第59話 風に乗って届いておくれ
たまに思う。
風が吹く先に、声を届けたい人がいる。
その風に言葉を乗せて、届いてくれやしないか。
百人一首みたいな事を考える。
きっと、スマホもない時代の人たちも、そんなことを考えていたのだろう。
まるで昨日のことのように、ふと思い出すことがあります。
たぶん、言葉には不思議な力があって、
かわした何気ない会話ほど、あとになって残るものです。
たくさん話す必要なんてなくて、
りくつのない話でもいい。
まじめな話も、くだらない話も、
しばらく時間が空いたとしても、
よい言葉が浮かんだその時に、
うまく言えなくても、また言葉を交わせたら。
【了】
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます