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  • 『電子の海に溶ける愛』5への応援コメント

    大継湊さま

    こんにちは。
    相変らず息もつかせぬ展開続きですね。
    黒鉄さんに続き、白鷺さんまで…… 無表情な白鷺さんがときおり黒鉄さんに見せていた感情の揺らぎが可愛らしくて好きでした。文字どおり跡形もなく消え去った彼女に、ただただ呆然としています。黒鉄さんが、肉体は消え失せても、焦げたバングルと血を残していったのとは対照的ですね。
    黒鉄さんは命を賭して仲間たちを守り、そして、そのことが獅子守さんの心を取り戻すきっかけとなったのですか。そのもどってきた心が真っ先に感じたのは、身を引き裂かれるような痛みだったとは、痛烈な皮肉です。
    重篤な食物アレルギー体質のような神食者たち。それでも現在まで生きながらえてきたということは、その致命的な欠点を補えるだけの抜け目ない生存戦略を有しているということですね。どうやって、その老獪な寄生虫のさらに上をいくのか、これからさらに彼らが感じなければならない痛みを想像して不安になりつつ、読み進ませてもらいます。

    ところで、『電子の海に溶ける愛』3の「待ってくれ、慧さん……ッ!」は獅子守さんの声ですね? ここだけ二重カッコじゃないですし、さん付けしていますし。ただ、このセリフの直後に「柊志の叫びが電子の海に反響する」とあるので、このセリフは誰の?といっしゅん混乱させられました。

  • 『錆びついた盾の誓い』3への応援コメント

    大継湊さま

    こんにちは。
    獅子守さんが自らの肉体を盾にして竜胆さんを、仲間たちを守り、自分の心を燃やしては肉体を再構築していくさまには、目を覆いたくなる凄絶なものがありました。一度心を失い始めると、正のフィードバックというか、分岐連鎖反応に突入し、もはや歯止めが利かなくなるのではないか、と、暗澹たる気持ちになっていました。
    それでも、竜胆さんの言葉に理屈では説明できない反応をしたり、黒鉄さんの過去の傷みに対しても胸の奥に小さな違和感を感じているのですね。そのことに、小さな希望の灯りを見た気持ちになりました。
    まだ、そのかすかな反応が本当に希望につながるかどうかはわかりませんね。それでも、このあるかなしかの光を大きな焔に燃え上がらせるだけの時間的猶予があれば良いのですが。このままだと、竜胆さんが壊れてしまいそうです……

    作者からの返信

    佐藤宇佳子さま

    コメントありがとうございます。

    感情が麻痺すると自身をセーブする機能も壊れてしまうため、昂輝の戦闘はあのような形になってしまいます。
    そんな中でも、彼の中の小さな違和感に注目していただきありがとうございます。

    ご指摘の通り、柊志の精神はもうかなりギリギリのところで留まっている状態かと思われます。
    強靭な精神力の持ち主とはいえ、彼がどこまで持つか……。

    ここからはラストへ向け、それこそ目を覆いたくなるような、かなり激しい展開が続きます。

    二人の行方を、引き続き見守っていただけたら幸いです。

  • 『神を毒するバグ』3への応援コメント

    大継湊さま

    こんにちは。

    > 『奴らの胃袋は……絶望へと腐り落ちる落差しか、受け付けない。だから……絶対に変わらないものは、消化できない。ただの……猛毒……っ!』

    これは強力な切り札となりそうな情報ですね。白鷺さんが自分の身を挺して入手してくれた情報。ただ、敵もこの弱点の深刻さを認識してはいるでしょう。となると、それを克服すべく、毒消し的なものを創り出していそうな気もします。

    獅子守さんが敵の攻撃に、ためらいなくその身を盾として差し出そうとすることに胸が詰まります。もしも再生に必要な記憶が足りなくなったら、どうなるのでしょう。差し出すものの質や量により、再生の程度や質は影響を受けないのでしょうか。

    作者からの返信

    佐藤宇佳子さま

    いつもコメントをお寄せいただき、ありがとうございます。

    慧が叩きつけた一撃は、PAXのシステムにとって紛れもない猛毒です。
    それにしても、毒消しのようなものを創り出すのでは、というご考察……なるほど、と唸りました。
    その辺りは物語が進むにつれて答えが見えてくるかと思いますが、ご期待に沿えるかどうか、作者としては少し不安もあります……。

