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    第1話 シラクサの夏への応援コメント

    他レビュアさんもおっしゃってますが冒頭の一文が良いですねえ。
    令和に暮らす日本人のうちらを
    紀元前のシラクサに連れだすため
    この異郷の魅惑と魔の象徴に「夏」を使う、とても鮮やかなお手並み。

    私にとって、シラクサとはマスカットのワインと映画に出てくるマフィアくらい?(調べたらメインロケ地にはなっていなかった)少し範囲を広げ、わりあい最近見たマッコールさんファイナルでもシチリアの海と接し昔の街並み山あいの僧院などが美しかった。(逸れてますが

    船ですよね船!大事なのは。
    >波止場の荷役人夫たちは仕事の手を止めて、船腹に描かれた馬の紋章を見上げた。
    名門の紋章のある船が入港する物語の始まり、ぞくっとします。そしてアルキメデス登場!

    作者からの返信

    感想ありがとうございます。
    定理で有名なアルキメデスさん、実はシラクサ包囲戦などで、指揮をしていたというのが印象的で思いついた話です。
    現地の夏のからっとした潮風を感じて頂ければ幸いです。

  • 第11話 空白の水面への応援コメント

    世界史と通ってないのでうろ覚えの知識しかない中、ポエニ戦争の前日譚なのだなと、読み進めました。
    まだ若い英雄達が、爽やかに描かれていて、浅い知識でも楽しく拝読させていただきました。ギスコが架空の人物って言うのも最後まで気づかず、こんな人物もいたんだなと、納得して読み進めておりました。
    レビューと小説は、使う頭の箇所こそ違うとおもってますが、表現力はどちらも必要です。沢山のレビューを書いて来た表現力はちゃんとここにあるのだな、と感心させられました。
    読めてよかったです。

    作者からの返信

    読んでいただきありがとうございます!
    世界史の知識がなくても楽しんでいただけたとのこと、とても嬉しいです。ポエニ戦争というと教科書でもさらっと触れる程度なので、馴染みが薄い時代だと思いながら書いていました。
    ギスコが架空の人物だと最後まで気づかなかったというのは、作者として一番嬉しい言葉です。史実の隙間に自然に収まってくれたなら、書いた甲斐がありました。
    レビューと小説の表現力についてのお言葉、正直なところ小説を書きながらレビューを書くときとは違う筋肉を使っているなと感じていたので、そう言っていただけると励みになります。ありがとうございました!

  • 第5話 ギスコへの応援コメント

    はじめまして。
    導入のシラクサの夏の雰囲気が心地よく、港の光や潮風が見えるようで、するっとここまで読んでしまいました。

    「正当な学問的探求であります」からの「死ぬぞ」「死ぬ」、笑いました。
    三人で走って、デーツを食べて、プー呼びで笑っているところは可愛いのに、ローマとカルタゴが急に顔を出してきて、これはこのまま可愛いだけでは終わらない人ですね。

    ハンニバルの「誰にも会っていない」も、さりげなく刺さります。

    作者からの返信

    福山さん、はじめまして!感想ありがとうございます。

    シラクサの夏の雰囲気、港の光や潮風が伝わったと言っていただけてとても嬉しいです。最初にどうしてもこの空気を積み上げておきたかったので、そこで読んでいただけるストーリーだと思っていただけたのが一番嬉しいです。

    アルキメデスと「死ぬぞ」「死ぬ」の会話、お気に入っていただけて何よりです。ハンニバルの人物像を最初にこういう会話で出せたらと思って書きました。

    「そのまま可愛いだけでは終わらない人」と認識していただけたのが、一番ひとつ願っていた反応でした。可愛い時間のすぐ後ろに、ローマとカルタゴの影が顒を出す、という落差を、読んでいただく人にしっかり感じていただきたくて。

    「誰にも会っていない」の一言に気づいていただけたのもとても嬉しいです。ありがとうございました!

