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  • ザラザラへの応援コメント

    文芸部へのご参加、ありがとうございます。
    日常の一コマから始まり、静かに、しかし確実に夫への決別へと向かっていく主人公の心情が、張り詰めた空気感とともに描かれており、深く引き込まれました。

    ■ 全体を読んでの感想
    冷凍庫の奥から見つかった「去年のアイス」という何気ない導入から、現在進行形で進められている夫の浮気の証拠集め、そして娘とのやり取りを経て、最後の強い決意へと至る構成が見事でした。
    ドロドロの感情を直接ぶちまけるのではなく、「今は、もう腹立ちすらない。いかにバレないように証拠を集めるか、それだけだ」という極めて冷静な主人公の視点が、かえって事態の修復不可能性と彼女の覚悟の強さを際立たせており、ラストの一行の切れ味には痺れました。

    ■ お題「象徴」の活用について
    本作では、お題である「象徴」が、冷え切り、変質してしまった夫婦関係や主人公の決意を読者に突きつけるためのモチーフとして、極めて洗練された形で配置されていました。

    ・「一度溶けて変質してしまったアイスクリーム」【修復不可能な愛情の象徴】
    去年の夏、夫のために買ったバニラアイス。一度溶け切って再び凍ったそれは、本来の滑らかさを失い、ザラザラとした「気持ち悪い味」の塊になっていました。これは、かつては存在した夫への愛情が完全に失われ、二度と元の関係には戻らないという、現在の夫婦関係そのものを象徴する恐ろしいほどに的確なモチーフでした。

    ・「溶けたアイスを洗い流し、捨てる行為」【決別と新たな人生への覚悟の象徴】
    結末で、アイスではなくなったものを勢いよく出る水で洗い流し、カップをゴミ箱に捨てる動作。これはただのゴミ処理ではなく、浮気をして裏切った夫に対する未練を完全に断ち切り、自分と娘の新しい人生へと進んでいくという強い覚悟を見事に象徴しており、「私の人生に溶けたアイスなんて要らない」という締めくくりの言葉を最高に際立たせていました。

    ■ 最後に
    「象徴」という魔法を通じて、「愛情が冷めた」「離婚を決意した」といった直接的な言葉を使わず、変質したアイスクリームという具体的なモノの変化に人生の選択を託して描き切った筆致に、深く敬意を表します。
    また部室にて、あなたの紡ぐ、鋭くも美しい物語に出会えるのを心より楽しみにしております。

    作者からの返信

    @naimaze様

    企画に参加させていただき
    ご一読いただき、ありがとうございました!!

    そして、とても的確な長文コメント
    本当にありがとうございます!!
    私の伝えたかったことを全て拾い上げていただき、とても嬉しく思います。

    実は
    小説を挙げた時は
    最後の一文が入っていない状態でした。
    何か物足りないな、締めの一言が欲しいと思い
    付け足して更新しました。
    @naimaze様に読んでいただくのに間に合って良かったです。笑

    また何か企画の際は参加させていただきたいと思います!!
    ありがとうございました!!

    編集済