第八話 記録への応援コメント
「複製の上、新規入植船へ引き継ぐものとする」
第一部の冒頭に返りますと、この記録は完全には復元できない程の未来の、第三陣の入植船が再生したものなのですね。自由号も、或いは先行入植船の末裔のように文明が退行したのか。カンパニーと交易を続けた結果「債務」に逆戻りしたのか。
実は全てカンパニーの掌の上で、第三陣どころではなく繰り返されていたとすると恐ろしいなと感じました。人類居住可能惑星は非常に限られるでしょうから……。
作者からの返信
紫瞳さん、こちらにもコメントありがとうございます。
最後の一行から冒頭に戻って読み直してくださったのですね。
近況ノートで図々しくもお願いしたことを、その日のうちに実行していただけるとは思っておりませんでした、、本当にありがとうございます。
繰り返されていたのかどうかは、あえて書かずに置きました。
読んだ方それぞれに想像していただき、それがその人の答えということで、作者からは明言することは控えさせていただきます。
また、恐ろしいと感じていただけたのなら、書いた甲斐がありました。
さらに星までいただけて本当にありがとうございます。いつも細かく読んで、背景なども汲み取っていただき作者冥利に尽きます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
第三話 ダブルTへの応援コメント
うわあ~でございますね。あっという間に共産社会主義の失敗を煮詰めた「不自由号」に。女性乗員も粛々と従っているのか……他の宇宙船もいますし、再度の混乱の予感がいたします。
作者からの返信
紫瞳さん、いつもコメントありがとうございます。
「不自由号」、、まさにその通りですね。思わず膝を打ちました。
女性乗員についてですが、この体制は人を「個」として扱わず、まとめて番号のように記録していくので、性別で誰かが免れることも、特別扱いされることもありません。
また、他の宇宙船もいる、もその通りです。自由号はあくまで船団の一隻にすぎませんし、外の世界が消えたわけでもありません。この先どうなっていくのかも楽しんでいただけると嬉しいです。
これからも自由号、あらため不自由号の記録を、どうぞよろしくお願いいたします。
第二話 蜂起への応援コメント
すみません、これは目的の星系に到着して全員が目覚めて、でも軌道上で訓練したり反乱が起きたりしているのでしょうか。船長や船医も、債務者の立場は同じなのでしょうか。
作者からの返信
紫瞳さん、いつもコメントありがとうございます。新しいお話丁寧に読んでいただきありがとうございます。とても嬉しいです。
まず舞台の状況ですが、自由号が到達したのは目的の「星系」までで、まだ「星」そのものには降りていません。いま行われているのは着陸に向けた最終の軌道調整で、乗員はそのために目覚め、着陸準備の訓練を受けています。ご想像のとおり、覚醒・訓練・そして蜂起までが、まだ星へ降りる前の軌道上に向かう段階で起きている、という流れです。「到着」という語が星系への到達を指していたぶん、少し分かりにくかったかもしれません。
身分については、艦長(船長)をはじめとする管理職の幹部だけがカンパニーの側の人間で、それ以外の乗員は渡航費の借金を背負わされた債務労働者、という二層構造になっています。艦長はむしろ乗員を借金で縛る「管理する側」で、船医を含めた幹部以外の乗員が、縛られている側です。
この作品はあえて行政文書・記録文書のような硬い文体で書いています。読みづらさを感じさせてしまうのは覚悟のうえで選んだ文体で、その狙いは読み進めていただけるほど効いてくる、、と思っているので、もしよろしければこの先もお付き合いいただけたら嬉しいです。
第二話 蜂起への応援コメント
「これは貨物ではない。人間だ」に、うわ~です。老整備長の歌が唱和されるところも、なんだか一気に人の温度が出てきた気がしました。
「自由の七箇条」、言葉はとても素敵なのですが、よく読むと怖いですよね。
あんまり自由になってないような……。
引き続き追わせていただきます。
作者からの返信
丈王さん、いつもコメントありがとうございます。
また返信遅くなってしまい誠に申し訳ありません。
冷たい記録の声で最後まで通したお話なので、老整備長の歌や、とこどろころ出てくる人々の活動に温度を感じていただけたのは嬉しいです。
また、自由の七箇条は、条文の言葉の意味と、それが今後にどう繋がっていくのか、気にしていただければ幸いです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。