第34話 海の近くの家への応援コメント
いよいよ夏合宿、というだけでわくわくする導入ですね。少し前まで放課後の音楽室で恐る恐る音を合わせていた三人が、今では「三人で泊まって、朝から夜まで音を出す」ことを楽しみにしている――この距離の縮まり方が嬉しいです。そして勉強も練習もあるのに、結局アリスの勢いで海へ向かってしまうのが実にこの三人らしい(笑)。「たった一度きりの八月」という章題も相まって、この三日間そのものが大切な思い出になりそうな空気がとても好きです。
作者からの返信
夏といえば合宿、という定番イベントなわけですが、舞希はきっとドキドキの連続だったと思います。
音を出すのも楽しみなんですが、遊ぶことにも全力投球な人がじゃんけんに勝ってしまったようです(笑)
章題についても気に入っていただけたようでありがとうございます。今後の展開を是非お待ちしただければ幸いです。
第33話 卵焼きからへの応援コメント
短い回ですが、舞希の変化がぎゅっと詰まっていますね。「料理を教えてほしい」も「文学部で、教職課程の取れるところ」も、かつて進路希望調査を白紙のまま眺めていた舞希から、自分で一歩を選び取った言葉なのが胸に残ります。そして父の「……卵焼きからでいいか?」がとても好きです。多くを語らない父娘だからこそ、最後の少しだけ笑っている横顔まで含めて、静かな嬉しさが伝わってきました。
作者からの返信
板野様、いつも丁寧にコメントをいただきありがとうございます。
また進路希望調査の用紙のことまで覚えていただけたなんて衝撃です!
響来の家は賑やかで、アリスの家は厳格で、対して舞希の父は不器用なので、これくらいの距離感が二人にとっては心地よいのです。
第32話 誰が彼女?への応援コメント
響来が以前言っていた「司令塔」ぶりを、今度は舞希たちが目の前で見る回なのがいいですね。料理そのものだけでなく、きょうだい一人ひとりに自然に役割を振って、八人の食卓を作り上げてしまう姿には、響来が長い時間をかけて身につけてきた「持っているもの」がよく表れていると思います。そして最後、そんな響来を見た舞希が「誰かのために、何かを作ること」を自分にも重ねるところが印象的でした。前回こっそり買った作曲本とも響き合う言葉で、舞希の中の「作りたい」という気持ちが少しずつ形を持ち始めていますね。
作者からの返信
板野様、コメントをいただきありがとうございます。響来は実はスペックが高いんですよね。ナチュラルにモテそうです。
舞希は父と二人暮らしなので、同世代の友達が、家事をこれほどまでやっていることに衝撃を受けたのだと思います。
彼女の成長を見守っていただけたら嬉しいです。
第31話 私の方が好きへの応援コメント
彫刻刀の正体から「男女三人で何かあった疑惑」、そして「私の方がアリスのこと好きなんだからーっ!」まで、一気に緊張を笑いへひっくり返す流れが好きです(笑)。ただ、その奥にあった妃冬美の「私には言ってくれないんだ」という寂しさはとても素直で、アリスが学校で築いてきた関係も決して表面的なだけではなかったのだと感じました。そして最後に響来が「全員、うちで飯食ってけよ」と迎え入れるのも彼らしいですね。三人で作り始めた居場所が、少しずつ別の誰かにも開かれていくようで、第八章らしい広がりを感じます。
作者からの返信
板野様、コメントをいただきありがとうございます。
この小説は基本的に真面目な感じがしていたので、この辺りでコメディ要素を取り入れてみたかったんです。
若い男女が、それぞれの家ではなく、単身用アパートから汗をかいて出てきたという事であれば、桃井さんの考えに至っても全く不思議ではありません(笑)
そして響来は捻くれて拗らせてますが、面倒見が良いやつなんですね。
第30話 見ちゃったへの応援コメント
ついに兄の部屋が、文字通り三人だけの練習場所になりましたね。「説明書の味方」という舞希の返しも可愛くて(笑)、三人であれこれ言いながら組み立てる時間そのものが、この章の「居場所の作り方」になっているのが好きです。時間制限を気にせず何度でも失敗できる環境を手に入れた喜びから一転、最後の「見ちゃった……」にはぞくっとしました。しかもアリスが即座に「ひーちゃん」と呼ぶ相手――親しい人物らしいだけに、細長い金属を手にした登場が強烈な引きになっています。
作者からの返信
板野様、コメントをいただきありがとうございます。
舞希は現実主義者なのかもしれませんね(笑)
アリスは気さくな性格で、頭も良く話も面白いのでクラスでも人気者です。そんなアリスが最近友達付き合いが悪くなったのであれば、このような事件が起こります……
第29話 黒い翼でもう一度への応援コメント
