不燃物への応援コメント
無限に味がすると思いました。
一首目から十首目を読んで、読む度に世界観が広がっていくような感覚を覚えます。
例えば“下北の劇場の手前”は夢や野望などが詰まった“海賊船の宝石の箱”みたいな存在なのだと思うと、石ころがもっと具体的に夢追い人の像に見えてきますし、坂道の険しさは“夢の痕”が証明してくれるようです。
二首目と五首目のサイコロつながりからも夢の終わりを想起させられますから、前半部は夢の膨れ上がりと萎み具合が歌全部でつくられているように感じました。
他の歌もこういった繋がりを感じさせつつ、歌同士を補強し合うように並んでいる気がして。
連作を通して読み終わったときの「不燃物」というタイトル、最後にもう一度一首目を読んだときの感じ方の違いがとても面白かったです!
特に好きな一首を挙げさせていただけるなら
“再びと燃えない湖も海も昔は炭酸だったんだってね”です。
さらりと読んだときはシュワシュワ感が胸一杯に広がり、切なさを加速させていて、前と後ろの歌をよりドラマチックに出会わせる役割をはたしているような気がしました。
さらに、タイトルと海の成り立ちも加味すると不燃性の炭酸ガスが夢を鎮火させていくような、今までの夢や野望を詰め込んだ海や大きな水らの存在が途端に空虚なものに見えてくるところが好きでした。
まわりの三首含めて流れが綺麗なところも!
不燃物への応援コメント
新作!ᐠ( ᐛ )ᐟヤッタゼ!
何度も読み返してしまいました。
不燃物というテーマの他に、どこか水の中で静かに朽ちるという感じもして、不思議な感覚を味わいました。
堪能させていただきました。ありがとうございます。