第11話 司令塔のお願いへの応援コメント
今回は響来の人柄が一気に立ち上がる回でした。弟妹たちへ自然に指示を出しながら夕食を作る姿はまさに「司令塔」で、学校で見せる無口な印象との落差がとても魅力的です。そして、「まだ、俺は挑戦してもいいか?」という独白から、両親への「ベースを買うお金を貸してください」までの流れには胸が熱くなりました。家族が彼の願いを責めるのではなく、「やっと自分のわがままを言ってくれた」と受け止める場面が本当に温かく、この物語の優しさがよく表れていると感じます。
作者からの返信
コメントをいただきありがとうございます。
響来は主人公たちの中でもどういうキャラクターにするのかすごく悩みましたので、彼の普段は見せない優しさを感じ取っていただけたなら嬉しいです。
今後の活躍にもご注目いただければと思います。
いつもありがとうございます。
第10話 すれ違う音への応援コメント
三人が初めて向き合う場面、それぞれの性格が会話だけで鮮やかに立ち上がっていて、とても楽しく読めました。特に高岡の「……だって……やってたし」という一言は、短いのに彼の過去や未練まで滲んでいて印象的です。舞希が四つのコードを鳴らせた瞬間も、派手な成功ではないからこそ積み重ねの重みが感じられ、思わずこちらまで嬉しくなりました。そして最後、アリスの「私は本当に諦めた人を知っているから……」という言葉には、彼女自身の背景が静かに覗いて、単なる勧誘ではない切実さが胸に残ります。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
今回は三人が初めて正面から向き合う回だったので、それぞれの性格を感じていただけたようで嬉しいです。
高岡の一言は、彼は(自分に対して)器用ではないという性格を表したくて頑張って考えました。
舞希が四つのコードを鳴らせた場面も、派手ではないけれど、ここまで続けてきた時間が少し報われる瞬間として大事にしました。
アリスの言葉にも触れていただきありがとうございます。彼女がなぜそこまで踏み込むのか、その背景もこれから少しずつ描いていけたらと思っています。
いつも丁寧に読んでくださって、本当にありがとうございます。
第9話 鳴らないコードへの応援コメント
今回は、上達そのものよりも「続けている時間」の積み重ねが丁寧に描かれていて、とても好きでした。指先が硬くなったことを嬉しそうに見せる舞希も、クッションでドラムを練習して壁を傷つけてしまうアリスも、本当に音楽を始めたばかりの二人らしくて微笑ましいです。そして、二人が頭を抱えていたコードを、最後に「だってやってたし」とでも言わんばかりに言い当てる男子生徒の登場が実に鮮やかでした。静かな積み重ねの先に、新しい仲間との出会いが自然に訪れる構成が心地よいですね。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
今回はまだまだ上達するというより、舞希とアリスが少しずつ音楽を続けている時間を描きたい回だったので、そこを感じ取っていただけてとても嬉しいです!
指先が硬くなることや、クッションでの練習など、始めたばかりだからこその小さな変化を大事に書きました。
静かに積み重ねてきた二人の時間が、新しい出会いにつながっていくように書けたらと思っています。
いつも丁寧に読んでくださって、本当にありがとうございます。
第8話 ギターが繋いだ秘密への応援コメント
今回は「友達になる」という出来事が、音楽を通して少しずつ形になっていく様子がとても心地よかったです。舞希が勇気を出して自分の不思議な体験を打ち明けると、アリスは否定せず、むしろ「じゃあ、あたし、これ叩いてみるわ」と自分の一歩に変えてしまう。この軽やかさがアリスの大きな魅力ですね。そして最後の「その日から、この小さな部屋が、二人の秘密基地になった。」という締めが実に素敵でした。音楽だけでなく、舞希にとって初めて安心して居場所と呼べる空間が生まれたように感じます。
作者からの返信
コメントいただきありがとうございます!!
今回は、舞希とアリスが「音楽」を通して少しずつお互いの距離が近づく様子を丁寧に書こうとおもってました。
舞希の不思議な体験を、アリスが否定せず、自分の一歩に変えていくところは、自分でもアリスらしさとして大事にしたかった部分でした。
「秘密基地」という言葉にも触れていただけて嬉しいです。舞希にとって、ただ練習する場所ではなく、初めて安心していられる居場所になっていく場所として書いていけたらと思っています。
いつも丁寧にコメントをいただき本当にありがとうございます!