  • 第11話 空白の水面への応援コメント

    空気感がとてもよく、楽しく拝読させていただきました。
    ありがとうございます。

    作者からの返信

    感想ありがとうございます。

  • 第10話 父と息子への応援コメント

    当時は……
    もしかしたら今も一部では、理屈より掟が優先されることがあるかもしれませんね。

  • 本来ならすぐに言葉の意味を調べるところですが、あえて今は雰囲気で読んでいます。

  • 第8話 捜索への応援コメント

    無事でしたか……
    ただ、今後、何かが犠牲になりそうです

  • 第7話 消えた人影への応援コメント

    おや……
    不穏ですね……

  • 第6話 朝への応援コメント

    何かの決意ですね……

  • 第5話 ギスコへの応援コメント

    ローマも行ってみたいものです。
    シチリア島も。

    作者からの返信

    まさにシラクサの周りを旅した友人から写メをもらったのですが、AI生成を疑うくらい美しい青でした。
    いってみたいですよね!

  • 第4話 カルタゴ滅ぶべしへの応援コメント

    スキピオとハンニバルは、のちのち争う二人でしたよね?
    記憶違いかしら?

    このようなIFがあっても面白そうです

  • 第3話 海の青への応援コメント

    地中海、行ってみたいものです

  • 第2話 正当な学問的探求への応援コメント

    この辺りの歴史展開は、私はさっぱりわからないので、とても興味部会です。

  • 第1話 シラクサの夏への応援コメント

    幾度となく、色んな作品で早坂さんのレビューを拝見していたのですが、作品を読んだことがないことに思い至り、読ませていただくことにしました。

    私自身、レビュー力を磨きたいと考えていたので、早坂さんの活動には頭が下がります。

    作者からの返信

    あわわ、返信が遅れまして、大変申し訳ありません。
    本作は定理で有名なアルキメデスがシラクサに住んでいたという事実から、妄想したスケッチのような作品ですので、ピンチョスさまに読んで頂くのは、申し訳ない気がいたします。潮風だけお楽しみ頂ければ幸いです。

  • 第11話 空白の水面への応援コメント

    いつもレビューを拝見し、早坂さんの作品を読んでみたいと思ってたので、期間限定で読めてよかったです。

    敵対するローマとカルタゴの少年少女が、どちらも母国を離れ、旅の途中、独立国シラクサで一瞬の邂逅を果たすというお話が鮮烈な印象でした。

    風景が目に浮かぶような描写が印象的でした。説明が多すぎないスタイリッシュな文章もよかったです。
    後年、ハンニバルがローマに攻め入る時の気持ちとか、アルキメデスがシラクサをローマから防衛するときの気持ちも想像してしまいました。

    以下、自分の知識と読解力が低いせいなのかもしれないので、不適切でしたら削除します…

    ギスコの動機については、父がローマ=シラクサ同盟との宥和路線をとり、弟が敵であるローマ人に近づくなか、ギスコはローマとはあくまで敵対の意見を持っていて、父と弟をローマとの敵対に追い込もうとしていた、と読んだのですがあっているでしょうか?

    自分がこのあたりの歴史忘れてしまっていて、調べながら読みました。
    もうちょっと第1話あたりでローマとカルタゴとシラクサの当時の関係とかを補助線引いてあったら、ギスコの動機もより理解しやすく感情移入できたかもとは思いました。

    しかしこのスタイリッシュな文章に説明的な部分を入れるのは難しいことですね。第5話あたりで、背景説明がされていますし。

    あとラピスの兄のユリウスは、スキピオをシラクサに連れてくるために必要だったと思いますが、スキピオと若干役割・外見が重なるため、すこし思考負荷が上がるかも、とは思いました。