    昂輝にとってはあれが最適解なのですが、その姿を見せつけられる柊志の苦しみはいかばかりか……。
    本話と次話は、作者としても執筆していて非常に心苦しい回でした。

    この先の展開も、引き続き見守っていただければ幸いです。

  • 『断頭台への招待状』6への応援コメント

    大継湊さま

    こんにちは。
    獅子守さんは感覚は問題なく感じ取れるものの、それに誘起されるあらゆる感情を失ってしまったのですね。竜胆さんに対する恋だけではなく。
    これは生存に関わる大問題だと思います。シグナルは感じるけれど快も不快もないなら、命への泥臭い執着を失ったも同然。きっかけさえあればあっさり命を手放してしまいそうな。特に獅子守さんは使命感の強い人です。仲間を守るためなら、自分の肉体をただの肉塊として放り出すこともいとわないような気がしてなりません。危険ですね。
    かたや今や他者に対する感情を取り戻した竜胆さん。彼がこの状況に三十日間も耐え続けてきたということがすさまじいです。部下に対する猛烈な後悔、人形のような彼の現状を見続ける苦痛、抑えがたい情念、それでも彼を守りぬかねばという使命感。矛盾するそれらの重い感情を抱え、密室にふたりで隔離され続けているというのは並大抵の精神では耐えられそうもありません。
    黒鉄さんが生き延びていたということに驚きました。綾辻さんも。まだ、仲間全員が助かる可能性はあるということですね。そ、そういえば、しばらく工藤さんを見ていませんが、彼は無事なのでしょうか。
    綾辻さんの「あれほど不器用に他人を案じ、傷つくたびに笑ってみせた男が、ひと月で空になるはずがない」という想い、これがフラグとなってくれますよう。獅子守さんの無意識の行動には、それを理屈ではなく支配しようとする何かが、まだ残っているようです。それを足掛かりに、失った感情を再び感覚と結びつける回路を構築していくことができれば……

    作者からの返信

    佐藤宇佳子さま

    コメントありがとうございます。

    昂輝の感情の欠落がもたらす危うさについて、深く読み取っていただけて嬉しいです。
    痛みや恐怖は感じつつもそれに伴う感情が抜け落ち、命への執着すら失っているとしたら、おっしゃる通り非常に危険な状態ですね。

    一方で、感情を取り戻した柊志がこのひと月を隔離空間でどう耐えてきたのか。
    彼の抱える複雑で重い感情にも思いを馳せていただき、ありがとうございます。

    仁については、直接生死が見えないように描いて余白を持たせたつもりだったのです……。
    が、壮絶に書きすぎたせいで「いや、完全に死んだだろ」と突っ込まれないか、実は内心ハラハラしておりました。

    朔がアッサリと逃げ果せている部分ですが、ここはストーリーのテンポの都合上、泣く泣くカットしております。
    隼人についても同じくですが、彼には彼でしっかり役回りがあるので、今後の登場にご期待ください。

    ちなみに、朔と隼人視点での裏側のお話は、現在スピンオフとしてプロットを立てている最中です。
    無事にお披露目できれば良いのですが。

    と、つい色々語ってしまいましたが、これ以上はネタバレになりそうなので、あとは本編の展開をお待ちいただければと思います。
    引き続き、物語の行く末を見守っていただけると嬉しいです。

  • 『白亜の檻、透明な君』5への応援コメント

    大継湊さま

    こんにちは。
    獅子守さんの執着を拒み、彼の孤独を深めていった結果、ついに自分に向けられていた熱を代償とさせてしまったと罪悪感にかられる竜胆さんですが、ここに至って初めて、竜胆さん自身が獅子守さんの熱を求めていたのだと気づいたのですね。部下としてではなく個人として自分に縋りついてくるその熱で、自分の孤独は慰められていたのだ、と。
    ただ、それでも、獅子守さんが抱き、そのことで煩悶していた竜胆さんへの真の想いには気づけていないようですが。さらに、これは邪推かもしれませんが、もしかするとご自身の気持ちについても、まだ見えていないところがあるのではとも感じます。