響来がピアノではなくベースを選んだ理由、「二人の音を聴きながら弾ける」「誰かの音を支えたり、つないだりできる」がとても響きました。一人で全部を背負おうとして音を失った彼が、今度は誰かと一緒に鳴らす楽器を相棒にする――サンダーバードが単に格好いいから選んだ楽器ではなく、響来の再出発そのものになりましたね。そして、舞希は助けてもらったと思っていたあの日に、実は舞希のひたむきさも響来を救っていたという繋がりが素敵です。最後の「今、舞希とアリスの間に座っていた」という一文には、この章の「居場所」という言葉がそのまま形になったような温かさがありました。
作者からの返信
板野様、いつもコメントをいただきありがとうございます。
拙作にこんなに素敵なコメントをいただけるなんて、まるで私が舞希のように恥ずかしいです(笑)
何も無いはずだった舞希が実は誰かの心を動かしていた、それは舞希の気づかない才能だったのかもしれません。
そして音楽には人を結びつける力があると考えています。響来も本当の意味で友達を見つけられたのだと思います。
第28話 “またいるの?”でできてるへの応援コメント
「バンドはだいたい“またいるの?”でできてる」、このギャグ好きです(笑)。必要なものを三人で一つずつ揃えていく過程そのものが、まさに章題どおり「居場所」を作っている感じがして楽しいですね。そして何より、舞希がこっそり『初めてのオリジナルソング』を買ったのが大きいです。「自分なんか何もできない」と思っていた舞希の中に、自分から何かを生み出してみたいという小さな芽が出てきたようで、とても嬉しくなりました。
作者からの返信
板野様、コメントをいただきありがとうございます。
バンドって楽器以外にも必要な小物がどんどん増えていく沼があるんですよね(笑)
舞希の微かな成長も気にかけてくださりありがとうございます。長い目で彼女の成長を見守っていただけたら嬉しいです。
第27話 もう気に入っちゃった!への応援コメント
以前、電子ドラムの値段を前に「みんなは、欲しいものを欲しいって言えて……」と零していたアリスが、今回は自分から「ドラムを買いに来ました!」と言えるのが嬉しいですね。「だって、楽しいんだもん!」「もう気に入っちゃったから!」という迷いのない言葉にも、前章で自分の意思を父親へ伝えたことからの繋がりを感じます。舞希がムスタング、響来がサンダーバードに出会ったときと同じように、アリスにもついに「自分の楽器」と呼べる相棒ができそうで、こちらまで頬が緩みました。
作者からの返信
板野様、いつも丁寧にコメントをいただき、ありがとうございます。
アリスの何気ない一言を覚えていただけたなんてとても嬉しいです……!
何かから吹っ切れたアリスの元気な様子を書こうと思っていました。
ドラムの担当だけは、自分の楽器はなかなか買えない(物理的に)んですよね……。
第26話 だって、友達だからへの応援コメント
「だって、友達だから」――舞希にとっては本当に大きな一言ですね。第一話の「何もない私」からここまで来て、自分から誰かを友達だと言い、その関係を守ろうとできるようになったことに胸が熱くなります。そして「金髪でも黒髪でもない」「どちらも嘘ではない」という舞希の捉え方も好きです。アリスの様々な顔を知ったうえで、それら全部をひっくるめて友達なのだと感じられる、温かな章の締めでした。
作者からの返信
板野様、いつもコメントをいただきありがとうございます。
自分とは全く違うけれど、違うからこそ、分かり合える事があるかもしれない、そんなふうに舞希は思ったのではないでしょうか。
アリスにも自分の気持ちを打ち明けられる友達ができて、本当に良かったと思います。
第25話 今しかできないことへの応援コメント
舞希の「私の友達を、奪わないでください」が胸に刺さりました。かつて「友達がいない」ことを当たり前のように受け入れていた舞希が、怖くても自分から大切なものを守ろうとする――彼女自身の成長がものすごく感じられる場面です。そして響来の言葉がお兄さんの件まで踏み込み、最後にはアリス自身が「でも、ドラムもやりたい」と父親へ言える流れも熱いですね。「自分のためにやる」と決めた前話が、今度は家族の前で自分の人生を選ぶ言葉になったのが印象的でした。
作者からの返信
板野様、コメントをいただきありがとうございます。
アリスの過去と、それを断ち切る成長と、舞希の成長を表現したつもりでしたので、それを汲み取っていただき、とても嬉しいです。
響来の援護射撃も効果があったようで、アリスが最後まで自分の気持ちを伝える事ができたんだと思います。
第24話 Fair Ladyへの応援コメント
