再演・後編への応援コメント
「たずね」を重ねても「貴方」が現れず、夫の意で貴方とよびたくない"男"がやって来るのが、鳥の籠のようで。
せめて意中の相手に「ねえ、貴方」と、想いが通じ合ったなかで言葉が溢れたのは、幸いでしょうか⋯⋯
りん──カタカナでなく"鈴蘭"だからこそ光ってみえました。
凜とした空気感と、花の発する小さな声の鈴/リン。人間には聴こえない周波数でおしゃべりする植物達ですが、この2人は、ずっと自分達だけがわかる言葉ではなし続けたのかなとか。
⋯⋯第三者みても切ないです。
蘭は、鳥籠のようで、2人の寝転ぶ姿のようでもあり。
鈴蘭の夢が、彼らを明るく、永遠に、照らしますように。
作者からの返信
唐灯 一翠様、
言葉は互いに一方通行。だからこそ、言葉が返ってきた時が嬉しくて、だからこそ、返したくない言葉は返さない。会話とは、そうした積み重ねなのかなと思います。
リメイク前では凛、と当てていた音を、今回はりん、とひらがなに変えました。それは仰る通り、鈴、そしてその音色にかけたものです。最後に2回、りん……と鳴ったのは、そういう事かなと(他人事のように解説)。
蘭の字は、門(左右に開く戸)の中に東(袋の中にものを閉じ込めた象形)に草を当てたものだそうで。
その意味では、外界から隔離された二人だけの褥……なのかも知れませんね。
最後までご拝読、ありがとうございました!
再演・前編への応援コメント
庭園にあるものでなく、雑草のような出で立ちの鈴蘭。
どんなに整えられた場所にある一輪より、雑多で、敷居なく生きている庶民世界で出会った2人の関係がはじめから鮮やかに見えてきて。
耳→友→キミの疑いの視線移動が、爆発する声の向き先までありありと感じました(*´`)
きっと彼の心は、馬より早く屋敷に飛んでいっていたでしょうね⋯⋯願っていた手綱が突っぱねられるところは、未来を分かっていても、心がキュッとなりました⋯⋯
作者からの返信
唐灯 一翠様、
リメイク前は小道具に過ぎなかった鈴蘭を、今回はぐっと全面に押し出してみました。
なんでもない道端、日常にある花だからこそ、という感じですね。
最近は、状況を直接説明するより、他のなにか(鈴蘭だったり表情の動きだったり)で察してもらえるような表現が増えてきたなと、自分でも思います( ̄▽ ̄;)
再演・後編への応援コメント
前後編、拝読させていただきました!
前編では心変わりした彼女に嘆き、復讐を遂げる彼の話が、後編でひっくり返りましたね。彼女の痛みがひしひしと伝わってきました。高位の貴族に脅されてどうすることもできない彼女のもどかしさ…痛いです。
悲恋ですが、とても鮮やかで美しくもありました。
ありがとうございます。
作者からの返信
悠木全様、
後編を読んで「うわあ、そういうことか!」みたいなリアクションが欲しくて書いたお話でした。
リメイク前は特にシェイクスピアをイメージして書きましたが、今回はそれにムスカリウサギ風味をより足し算してみたという感じです。鮮やかな色を見せつける所とかは、実にわたしらしいなと我ながら思います(笑)
ご拝読どうもありがとうございました!
編集済
再演・後編への応援コメント
後編で明かされる真相に胸が締め付けられました……。純愛だからこそ赤く染まるしかなかったことが切ないですね。前半との対比がさすがです!
無理矢理結婚させた貴族の男は私が後ろから刺しておきますね…
リメイク前の作品も拝読しました。書き始めた当初からこの筆致の美しさとは、羨ましい限りです…!
冒頭に鈴蘭をきっかけに出会うシーンがある再演の方が私は好きです。白い鈴蘭が眩しい平和なシーンと最後の生々しいシーンの対比が映えるなぁと感じました!
作者からの返信
夏野梅様、
えぇもう、結果として生き残ったのはあの貴族だけですからね!
滅多刺しにしてやってください( ´ཫ` ) グサーッ
両作、ご拝読ありがとうございます!
長編小説と詩ばかり書いて、短編を書いてこなかった身なので……。短編は構成力が鍵かなと思い、前後編でひっくり返る物語を思いつきました。
リメイク前の作品はその構成で仕掛けを語る形ですが、今の自分ならそこに世界を乗せられるはず!と試してみました。好きと仰っていただけて、有難い限りです( ˃ ⌑ ˂ഃ )
両作とも☆を賜り、圧倒的感謝でございます!
再演・後編への応援コメント
前作も再読し、今作も読みました。
私個人的には、今回のほうが好みでした。鈴蘭というモチーフがこちらの方が全体的に機能しているのと、二人の関係性がより見えるようになったのが良いと思います。
そして、より現在のムスカリウサギ様の作風に近づいた感がありますね。
作者からの返信
TKG様、
両作読み比べ、ありがとうございます!
前回は作品全体の空気を説明するために鈴蘭を配置しましたが、今回は象徴的な使い方をしてみました。
そしてきちんと物語になるように、と空気を補完してみたつもりですが、それらを好みと仰っていただけますと幸いでございます(∩´∀`)∩
作風の変化もまた、楽しみですね。
自分がどのように変わっているのか、逆に言えば、今の自分にしか書けないものがあるのだと思うと、過去作も現行作も、どちらも愛おしく思えてくるのです✨