったです。一話目を丁寧に受け取りながら、自分なりの解釈で奥行きを作っている二話目だと思いました。すごく良い参加作でした。ありがとうございました。
第2話 招く声 への応援コメント
これは一話目の、
結城優という作家からの継承を表しているのでは、と感じました。
特に、「連れて行ってあげる」を、ただの異物やホラーとしてではなく、読者が作家になり、作家が本の側へ渡り、次の読者を招いていく循環として描いていたところがとても良かったです。
冒頭の「紙と紙の隙間からあの子を見ている」で、原作の視点が一気に反転して、本が読まれる側ではなく、本の側から読者を見ている物語になっている発想が、とても好きです。
結城優も最初から招く側だったのではなく、以前、読者であった頃に、誰かに招かれた存在だった、という解釈もかなり好きです。一話目の結城優の言葉遊びを大切にしながら、そこに「継承」や「呪い」のような構造を加えていて、世界が深くなっていました。
カウンターのお姉さんを「番人」のように扱っているところも良かったです。一話目では少し不穏さを残しておいたのですが、この二話目では図書館の仕組みを知っている側の人に見えて、図書館そのものの説得力のようなものが増していました。
最後の、
インクではない。染み込んでいるのは、私たちだ。
という一文が特に強かったです。一話目冒頭の「本には何かが染み込んだ匂いがする」に対する答えになっていて、本の匂いが、連れて行かれた人たちの寂しさの匂いになるのがとても綺麗で、怖かったです。
一話目を丁寧に受け取りながら、自分なりの解釈で奥行きを作っている二話目だと思いました。すごく良い参加作でした。
ありがとうございました。