    互いに相手を気遣い、自分の気持ちを押し殺そうとしてきた結果生まれたこの残酷な状況に、息苦しさを覚えています。

    作者からの返信

    佐藤宇佳子さま

    コメントありがとうございます。

    昂輝からの感情を「依存」と捉えていたはずの柊志が、深い部分では自身こそがそれに依存していたという皮肉を描いたシーンでした。

    柊志が恋慕に気付かないのには色々な理由があるのですが、ここでは深くは語らないようにいたしますね。

    次話からはふたりの関係性が反転していきますので、そのあたりの心境の変化もあわせて感じ取っていただければ幸いです。

  • 『愛の灰と、透明な瞳』3への応援コメント

    大継湊さま

    こんにちは。
    獅子守さんから、ついに、竜胆さんへの熱が奪われてしまいましたか。想っていたという事実は記憶として残り、ただ、熱だけがそっくり失われたとは。いっそ記憶もなくなってしまえば、まだ楽なものを。
    今は力を使った直後で心が大きく動揺しているのかもしれませんが、それが落ち着いてきたら、記憶と熱の大きな乖離に、ひどく苦しむことになるのではないでしょうか。それとも、もはやその熱を懐かしみ、すがろうとする気持ちすら起きない?
    まるで人間らしさを失いつつある獅子守さんに、呆然としてしまいました。

    作者からの返信

    佐藤宇佳子さま

    コメントありがとうございます。

    昂輝の代償が「母の記憶」から「柊志への執着や愛情」へとシフトして奪われる展開は、最初期のプロットから決めていた本作の一番の見せ場でした。
    仰る通り「いっそ記憶も無くなってしまえば楽なのに」と思えるような形にしています。

    ここは納得のいく描写になるまでかなり試行錯誤した部分なので、上手く伝わっていれば良いのですが。

    この先、彼がその大きな乖離にどう向き合っていくのか、引き続き見守っていただければと思います。

  • 『愛の灰と、透明な瞳』1への応援コメント

    大継湊さま

    こんにちは。
    逃げる自分の背後で仲間の肉体が生きたまま焼かれ、消失しようとしている。これはとてつもない恐怖です。たとえ見えず聞こえずとも、においで分かってしまうというのも、むしろ精神により大きなダメージを食らいそうです。というか、私が怖いです……
    体力的に極限に近い獅子守さんが、そこからさらに気力を振り絞り敵に立ち向かうことができたのは、もはや限界を超えているであろう超人的な竜胆さんの背を見ていたからでしょうね。鼓舞しあう仲間、守るべき仲間という存在が及ぼす力の強大さを感じます。

    作者からの返信

    佐藤さま

    いつもコメントありがとうございます。

    直接見えないからこその生々しい恐怖を描きたかったので、しっかり怖がっていただけて(?)作者としてはホッと胸を撫で下ろしています。
    (ちょっと容赦なく書きすぎたかもしれない……と内心ハラハラしてしまいましたが)

    限界ギリギリの昂輝が折れずにいられるのも、仰る通り、ボロボロになりながらも前を行く柊志の背中と、守るべき慧がいるからこそですね。

    これからどんどん揺さぶりをかけていきますので、シートベルトをしっかりと締めて感情のジェットコースターをお楽しみいただけたらと思います。

  • 『正義の盾、反逆の矛』4への応援コメント

    大継湊さま

    こんにちは。
    これまで、優しさが勝り、精神的なもろさが前面に出がちだった獅子守さんが、変わりましたね。黒鉄さんの悲痛な謝罪を穏やかに受け入れ、相手の苦悩をいたわれるとは。自分の心に空いた穴は今もこれからも埋まることなく、冷気をたたえているのでしょう。それでも、新たな熱を受け入れる覚悟ができたということですね。
    その黒鉄さんのなんと凄絶な姿……白鷺さんを助け出して獅子守さんと竜胆さんを逃がすために文字どおり体を張って盾になる。獅子守さんたちは今は苛烈な使命感に感情のすべてが支配されているのでしょうが、それが落ち着いてしまったときが怖いですね。黒鉄さんの血と肉を踏みつけて今の自分たちが立っていることに、彼らの精神は耐えられるのかどうか。この苦悩を飲み込んで再び前を向くには、どれほどの苦しみが待っているか、想像するだに恐ろしいです。