第7話 非常階段のアリスへの応援コメント
アリスの第一声から非常階段へ連れていくまでの勢いが実に彼女らしく、舞希との対比がとても心地よかったです。「昨日、笑ってたから」という一言で友達になる理由を語ってしまうのも素敵でした。理屈ではなく、その一瞬の表情を見逃さなかったからこそ始まる関係に温かさを感じます。そして、誰から見てもクラスの中心にいるアリスが「実は、私もだから」と打ち明ける場面には、あらすじにあった「持っているものが違っただけだった」というテーマが静かに顔をのぞかせたようで、とても印象に残りました。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
アリスの勢いと、舞希との対比は大事に書きたかったところなので、そこを感じ取っていただけてとても嬉しいです!
「昨日、笑ってたから」は、理屈より先にアリスが舞希の変化を見つけ、アリスもまた、舞希とは違う形で「持っていないもの」を抱えている子なので、「実は、私もだから」という一言から少しずつ彼女の内側も見せていけたらと思っています。
いつも丁寧に読んでくださって、本当にありがとうございます。
第6話 信じてみようへの応援コメント
花村のギター愛が実に魅力的でした。専門的な話をこれでもかと語りながらも、単なる道具ではなく「この子」と呼び、「誰かに弾いてほしかったんでしょうね」と語る姿に、このMustangが積み重ねてきた時間まで感じられます。そして舞希が理屈ではなく花村を信じる決断をしたことが、とても彼女らしい一歩でした。ラストではアリスがついに舞希へ声をかけ、静かに動いていた物語が人と人との関係にも広がっていく予感がして、続きを読みたくなる締めでした。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
花村さんは前回に引き続き楽しく書いていた人物なので、彼のギター愛を感じていただけて嬉しいです。
舞希自身は専門的なことをほとんど理解できていないのですが、それでも花村の態度や言葉から「この人を信じてみよう」と思う一歩を大事にしたいと思い書いた回でした。
Mustangについても、これから少しずつ物語の中で意味が見えてくる予定です。
そして次回からはアリスとの関係も動き始めます。続きも楽しみにしていただけたら嬉しいです!
第5話 古びたMustangへの応援コメント
今回は、舞希が「ギターを始めたい」という気持ちを行動に移していく姿がとても生き生きとしていました。教室では見せない笑顔をアリスが目撃する場面が特に好きで、他者の視点が入ることで舞希の変化がより鮮明に感じられます。そして、何気なく売ろうとしたギターが、花村の反応によって一気に特別な存在へ変わる展開が見事でした。「これを売るなんてとんでもない!」という最後の一言は、ユーモラスでありながら、この一本に込められた物語の重みを強く予感させます。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
1話から続けて読んでいただけて、本当に励みになっています。
今回は舞希が「ギターを始めたい」という気持ちを少しずつ行動に移していく回だったので、ちゃんと上手く書けているか不安でした。
アリスの視点から舞希の変化が見える場面は、大事にしたかったところなので、触れていただけてありがたいです!
ギターについても、これから少しずつ物語の重みが見えてくる予定です。
「これを売るなんてとんでもない!」の元ネタは、もちろんアレです!(笑)
第4話 まだ手が覚えているへの応援コメント
夢から覚めても熱が冷めず、検索欄に向かう舞希の姿がとても自然で、「好き」が芽吹く瞬間の初々しさを感じました。誰かに相談したいのに一歩踏み出せない様子も、これまでの舞希らしさがよく表れていて印象的です。そして、クローゼットの奥から現れた一本のギターと、それを見つめる父の表情。静かな場面なのに一気に物語の奥行きが増し、「まだ手が覚えている」というタイトルが別の意味まで帯びてくるようで、とても余韻のある締めでした。
作者からの返信
コメントありがとうございます!!
舞希が「好きかもしれない」と自覚する前の、検索してしまうくらいの小さな動きを大事に書きました。まだどうしていいのか分からないけれど、なんとか感情を整理して行動してみようという場面を汲み取っていただけたようで嬉しいです!
ギターを見つける場面と父の表情は、この先の物語にもつながる大事な場面になります。
「まだ手が覚えている」というタイトルにも触れていただけて嬉しいです!