    調べたり、読み返してでも読みたいと思ったので、読者を信頼された素晴らしい作品だと思いました。

    作者からの返信

    丁寧な感想をありがとうございます!読み返していただいたとのこと、とても嬉しいです。

    ギスコの動機についてですが、おおむねご推察の通りです。付け足すと、ギスコは「父と弟をローマとの敵対に追い込もう」と能動的に言ていたというより、「ローマとシラクサの同盟に亀裂を入れ、シラクサ王ヒエロンへの意趣返しをしたかった」というのが一次的な動機でした。ただしその背後には、父の宥和路線への不満や、自分の場がないことへの焦りも含み、それらが見えにくい形で行動になってしまった、という人物として描いていました。

    ローマ・カルタゴ・シラクサの関係性については、おっしゃる通り、物語の中で迷ったところでした。スタイリッシュな文体を保ちたい気持ちと、說明を入れて読みやすくしたい気持ちのバランスをとるのに、第五話あたりで背景説明を入れるという形で脱出したのですが、第一話でももう少し補助線を引いておくべきだったか、と今にして思います。ご指摘、ありがとうございます。

    ルキウスとスキピオの役割・外見の重なりについても、その通りです。ルキウスはスキピオをシラクサに連れてくるための装置として必要だったのですが、そこに性格や視覺的な重なりが出てしまったのは読みやすさを損ねていたと思います。

    読めば読める作品だと言っていただいたこと、一人の読者として丈夫に向き合っていただいたということが、作者として一番嬉しいです。ありがとうございました!

  • 第4話 カルタゴ滅ぶべしへの応援コメント

    「職業としての凶悪さというよりは、機会があれば何でもするという種類の怠惰な悪意を顔に貼り付けていた。」

    この表現すごいなぁと思いました。この層のチンピラみたいの表すのになるほどなーと。また社会の状況もなんとなくわかります。読み上げてみると語呂も良くて…。

    プー…(笑)

    作者からの返信

    ありがとうございます!

    ちんぴらたちの描写、気にいっていただけて嬉しいです。港町って、どの時代もどの場所も、根からの悪人というよりは、機会があれば何でもする、という種類の人間がうろついてるものだろうなと思いながら書きました。そこが伝わっていたとのこと、とても嬉しいです。

    「プー」については、語感だけで考えたところもあります(笑)。プブリキオスのうちの一番可愛い部分を、ラピスだけが引き出せる、という設定にしたかったので、含み笑いしていただけたなら作者として冥利です。ありがとうございました!
    丁寧な感想を下さったお礼に自己二次創作してしまったので、このあとのプーをお楽しみください。
    ザマの戦いで雌雄を決した後、エフェソスで再会して史上最強の将軍論を語り合う、という格調高い場面のはずが

    ハンニバル「久しぶりだな……プー」

    スキピオ「……お前にだけは言われたくない」

    ハンニバル「ラピスは元気か」

    スキピオ「うるさい」

    ハンニバル「あのデーツの味、まだ覚えてるか」

    スキピオ「カ エ レ!」

  • 第11話 空白の水面への応援コメント

    ああ、なるほど。ギスコは架空人物なのか。正史に名前が残っていないだけで実はこんな兄がいました、と言われたら納得してしまいそうなくらい、存在感のある良いキャラでした。
    タニト・ペネ・バアルというフレーズの効果的な使い方と、鮮やかな情景描写もあって、満足度の高い作品でした。
    楽しく読ませていただきました。ありがとうございました。

    作者からの返信

    「正史に名前が残っていないだけで実はいた」と言っていただけたのは、架空人物として最高の褒め言葉です。
    タニト・ペネ・バアルは、カルタゴの美の女神アシュタルテを指す言葉で、意味を知らないラピスと知っている読者の間にだけ成立する秘密として使いたかったので、そこに気づいていただけてとても嬉しいです。
    ありがとうございました!