なんと、金髪のアリスがウィッグで、黒髪こそ地毛だったとは……! 学校での自由奔放なアリスと、橘家の「お嬢様」として完璧に振る舞うアリスの落差が鮮烈で、章題の「黒髪のアリス」が一気に重みを持ちました。そんな豪邸へ手作りの角煮を持参する響来が最高で(笑)、張り詰めた空気の中でも三人になるといつもの調子へ戻れるのが嬉しいですね。最後に再び背筋を伸ばして「橘家の娘の顔」へ戻るアリスには、彼女が普段どれだけ別の顔を背負っているのか感じさせられました。
作者からの返信
板野様、コメントありがとうございます。
私の知っている方に、普段は黒いウィッグをつけていて、ご自身の活動をする時はウィッグを外す(つまり地毛はカラフルです)という方が居まして、その設定を拝借させていただきました。
響来は良いやつなんですが、何を持っていけば良いのかわからないので、自分のできる範囲で頑張ったのでしょう(笑)
第23話 二位の名前への応援コメント
前話でアリスの家庭環境を知った直後だけに、「二位」が単なる成績順位ではなく何か重い意味を持っていることが伝わってきますね。いつもの調子で冗談を飛ばしながら「……ちと、まずいことになったなあ」と零す落差が印象的で、明るいアリスの奥側がさらに見えてきました。そして生徒会長・伊藤政邦との幼なじみらしい掛け合いも楽しいですし、最後の「パパが二人に会いたいって」には、響来の震える猫スタンプと同じ気持ちになりました……!
作者からの返信
板野様、コメントありがとうございます。
この時のアリスの心境を思うと、私も胸が苦しくなります。
響来と同じ気持ちになってくれたなんて、著者冥利に尽きます(笑)
生徒会長は今度また登場させる予定なので楽しみにしていてくださいね。
第22話 私がやりたいからへの応援コメント
ここまで時折覗いていたアリスの影――「本当に諦めた人を知っている」「欲しいものを欲しいと言えない」が、お兄さんの過去に一本につながる回でしたね。何より「あたしがやりたいから」という言葉が、高岡の「俺がやりたいと思ったから」とも響き合っていて、誰かのためではなく自分の人生を選ぼうとする三人の物語になっているのが胸に残ります。舞希の「やってたことは……なくなってないと思う……!」も素敵で、お兄さんが手放した音楽がアリスの中には確かに残っているのだと思わせてくれました。最後、春のやわらかさから「夏の熱」へ変わっていく描写も美しく、文化祭という目標を得た三人の青春が一気に走り始めた感じがします。
作者からの返信
板野様、コメントいただきありがとうございます。
色々な機会があったとしても「自分の意思で選ぶ」ということが実はこの作品のテーマの一つでもあります。また、彼女たちが過ごした季節の描写を入れたかったので、それを汲み取っていただき、とても嬉しいです!
アリスも音楽を繋がりにして秘密を打ち明けることができ、本当に良かったです。
第21話 五分だけちょうだいへの応援コメント
「五分だけちょうだい」から本当にその場で自分の叩き方を修正してしまうアリス、格好いいですね。これまで明るさや人懐っこさが目立っていた彼女の「学年一位を取り続けてきた理由」が、凄まじい集中力として音楽の中でも見えてくるのが印象的でした。そしてついに「三人の音がひとつの塊になって弾けた」瞬間――章題の「重なり始めた音」がそのまま形になったようで胸が躍ります。そこから終了ランプを火災報知器と勘違いして全員で避難するオチまで含めて、初スタジオの思い出として最高です(笑)。
作者からの返信
板野様、コメントいただきありがとうございます。
表向きはふざけているような言動をしていても、努力を惜しまないということを表現したかった部分です。
スタジオの終了10分前のランプは「それが当たり前」なので、説明が無いんですよね(笑)
これからの3人に何が起きるのか、引き続き見守っていただけると嬉しいです。
第20話 『恥ずかしい』は減点です。への応援コメント
セッティングだけで一時間が溶け、ハウリングに驚き、ようやく演奏を始めても次々止まる――この「初スタジオ」感がとても楽しいです。特に「『恥ずかしい』はこれから減点です」と言いつつ、すぐ「大丈夫だよ。自信持って」と続けるアリスが素敵で、舞希の背中を押す彼女らしさがよく出ています。そして音量を上げた途端、舞希が自分の声を恥ずかしいと思わなくなり、「スプリングロード」に近づいていく感覚がいいですね。ようやく三人の音が重なったところで「あたしのドラム、壊れてない……?」と止まるオチも可愛くて、まだまだ初心者な『第三音楽準備室』を応援したくなります。
作者からの返信
板野様、コメントおよび、『音楽準備室第三』を応援していただき、ありがとうございます!