第3話 待っている人がいるへの応援コメント
ライブシーンの熱量が素晴らしかったです。舞希は何も分からないまま演奏しているのに、その高揚感や観客との一体感がまっすぐ伝わってきて、「待っている人がいる」という歌詞も相まって胸に響きました。そして、ボーカルの「今日はありがとう」が現代のコメント欄と繋がる瞬間には、なんとここで一本の線になったのかと静かに興奮しました。
最後に舞希が「ギター 初心者 やること」と検索する締めもとても好きです。ほんの小さな行動ですが、「何もない」と思っていた彼女の中で、確かに何かが動き始めたことを感じさせてくれました。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
ライブシーンは舞希自身も何が起きているのか分からないまま、ただ音と熱に巻き込まれていく場面として書いたので、高揚感や観客との一体感を感じ取っていただけてとても嬉しいです。
「今日はありがとう」が現代のコメント欄と繋がるところは、この序盤で一番大事にしたかった部分なので、そこに触れていただけたことも本当に励みになります!!
最後の検索は、舞希にとっては本当に小さな一歩ですが、ここから少しずつ彼女の世界が動き始めていきます。
第2話 まもなく開演いたします。への応援コメント
一気に世界が切り替わるこの第二話、とても引き込まれました。煙草や酒の匂い、折りたたみ式携帯電話、クラブの空気など、2004年という時代が舞希の戸惑いを通して立ち上がってくるのが印象的です。そして、シュールな劇で緊張がほぐれた直後に、バイオリンを構えた女性を見た瞬間の「なぜか懐かしい」という感覚から、最後の「舞希はステージから観客席を見ていた。」への切り替えが鮮やかで、思わず息をのみました。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
2004年の空気感はかなり大事に書いた部分なので、煙草やお酒の匂い、折りたたみ式携帯などから感じ取っていただけて嬉しいです!
舞希にとってライブハウスは完全な別世界なので、その戸惑いが伝わっていたなら安心しました。
ラストの切り替わりも、この話で一番見せたかったところなので、そう言っていただけて本当に励みになります!
第1話 何もない私への応援コメント
冒頭の日常描写がとても丁寧で、舞希の「何もない」という感覚が、説明ではなく生活そのものから自然に伝わってきました。猫のピンや夕日を眺める時間など、小さな「好き」がさりげなく描かれているのも印象的で、彼女は本当に何も持っていないわけではないのだと感じさせます。ラストの「今日はありがとう」という一言が静かな日常を一気に非日常へ反転させる締め方も美しく、物語の扉が開く瞬間として強く心に残りました。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
舞希の「何もない」という感覚を、説明ではなく日常の中から感じ取っていただけてとても嬉しいです。猫のピンや夕日など、自分でも大事に書いた部分だったので、そこに触れていただけて励みになります。
「今日はありがとう」から物語が動き出していくので、続きも楽しんでいただけたら嬉しいです。
第3話 待っている人がいるへの応援コメント
スプリングロードって、どんな曲でしたっけ・・・?
実在の曲じゃないのかな?と思ってしまいました。
音楽の知識はあまりないですが、
舞台の上、いきなりライブって全くの別世界で、
なかなか衝撃的ですよね。
興味ぶかい導入だなぁ、と思いました。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
『スプリングロード』という曲に興味を持っていただけて嬉しいです。実はこの曲は、物語の中でもかなり大事な意味を持つ曲になります。
舞希にとってライブハウスは完全に別世界なので、その衝撃が伝わっていたなら嬉しいです!
第12話 やりたいと思ったからへの応援コメント
三人がようやく同じ方向を向く瞬間が、とても気持ちのいい一話でした。高岡の「俺がやりたいと思ったから入るんだからな」という言葉はいかにも彼らしい照れ隠しですが、その後にこぼす「俺、まだ諦めてなかったんだなって」が本音として響きます。アリスの「ビッキー」というあだ名や軽快なやり取りも、三人の距離が一気に縮まったことを感じさせて微笑ましかったです。最後に自然と「土曜日に宮村楽器で集合」という約束まで決まる流れも、これから本当にバンドが動き出す期待感に満ちていました。
作者からの返信
板野様、今回も丁寧に読んでくださり、ありがとうございます!
響来の照れ隠しと、その奥にある本音を受け取っていただけて、とても嬉しいです。
ピアノをやっていた彼にとっては、また挑戦したいという気持ちだけでなく、純粋に「曲がよかったから」というのも、大きな加入理由なんですよね。
「ビッキー」というあだ名も含めて、三人の距離が一気に縮まった回として楽しんでいただけて安心しました。
ここからようやく、バンドが本当の意味で動き始めます。
今回も素敵なコメントをありがとうございました!