第14話 波の音だけがへの応援コメント
完結お疲れ様でした。
マナの存在とチューブリンをマナに変形させる実験は非常に興味深かったのですが、マナの観測者は主体(マウスやエライアス君)でもいいのですね。
別に批判ではないですが、1細胞に主体がピンポイントで干渉するというのがイメージ持てなくて(読み違えていたらごめんなさい)。
神谷の死以降、チューブリンの変性が一般化された世界はどうなるのでしょうか?
個人的にはそちらの方に、非常に興味があります。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
「マナの観測主体」について……そうですよね~、量子論についてご存知の方なら、それ考えちゃいますよね (゚ー゚;Aアセアセ
強引に理屈をつけられないこともないかな~とは思ったんですが、あまりに説明的になってしまうので、「ソコ」は文章の雰囲気で煙にまいて押し切ってしまおうという作品設計で逃げておりました。
考えていた「理屈」は以下のようなものです。
「エヴェレット解釈」では、可能性世界は収束せずに同時に無限に存在している。この前提で、「観測主体」たとえばエライアス君が宝くじ当てた可能性世界を選んだとして、他の世界から「エライアス君」は消えるのか? 一般人と変わらず、外れた宝くじを握りしめるエライアス君の可能性世界が無数に存在するのか? 本作の宇宙では「マナ」化した「強化チューブリン」による脳量子機能で世界を収束させたエライアス君が、量子複雑性のレベルで「エライアス君」とみなされる可能性世界の全てで、エライアス君の宝くじは当たりです。エライアス君が宝くじの当たりを選ぶので、「エライアス君」の宝くじがはずれる可能性宇宙の可能性はゼロなのです。
つまり1細胞ではなく、脳量子仮説で「意識」を存在させるに足る、複雑性を持つ量子もつれ群=強化チューブリン脳が宇宙の可能性を限定するという理屈です。
こんなんきれいに説明する自信がなくて……別作
「矮小なる神の庭 ~ あるいは量産型可能性宇宙 ~」の6話で失敗の実績があります(´・ω・`)
この未来は、きっとご都合主義によって物語が死に絶える世界。
ラリー・ニーヴンが『安全欠陥車』(原題: Safe at Any Speed)で描いています。
第4話 月への帰還への応援コメント
壮大なのに神谷先生の一歩一歩がすごく人間らしくて、気づけば静かな宇宙に心まで連れていかれました。特に海王星を捨てる決断は「そこまで信じるの!?」と胸が熱くなりました。あと林さんの登場も気になります。あの冷静な視線の奥に、神谷先生への尊敬だけじゃない何かを隠していそうで… …
二人が最初に見る景色がどんなものなのか気になりましたので、こちらの作品も読み進めたいと思います。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
鋭いです! 海王星を捨てるってのは深宇宙探査プロジェクトに要する準備期間や投入された費用を考えたら、現実的にはあり得ない選択なんですよね。
太陽系外園からのサンプルリターンなんて無茶を、それなりに納得できそうなシチュエーションを考えたら、進行中の外惑星探査機を向かわせるのならなんとかなるかなと考えて無理やりなストーリーだったのです。
でも、そんな無茶を通したから、以降で主人公が人生をかけて結果を見届けようとする動機に説得力が増したかなと、自分では思っております。
続き、お楽しみいただけると幸いです。
敬具
第14話 波の音だけがへの応援コメント
完結お疲れ様です。そして拙作をフォローしていただきありがとうございます。
SFは気になった作品だけ読む程度の初心者で、専門用語などよくわかっていないので内容にはあまり踏み込めないのですが、外宇宙に未知の物質や現象を見つけて観測・採集しに行くという序盤は『虚無回廊』や『ソラリス』を思わせてワクワクしました。
個人的な感想としては「マナ」というネーミングが秀逸で素晴らしいと思いました。ハードSFでいきなりファンタジー用語が出てきて驚いたのですが、たしかに現実でこんなものが見つかったら魔法と呼びたくなってしまうのも納得です。
こんな魔法のような万能な力を全人類が獲得してしまったらメチャクチャになるのではと思ったので、「地球の重力下では使えない」という制限があるのは説得力もあるし、絶妙な落とし所だと感心しました。その結果として人類が2つの種に分かれてしまうというビターなラストもよかったです。
人類の新たな種となった「天の人」(このネーミングもいいですね)がどんな思考回路をしているのか、欲求とかは残っているのか、気になりました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
完結まで読んでいただけたようで、本当にありがとうございます。
アゼル君の物語は、少しずつ読ませていただいてます。
この小説「ハードSF」を自称するのは、かなりためらいました。一番のキモのマナが科学的考証から完全に逸脱していますから……
キャッチフレーズに「ハードSF」と入れたくて強行しました。 m(_ _)m
天上の亜神には、きっと欲求は残ってます。でも、それを望むだけでかなってしまう。
亜神同士の利害が衝突したら?
マナの総量=神力の強い側の望む世界線が実現するんでしょうね。