初めてのスタジオは誰にでも少なからず失敗があったんじゃないかと思います。それを丁寧に書くことを心掛けました。
また、舞希の心境についてはギターの音に後押しされたことを描いたつもりでしたので、それが伝わったのであれば、とても嬉しいです。
第19話 POWERスイッチが光らないへの応援コメント
初スタジオで「まずアンプの電源が入らない」というところから始まるのが、初心者三人組らしくて微笑ましいですね。アリスが本物のドラムにはしゃいで写真を撮る姿も可愛いですし、響来も慣れているように振る舞いつつ実は同じところで躓いているのが、この三人の絶妙なバランスを感じさせます。そして原因がただの「コンセント」だったと判明して三人で笑うラスト――まだ一音も合わせていないのに、こういう小さな失敗まで共有していくこと自体がもうバンドなんだな、と感じました。
作者からの返信
板野様、コメントいただきありがとうございます。
アリスにとっては憧れのドラムに対面した瞬間なので、やっぱり写真撮っちゃいますよね(笑)
電源さえ入ればもう大丈夫という、バンドを組み始めたばかりの時期特有の変な高揚感を描いたつもりです。
それがもし伝わったのであればとても嬉しいです。
第18話 初めてのスタジオへの応援コメント
初めてのスタジオという未知の場所が、舞希にはまるで異世界のように見えているのがいいですね。その中で「アリスと響来のいるテーブルだけ、知っている世界につながっている」という感覚には、かつて一人だった舞希が今は仲間を居場所にできていることが表れていて、とても好きです。そして申込書に書かれた「第三音楽準備室」を見て背筋が伸びるラスト――自分たちだけの名前が初めて外の世界に存在した瞬間で、静かなのに高揚感がありました。
作者からの返信
板野様、コメントいただきありがとうございます。
スタジオもライブハウスと同じくらい怖い場所なんです。(※個人差があります)ロビーで飲んでる人とか、飲んで酔っ払ってからスタジオに入る人がいます。
舞希にとって、バンド名が世に出る瞬間が照れ臭くもあり、誇らしくもあったのだと思います。
第17話 私たちはバンドです!への応援コメント
名前で呼び合うだけで三人の距離がぐっと変わる冒頭が微笑ましく、特に舞希に「響来」と呼ばれて本人の方が赤くなるのが可愛いですね。そして電話ひとつが舞希にとっては大冒険なのに、最後には「はい! 私たちはバンドです!」と言い切れる――この一言、第一話の舞希を思うと実に感慨深いです。受付の淡々とした返答との温度差も最高で、このギャグ好きです(笑)。「第三音楽準備室」が名前だけではなく、いよいよ本当にバンドとして動き始めた回でした。
作者からの返信
板野様、いつもコメントいただきありがとうございます。
初めての電話って本当に緊張するんですよ〜。少なくとも筆者はそういうタイプでした。そしてスタジオによってはフレンドリーで無い方も居ますので(最近は減ったような気がしますが)、舞希の成長を丁寧に書こうと思っていました。気づいていただき、とても嬉しいです。
第16話 バンド名を考えよう!への応援コメント
「バンドをやっている人のよう」から「私たちはバンドをやるのだから」へ切り替わる舞希の気持ちが、これまでの変化を象徴していていいですね。三人で延々とダサい名前を出し合うくだりも楽しく、特に『ボイラー室』『サーバー室』まで行くあたり、この三人の空気がすっかり出来上がっていて好きです(笑)。そして最後の『第三音楽準備室』――2004年の『音楽室』への憧れと、今の三人が集う場所の両方を受け継いだ名前なのが素敵です。舞希自身が考えた名前に二人が即座に「いいじゃん!」と応えてくれるのも、なんだか嬉しい場面でした。
作者からの返信
板野様、コメントいただきありがとうございます。
バンド名の会議はバンドを始めた人たちの特権ですね。そして悪ノリも特権です(笑)
アリスと響来は案外こういうことを考えるは苦手だったのかもしれません。
第15話 翼は低く飛ぶへの応援コメント
Mustangに続いてThunderbirdまで「じゃじゃ馬」というのが面白く、舞希と高岡がそれぞれ少し癖のある楽器を相棒に選ぶのが格好いいですね。「高岡君に、似合う」の一言で即決してしまう高岡も可愛らしく、三人がもうすっかりバンド仲間になったことを感じました。一方で、電子ドラムを眺めるアリスの「みんなは、欲しいものを欲しいって言えて……」には、それまでの明るさの裏側が一瞬だけ覗いて胸に残ります。そして最後の「バンド名は?」に三人揃って「あ」となる締め、このギャグ好きです(笑)。
作者からの返信
板野様、いつもコメントありがとうございます。
響来はちょっとひねくれているやつなので、ちょっと変わった楽器の方が好きだったんですね。
響来は女性耐性が無いので褒められると調子にのるタイプです。
アリスの一言の意味は、どうぞ続きをお読みください!
最後のギャグも気に入ってもらえたようで嬉しいです。
第14話 じゃじゃ馬、鳴らしてへの応援コメント
いよいよ「自分のギター」をアンプに繋いで音を鳴らす瞬間が来たのが嬉しいですね。クリーンの「シャラン」から歪んだ「ジャラン」へ変わり、舞希自身が「スプリングロードの音に少し近づいた」と感じるところは、これまでの練習が初めて憧れの音と結びついたようで胸が躍りました。花村さんの止まらないギター愛も相変わらず楽しいですし、アリスが自然に書記役を買って出るところにも三人の仲間らしさが出ています。そして最後、高岡がさらっと「僕も今日ベースを買いたい」と切り出すのが格好いい――もう彼も完全にバンドを始める側の人間なんだな、と感じました。
作者からの返信
今回も丁寧に読んでいただき、本当にありがとうございます。
舞希が初めてギターをアンプにつなぎ、憧れていた『スプリングロード』の音に少しだけ近づけたと感じる場面は、書いていて自分も嬉しかったところでした。
ギターの「シャラン」から「ジャラン」への変化まで気づいていただきありがとうございます!
花村さんは良きアニキ的な(アニキと呼ぶには歳が離れてますが)存在で私もお気に入りのキャラクターです。
響来がさらっとベース購入を決めるところは、彼ならどうするか、悩みましたので、気づいていただき嬉しいです。
素敵なコメントをありがとうございました!
第13話 Mustangを迎えにへの応援コメント
休日にクラスメイトと待ち合わせるだけで舞希にとっては新鮮な出来事なのが、これまでの彼女を思うとなんとも嬉しいですね。高岡とアリスの私服姿にそれぞれ見惚れてしまう舞希も可愛らしく、三人の関係が「学校だけの付き合い」から少しずつ広がっているのを感じます。そして高岡がMustangを見るなり価値を理解し、「簡単に辞めらんねーな」と言うのが格好いい。花村さんの終始笑顔も含めて、いよいよこのギターが舞希の手に戻ってくる高揚感のある回でした。
作者からの返信
コメントいただきありがとうございます!友達が居ない舞希にとっては、休日に友達に会うこと自体が、小さな冒険だったと思います。
響来の最後のセリフは、自分への決意の意味もあったのではないでしょうか?
花村さんは私も大好きなキャラクターなので、いつかアクスタを作りたいです笑
第12話 やりたいと思ったからへの応援コメント
三人がようやく同じ方向を向く瞬間が、とても気持ちのいい一話でした。高岡の「俺がやりたいと思ったから入るんだからな」という言葉はいかにも彼らしい照れ隠しですが、その後にこぼす「俺、まだ諦めてなかったんだなって」が本音として響きます。アリスの「ビッキー」というあだ名や軽快なやり取りも、三人の距離が一気に縮まったことを感じさせて微笑ましかったです。最後に自然と「土曜日に宮村楽器で集合」という約束まで決まる流れも、これから本当にバンドが動き出す期待感に満ちていました。
作者からの返信
板野様、今回も丁寧に読んでくださり、ありがとうございます!