    本日より8月末まで不在となるため、次章以降は9月から拝読させていただきます! しばらく間があきますが、どうぞよろしくお願いいたします。

    作者からの返信

    佐藤宇佳子さま

    いつもコメントをいただき、ありがとうございます。

    彼らの覚悟を深く読み込んでいただけて、作者として嬉しく思います。 昂輝の仁への接し方についてですが、実はそこまで意識せず「昂輝ならこう動くだろう」と思いながら執筆していたので、ご考察を拝見して「なるほど~!」となっておりました(笑)。

    8月末までご不在とのこと、暑い日が続きますのでどうぞお体にお気をつけて。 落ち着かれた頃、またお読みいただけましたら幸いです。

  • 『偽りの英雄と飼育』5への応援コメント

    大継湊さま

    こんにちは。
    獅子守さんも竜胆さんも、それぞれが抱く相手への負い目により、相手の反応を正しく把握し損ねているようですね。それだけ鬱屈したものが大きいということなのでしょうか。もしかすると、正しく把握することを潜在意識がブレーキをかけているということもあるのではないだろうか、とも思いました。得ることは、失う可能性を手にすることでもありますから。
    しかし、PAX上層部が果たしてふたりの心の変化、つまり胎動し始めた関係性に気づかないものでしょうか。今はまだ油断しているのかもしれませんが、いったん少しでも怪しまれてしまったら、隠し通すことは不可能な気がします。四六時中の監視下演技し続けることは並大抵の精神力・演技力ではできませんよね。
    結果的に、事実をただ伝えるよりも激しく獅子守さんを絶望させることとなる「嘘」をついてしまったと自分を責める黒鉄さん。彼もまた、どうしようもない苦悩を抱えることになってしまいましたね。その苦しみの一端を吐露する相手として白鷺さんがいてくれることが、まだ救いになっているのでしょう。

    性的な描写についてお気遣いいただき、ありがとうございます。問題ないと思います。さすがにこの年ですので (^^;)

    作者からの返信

    佐藤宇佳子さま

    いつも丁寧なコメントをありがとうございます。

    まずは性的な描写について、問題なかったと伺ってホッとしました。昂輝の鬱屈とした感情や、柊志との関係性を描く上で必要だと感じて書いた部分ですが、少し不安もあったので……。

    昂輝と柊志の互いへの負い目が目を曇らせてしまっているすれ違いは、これからの物語を動かすエンジンとして意識して書いているところでもあります。 また、PAXの監視についても、とても鋭いご指摘にドキッとしました……! おっしゃる通り、あんな四六時中監視されている状況下で、本当にいつまでもごまかしきれるものなのかどうか。そのあたりも今後の展開の鍵になってきますので、ぜひ見守っていただければと思います。

    仁が抱え込んでしまった重荷は大きいですが、慧が側にいてくれるのがせめてもの救いですね。本編がどうしても重苦しい展開になりがちなので、あの二人のやり取りは一種のカンフル剤のような役割として意識して描いています。「感情をデリートした」と豪語する割に、慧は意外と感情豊かですよね(笑)。実は、二人の掛け合いを書いている時が一番楽しかったりします。

    彼らがこれからどんな運命を辿っていくのか、引き続き見守っていただけると嬉しいです。

  • 『暴かれる世界の真実』3への応援コメント

    大継湊さま

    こんにちは。
    思いもよらぬ真実を聞かされた獅子守さんは大混乱でしょう。それでなくとも、お母さまの記憶をまたひとつ、犠牲にしてしまったというのに。このとんでもない運命に、救いはあるのでしょうか。逃げても逃げても、逃げ切ることはできない。抵抗しようとすれば自分の大切なものが壊される。どうしようもない閉塞感に心が壊れてしまわないのが不思議なくらいです。
    本来の竜胆さんは、部下の乱れた髪を指で直してやろうとするくらい、情にあふれた人なのですね。しかし、与えられた『飼育係』という悍ましい任に抗うには、寄せられる情愛をはねのけ、叩き落すしかない。自分の痛みを癒すどころか、相手をあえて傷つけねばならないというのは、彼にはどれほど苦しいことだったでしょう。
    獅子守さんが、竜胆さんが押し殺していた気持ちの一端に触れ、互いに手を握り合ったことは、獅子守さんにとっても竜胆さんにとっても、小さいけれど強くたしかな熱として胸に留まったのではないか、そう思います。

    作者からの返信

    佐藤宇佳子さま

    温かいご感想、ありがとうございます。 まずは、重苦しい展開が続いた第一章の読破、本当にお疲れ様でした。 先に謝っておきますと、これからは違ったベクトルでさらに重苦しくなっていきます。申し訳ありません……。 また、もう一つ注意点として、12話からは展開上、ちょくちょく性的な描写が登場するようになります。カクヨム準拠ですのでそこまで露骨ではありませんが、気分を害されないか少し心配しています。どうかご自身のペースで、ご無理のない範囲でお付き合いいただければと思います。

    さて、第二章の幕開けとなるこの11話。本作の中でも一番気を使ったと言っても過言ではない回でした。何度も何度も書き直して、実を言うと今でも完全に満足できていないほど苦心した部分でして……。 それだけに、昂輝と柊志の二人に心を寄せていただき、こうしてコメントをいただけたことが本当に励みになっています。

    第一章までは「残滓」という分かりやすい脅威が相手でしたが、ここからは組織(と神食者)という見えない敵を相手にする新たなフェーズへと突入していきます。 今後の伏線や展開のネタバレになってしまうため詳しくは言えないのですが、一応、本作はハッピーエンドで終わる予定ですので、その点はご安心ください。

    過酷な運命の中で、二人がどう立ち向かっていくのか、引き続き見守っていただけたら幸いです。

  • 『疑念の種子』3への応援コメント

    大継湊さま

    こんにちは。
    竜胆さんも大切な後輩を失ったのは三年前でしたよね。三年前に、大きな戦いがあったのでしょうか。みんなが時を同じくしてそれぞれ大切な人を失っていることに、隠蔽されているものを感じます。

    作者からの返信

    佐藤宇佳子さま

    コメントありがとうございます。

    「三年前」という符号や、背後にある隠蔽の気配。
    柊志や慧、仁の過去に一体何があったのか。これから少しずつ明かされていく過程を見守っていただけたらと思います。

    実はストーリー進行の都合上、すべてを語りきれなかった部分もあります……。
    そういった余白の想像も含め、楽しんでいただければ幸いです。

  • 大継湊さま

    こんにちは。
    この観察記録……。担当医の検閲済みということは、あの優しそうな医師も、「後にそれを無惨に破砕した際の『至高の■■』へと直結する」という実験的処遇を認知しているということなのですね。この仁さんの配慮も、新人に爆発的な能力を開花させるために計画された行動かもしれないと疑い始めると、もう読み手側のやきもきはきりがなく……
    お母さまの死により生き甲斐を失ってしまった獅子守さん。意識下で、必死に彼女に代わる心のよりどころを探し求めているのに、その、やや強めの執着心を反転させて一気に化けさせようというのは、そもそもここに迎え入れたときから、彼を人間として扱う気はなかったということなのでしょうか。

    作者からの返信

    佐藤宇佳子さま

    こんにちは。コメントありがとうございます。

    ……かなり鋭いところまで踏み込まれ、少しどきりとしました。冒頭の記録があるせいで、仁の不器用な配慮さえ「本当に彼自身の意志なのか」「誰かに利用されることまで織り込み済みなのか」と疑えてしまう。まさに、この場面に残したかった嫌な感触です。

    昂輝が必死に求める心のよりどころさえ、観察する側には“素材”として映っている。その扱いを、人間に対するものと呼べるのか。誰がどこまで知り、何を意図しているのかは、この先に触れてしまうため今は伏せますが、そこに目を留めていただけたことが嬉しいです。

    ぜひ、この先もやきもきしながら見届けていただけたらと思います。

  • 『空っぽの温もり』3への応援コメント

    大継湊さま

    こんにちは。
    なんと、治癒しない可能性があるのですか。前話の「治る」の言葉の頼もしさに安堵していたばかりなのに。
    人一倍、お母さまを大切に思っていた獅子守さんから、その思い出の温もりがすっかり奪い去られるとは。切り抜かれたかのように滑らかに口をひらいた心の中の虚無。お母さまが与えてくれた慈しみがもう二度と帰ってこないというのなら、今度は自分で新たなものを創り出して,底知れぬ穴を埋めていくしかないのでしょうか。

    作者からの返信

    コメントいただき、ありがとうございます。

    前話で仁が迷いなく言い切った「戻る」に、昂輝と一緒に安心してくださっていたからこそ、朔の見立てはなおさら厳しく響いたのだと思います。

    失われたものを取り戻せるのか、それとも新しい温もりで空洞を埋めていくのか。そこまで昂輝のこれからに思いを巡らせていただけたことが、とても嬉しいです。
    彼が、この傷とどう向き合っていくのか、引き続き見守っていただけましたら幸いです。

  • 『境界線の訓練』4への応援コメント

    獅子守さんおよび工藤さんの回答に対する評価やその後の解説を鑑みると、白鷺さんは一見感情のない正確なマシーンのように見えて、その実、精神性をかなり重視しているように見えます。また、ときに、彼女の内に感情が存在することを垣間見せるような言葉選びになっているようにも思えます。
    と思ったものの、そもそも境界戦技も魂の刻印も『魂』ありきなのですから、白鷺さんはあるべきスタンスを厳密に守っているだけなのかもしれませんね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    今回の訓練での慧の言葉選びや立ち回りから、色々と想像を膨らませていただけて嬉しいです!

    キャラについては、読んでくださる方それぞれの解釈に委ねたいなと思っているので、こうして深く考察してもらえるのが何よりの励みになります。

    この先、彼らがどう動いていくのかも含め、引き続き物語を見守っていただけたら幸いです。

  • 『境界線の訓練』1への応援コメント

    初めての跳躍からの落下があまりにもなまなましすぎて、思わず、こわいこわいこわいとつぶやいてしまいました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。没入感を第一に書いていますので、そのように感じていただけて嬉しいです。この後の展開も、ぜひキャラの視点を通して物語を楽しんでいただければと思います。

  • 『境界線の世界』7への応援コメント

    大継湊さま

    こんにちは。

    ここまで拝読させていただき、ずしりとした読み応えを感じています。
    物語の筋が太くてしっかりしているのに、描写が驚くほど繊細で、そのギャップが何とも言いようのない魅力というか色気というかになって立ち上っているように感じます。
    文章表現については、私も書き手として気を遣っているのですが、御作の隙のなさに舌を巻きました。
    近況ノートのイラストもとても魅力的ですね。このイラストからも、「気は優しくて力持ち」なキャラクターの内面までもが伝わってきます。
    この後もゆっくり楽しませていただきます。

    今回コメントさせていただいたのは、某拙作へお越しくださっているのに気づいたからです。結論から申し上げますと、大継湊さまにご不快な思いをさせるのではないかと危惧しています。タグにありますように、同性愛を扱っておりますが、当事者が楽しめたり励まされたりする内容にはなっていません。当事者に本作がどう伝わるのか知りたい気持ちはあるものの、リスクのほうが大きいかもしれません。
    『イソヒヨドリ』三部作については、ここに置いておくべきか、取り下げるべきか、いまだに考えあぐねている状態です。同性愛も含めた「ふつう」「ふつうでない」を掘り下げた、私にはかけがえのない作品でもあるのですが。

    もしも、それでももうしばらくお付き合いくださるということでしたら、「不快」とか「もう無理」などとお感じになった時点で教えていただけると、とても嬉しいです。唐突で勝手なお願いですが、ご考慮いただけるとありがたいです。よろしくお願いいたします。

    作者からの返信

    佐藤宇佳子さま

    こんにちは。
    応援とコメントをいただき、ありがとうございます。

    拙作についてのお言葉、とても励みになります。自分でもまだまだ手探りで、磨きが甘い部分も多々あると自覚しているため、こうして肯定的なご意見をいただけて安堵いたしました。近況ノートのイラストも見てくださり、キャラクターの芯の部分まで汲み取っていただけて嬉しいです。

    また、御作について、私へのお気遣いもありがとうございます。ですが、ご自身が大切になさっている作品なのですから、全く気にされる必要はないと思いますよ。まだその該当の部分までは読めていませんし、それに、私自身、当事者とはいえ、同性愛者の代表というわけでもありませんから。どうか深く悩まれませんように。これからも一読者として、ゆっくり楽しませていただきます。

    改めまして、お声がけいただきありがとうございました。
    色々と至らぬ拙作ではありますが、今後もご自身のペースでお楽しみいただけたら嬉しく思います。