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    第11話 空白の水面への応援コメント

    読ませてもらいました。この時代を描いた小説はあまり無いのでとても楽しく読めました。

    ポエニ戦争前にあたるシラクサを舞台に、ハンニバル、スキピオ、アルキメデスがまだ歴史上の巨人になる前の少年期として交差する構成がとても面白かったです。

    そしてローマ、カルタゴ、シラクサという地中海世界の力関係が背景にありながら、中心にあるのはラピスをめぐる小さな事件で、その規模の落差がかえって後の大戦争を予感させており、この設計が凄く良いな…と思いました。

    特に架空人物ギスコの存在がよく、彼の暴走によってバルカ家の掟やハミルカルの厳しさ、ハンニバルの中にある情と敵意の揺れが自然に浮かび上がっていました。短い物語ながら、史実人物と架空人物の使い分けが巧みで、ポエニ戦争の前日談として凄く面白いお話でした。ありがとうございました。

    作者からの返信

    Tiotさん、感想をありがとうございます!
    ギスコは、ローマを憎むと誓わされたハンニバルの感情の源泉として、どうしても身内の不幸が必要で、必然的に作り出した創作キャラクターです。ハンニバルは9歳のときバアル神殿でローマを憎むことを誓わされていますが、このあとのことを思うと、アルプスを越えて攻め入るまでのエネルギーとしてはそれだけでは弱い、と考えました。
    この時代を描くことになったのは、中学生の頃に社会科の先生がモンタネッリの「なぜハンニバルは直接ローマに攻め入らなかったのか」という疑問を話してくれたのが、ずっと頭の片隅に残っていたせいです。

  • 第2話 正当な学問的探求への応援コメント

    金髪碧眼ということはゲルマンの血が混じっている?
    ローマ人はガリアやゲルマンと違って割と小柄だったそうですね。
    投石機に夢中なこの少年は……

  • 第1話 シラクサの夏への応援コメント

    この時期にユリウス一門の人物を登場させるのは面白いですね。
    陽光が強烈なイタリアの空気感が上手く表現されていて、思わず目を細めてしまいそうです。

    アルキメデスというと数学の方を先に思い出してしまいますねw
    浮力の計算、嫌いだったなぁw