響来の照れ隠しと、その奥にある本音を受け取っていただけて、とても嬉しいです。
ピアノをやっていた彼にとっては、また挑戦したいという気持ちだけでなく、純粋に「曲がよかったから」というのも、大きな加入理由なんですよね。
「ビッキー」というあだ名も含めて、三人の距離が一気に縮まった回として楽しんでいただけて安心しました。
ここからようやく、バンドが本当の意味で動き始めます。
今回も素敵なコメントをありがとうございました!
第11話 司令塔のお願いへの応援コメント
今回は響来の人柄が一気に立ち上がる回でした。弟妹たちへ自然に指示を出しながら夕食を作る姿はまさに「司令塔」で、学校で見せる無口な印象との落差がとても魅力的です。そして、「まだ、俺は挑戦してもいいか?」という独白から、両親への「ベースを買うお金を貸してください」までの流れには胸が熱くなりました。家族が彼の願いを責めるのではなく、「やっと自分のわがままを言ってくれた」と受け止める場面が本当に温かく、この物語の優しさがよく表れていると感じます。
作者からの返信
コメントをいただきありがとうございます。
響来は主人公たちの中でもどういうキャラクターにするのかすごく悩みましたので、彼の普段は見せない優しさを感じ取っていただけたなら嬉しいです。
今後の活躍にもご注目いただければと思います。
いつもありがとうございます。
第10話 すれ違う音への応援コメント
三人が初めて向き合う場面、それぞれの性格が会話だけで鮮やかに立ち上がっていて、とても楽しく読めました。特に高岡の「……だって……やってたし」という一言は、短いのに彼の過去や未練まで滲んでいて印象的です。舞希が四つのコードを鳴らせた瞬間も、派手な成功ではないからこそ積み重ねの重みが感じられ、思わずこちらまで嬉しくなりました。そして最後、アリスの「私は本当に諦めた人を知っているから……」という言葉には、彼女自身の背景が静かに覗いて、単なる勧誘ではない切実さが胸に残ります。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
今回は三人が初めて正面から向き合う回だったので、それぞれの性格を感じていただけたようで嬉しいです。
高岡の一言は、彼は(自分に対して)器用ではないという性格を表したくて頑張って考えました。
舞希が四つのコードを鳴らせた場面も、派手ではないけれど、ここまで続けてきた時間が少し報われる瞬間として大事にしました。
アリスの言葉にも触れていただきありがとうございます。彼女がなぜそこまで踏み込むのか、その背景もこれから少しずつ描いていけたらと思っています。
いつも丁寧に読んでくださって、本当にありがとうございます。
第9話 鳴らないコードへの応援コメント
今回は、上達そのものよりも「続けている時間」の積み重ねが丁寧に描かれていて、とても好きでした。指先が硬くなったことを嬉しそうに見せる舞希も、クッションでドラムを練習して壁を傷つけてしまうアリスも、本当に音楽を始めたばかりの二人らしくて微笑ましいです。そして、二人が頭を抱えていたコードを、最後に「だってやってたし」とでも言わんばかりに言い当てる男子生徒の登場が実に鮮やかでした。静かな積み重ねの先に、新しい仲間との出会いが自然に訪れる構成が心地よいですね。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
今回はまだまだ上達するというより、舞希とアリスが少しずつ音楽を続けている時間を描きたい回だったので、そこを感じ取っていただけてとても嬉しいです!
指先が硬くなることや、クッションでの練習など、始めたばかりだからこその小さな変化を大事に書きました。
静かに積み重ねてきた二人の時間が、新しい出会いにつながっていくように書けたらと思っています。
いつも丁寧に読んでくださって、本当にありがとうございます。
第8話 ギターが繋いだ秘密への応援コメント
今回は「友達になる」という出来事が、音楽を通して少しずつ形になっていく様子がとても心地よかったです。舞希が勇気を出して自分の不思議な体験を打ち明けると、アリスは否定せず、むしろ「じゃあ、あたし、これ叩いてみるわ」と自分の一歩に変えてしまう。この軽やかさがアリスの大きな魅力ですね。そして最後の「その日から、この小さな部屋が、二人の秘密基地になった。」という締めが実に素敵でした。音楽だけでなく、舞希にとって初めて安心して居場所と呼べる空間が生まれたように感じます。
作者からの返信
コメントいただきありがとうございます!!
今回は、舞希とアリスが「音楽」を通して少しずつお互いの距離が近づく様子を丁寧に書こうとおもってました。
舞希の不思議な体験を、アリスが否定せず、自分の一歩に変えていくところは、自分でもアリスらしさとして大事にしたかった部分でした。
「秘密基地」という言葉にも触れていただけて嬉しいです。舞希にとって、ただ練習する場所ではなく、初めて安心していられる居場所になっていく場所として書いていけたらと思っています。
いつも丁寧にコメントをいただき本当にありがとうございます!
第7話 非常階段のアリスへの応援コメント
アリスの第一声から非常階段へ連れていくまでの勢いが実に彼女らしく、舞希との対比がとても心地よかったです。「昨日、笑ってたから」という一言で友達になる理由を語ってしまうのも素敵でした。理屈ではなく、その一瞬の表情を見逃さなかったからこそ始まる関係に温かさを感じます。そして、誰から見てもクラスの中心にいるアリスが「実は、私もだから」と打ち明ける場面には、あらすじにあった「持っているものが違っただけだった」というテーマが静かに顔をのぞかせたようで、とても印象に残りました。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
アリスの勢いと、舞希との対比は大事に書きたかったところなので、そこを感じ取っていただけてとても嬉しいです!
「昨日、笑ってたから」は、理屈より先にアリスが舞希の変化を見つけ、アリスもまた、舞希とは違う形で「持っていないもの」を抱えている子なので、「実は、私もだから」という一言から少しずつ彼女の内側も見せていけたらと思っています。
いつも丁寧に読んでくださって、本当にありがとうございます。
第6話 信じてみようへの応援コメント
花村のギター愛が実に魅力的でした。専門的な話をこれでもかと語りながらも、単なる道具ではなく「この子」と呼び、「誰かに弾いてほしかったんでしょうね」と語る姿に、このMustangが積み重ねてきた時間まで感じられます。そして舞希が理屈ではなく花村を信じる決断をしたことが、とても彼女らしい一歩でした。ラストではアリスがついに舞希へ声をかけ、静かに動いていた物語が人と人との関係にも広がっていく予感がして、続きを読みたくなる締めでした。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
花村さんは前回に引き続き楽しく書いていた人物なので、彼のギター愛を感じていただけて嬉しいです。
舞希自身は専門的なことをほとんど理解できていないのですが、それでも花村の態度や言葉から「この人を信じてみよう」と思う一歩を大事にしたいと思い書いた回でした。
Mustangについても、これから少しずつ物語の中で意味が見えてくる予定です。
そして次回からはアリスとの関係も動き始めます。続きも楽しみにしていただけたら嬉しいです!
第5話 古びたMustangへの応援コメント
今回は、舞希が「ギターを始めたい」という気持ちを行動に移していく姿がとても生き生きとしていました。教室では見せない笑顔をアリスが目撃する場面が特に好きで、他者の視点が入ることで舞希の変化がより鮮明に感じられます。そして、何気なく売ろうとしたギターが、花村の反応によって一気に特別な存在へ変わる展開が見事でした。「これを売るなんてとんでもない!」という最後の一言は、ユーモラスでありながら、この一本に込められた物語の重みを強く予感させます。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
1話から続けて読んでいただけて、本当に励みになっています。
今回は舞希が「ギターを始めたい」という気持ちを少しずつ行動に移していく回だったので、ちゃんと上手く書けているか不安でした。
アリスの視点から舞希の変化が見える場面は、大事にしたかったところなので、触れていただけてありがたいです!
ギターについても、これから少しずつ物語の重みが見えてくる予定です。
「これを売るなんてとんでもない!」の元ネタは、もちろんアレです!(笑)
第4話 まだ手が覚えているへの応援コメント
夢から覚めても熱が冷めず、検索欄に向かう舞希の姿がとても自然で、「好き」が芽吹く瞬間の初々しさを感じました。誰かに相談したいのに一歩踏み出せない様子も、これまでの舞希らしさがよく表れていて印象的です。そして、クローゼットの奥から現れた一本のギターと、それを見つめる父の表情。静かな場面なのに一気に物語の奥行きが増し、「まだ手が覚えている」というタイトルが別の意味まで帯びてくるようで、とても余韻のある締めでした。
作者からの返信
コメントありがとうございます!!
舞希が「好きかもしれない」と自覚する前の、検索してしまうくらいの小さな動きを大事に書きました。まだどうしていいのか分からないけれど、なんとか感情を整理して行動してみようという場面を汲み取っていただけたようで嬉しいです!
ギターを見つける場面と父の表情は、この先の物語にもつながる大事な場面になります。
「まだ手が覚えている」というタイトルにも触れていただけて嬉しいです!
第3話 待っている人がいるへの応援コメント
ライブシーンの熱量が素晴らしかったです。舞希は何も分からないまま演奏しているのに、その高揚感や観客との一体感がまっすぐ伝わってきて、「待っている人がいる」という歌詞も相まって胸に響きました。そして、ボーカルの「今日はありがとう」が現代のコメント欄と繋がる瞬間には、なんとここで一本の線になったのかと静かに興奮しました。
最後に舞希が「ギター 初心者 やること」と検索する締めもとても好きです。ほんの小さな行動ですが、「何もない」と思っていた彼女の中で、確かに何かが動き始めたことを感じさせてくれました。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
ライブシーンは舞希自身も何が起きているのか分からないまま、ただ音と熱に巻き込まれていく場面として書いたので、高揚感や観客との一体感を感じ取っていただけてとても嬉しいです。
「今日はありがとう」が現代のコメント欄と繋がるところは、この序盤で一番大事にしたかった部分なので、そこに触れていただけたことも本当に励みになります!!
最後の検索は、舞希にとっては本当に小さな一歩ですが、ここから少しずつ彼女の世界が動き始めていきます。
第2話 まもなく開演いたします。への応援コメント
一気に世界が切り替わるこの第二話、とても引き込まれました。煙草や酒の匂い、折りたたみ式携帯電話、クラブの空気など、2004年という時代が舞希の戸惑いを通して立ち上がってくるのが印象的です。そして、シュールな劇で緊張がほぐれた直後に、バイオリンを構えた女性を見た瞬間の「なぜか懐かしい」という感覚から、最後の「舞希はステージから観客席を見ていた。」への切り替えが鮮やかで、思わず息をのみました。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
2004年の空気感はかなり大事に書いた部分なので、煙草やお酒の匂い、折りたたみ式携帯などから感じ取っていただけて嬉しいです!
舞希にとってライブハウスは完全な別世界なので、その戸惑いが伝わっていたなら安心しました。
ラストの切り替わりも、この話で一番見せたかったところなので、そう言っていただけて本当に励みになります!
第1話 何もない私への応援コメント
冒頭の日常描写がとても丁寧で、舞希の「何もない」という感覚が、説明ではなく生活そのものから自然に伝わってきました。猫のピンや夕日を眺める時間など、小さな「好き」がさりげなく描かれているのも印象的で、彼女は本当に何も持っていないわけではないのだと感じさせます。ラストの「今日はありがとう」という一言が静かな日常を一気に非日常へ反転させる締め方も美しく、物語の扉が開く瞬間として強く心に残りました。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
舞希の「何もない」という感覚を、説明ではなく日常の中から感じ取っていただけてとても嬉しいです。猫のピンや夕日など、自分でも大事に書いた部分だったので、そこに触れていただけて励みになります。
「今日はありがとう」から物語が動き出していくので、続きも楽しんでいただけたら嬉しいです。
第3話 待っている人がいるへの応援コメント
スプリングロードって、どんな曲でしたっけ・・・?
実在の曲じゃないのかな?と思ってしまいました。
音楽の知識はあまりないですが、
舞台の上、いきなりライブって全くの別世界で、
なかなか衝撃的ですよね。
興味ぶかい導入だなぁ、と思いました。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
『スプリングロード』という曲に興味を持っていただけて嬉しいです。実はこの曲は、物語の中でもかなり大事な意味を持つ曲になります。
舞希にとってライブハウスは完全に別世界なので、その衝撃が伝わっていたなら嬉しいです!
第35話 ずっと続けばいいのにへの応援コメント
「友達と旅行するの、初めて」からの「もう楽しいよ」が、第一話の舞希を思うと本当に胸に沁みます。海で遊び、おそろいのキーホルダーを買い、一緒に料理して花火をする――何気ない夏の一日そのものが、舞希にとってかけがえのないものになっているのがいいですね。そして響来とアリスの重なった手を見て「ほんの少しだけ痛んだ」胸から、最後の「ずっと続けばいいのに」と同時に落ちる線香花火まで、楽しいだけでは終わらない淡い感情と儚さがとても印象的でした。
作者からの返信
板野様、コメントをいただきありがとうございます。
舞希にとっては初めてのことばかりで、楽しすぎるイベントが満載でしたね。
けれど、ずっとは続かないからこその切なさを舞希の視点で表現したつもりです。
その辺りを的確に捉えていただき、板野様には頭が下がります(笑)
この章は物語の山場になるので、是非続きをお楽しみくださいませ。