  • 第1話 シラクサの夏への応援コメント

    とても美しい文体だと思い、心惹かれました。
    特に
    『港に停泊する幾十もの船の帆柱が白い陽光のなかで揺れ、岸壁に叩きつける波の飛沫が、石畳の上で瞬く間に消えていく、そういう季節である。』

    が、めちゃくちゃ好きです。

    最近、古代中国の歴史ファンタジーを書いているせいか、カタカナが入ってくる小説を受け付けなくなっていたのですが、こちらの小説は、するっと読めて衝撃でした。苦手を克服できる筆力がおありなのだなあと思いました。

    作者からの返信

    ありがとうございます、そう言っていただけてとても嬉しいです。
    古代中国の歴史ファンタジーを書いていらっしゃるとのこと、カタカナ問題は歴史小説を書く上で悩むところですよね。古代地中海世界はどうしてもカタカナだらけになってしまうので、読みやすさと雰囲気のバランスをどうするか、書きながらずっと考えていました。するっと読めたと言っていただけて、ほっとしました。
    引用してくださった箇所は、シラクサの夏の空気をどうしても最初に置きたくて、一番時間をかけて書いたところです。そこを好きと言っていただけたのが、一番嬉しかったです。


  • 編集済

    第11話 空白の水面への応援コメント

    読ませてもらいました。この時代を描いた小説はあまり無いのでとても楽しく読めました。

    ポエニ戦争前にあたるシラクサを舞台に、ハンニバル、スキピオ、アルキメデスがまだ歴史上の巨人になる前の少年期として交差する構成がとても面白かったです。

    そしてローマ、カルタゴ、シラクサという地中海世界の力関係が背景にありながら、中心にあるのはラピスをめぐる小さな事件で、その規模の落差がかえって後の大戦争を予感させており、この設計が凄く良いな…と思いました。

    特に架空人物ギスコの存在がよく、彼の暴走によってバルカ家の掟やハミルカルの厳しさ、ハンニバルの中にある情と敵意の揺れが自然に浮かび上がっていました。短い物語ながら、史実人物と架空人物の使い分けが巧みで、ポエニ戦争の前日談として凄く面白いお話でした。ありがとうございました。

    作者からの返信

    Tiotさん、感想をありがとうございます!
    ギスコは、ローマを憎むと誓わされたハンニバルの感情の源泉として、どうしても身内の不幸が必要で、必然的に作り出した創作キャラクターです。ハンニバルは9歳のときバアル神殿でローマを憎むことを誓わされていますが、このあとのことを思うと、アルプスを越えて攻め入るまでのエネルギーとしてはそれだけでは弱い、と考えました。
    この時代を描くことになったのは、中学生の頃に社会科の先生がモンタネッリの「なぜハンニバルは直接ローマに攻め入らなかったのか」という疑問を話してくれたのが、ずっと頭の片隅に残っていたせいです。

  • 第2話 正当な学問的探求への応援コメント

    金髪碧眼ということはゲルマンの血が混じっている?
    ローマ人はガリアやゲルマンと違って割と小柄だったそうですね。
    投石機に夢中なこの少年は……

    作者からの返信

    ありがとうございます!
    母方にガリアの血が入っているという設定で、当時のローマではかなり珍しい容姿として書きました。ローマ人が小柄だったというのはおっしゃる通りで、金髪碧眼というだけで相当目立ったはずです。
    投石器の少年については……お察しの通りです。この子が後にどんな人物になるか、ご存知の方には「そうか、この頃からか」と思っていただけると嬉しいです。

  • 第1話 シラクサの夏への応援コメント

    この時期にユリウス一門の人物を登場させるのは面白いですね。
    陽光が強烈なイタリアの空気感が上手く表現されていて、思わず目を細めてしまいそうです。

    アルキメデスというと数学の方を先に思い出してしまいますねw
    浮力の計算、嫌いだったなぁw

    作者からの返信

    ありがとうございます!
    シラクサの強烈な陽光、書きながら自分も目が痛くなりそうでした笑。
    アルキメデスはどうしても数学のイメージが強いですよね。でもこの時代の学問は数学・物理・戦術が渾然一体としていて、投石器の設計も浮力の研究も全部同じ人がやっていたというのが面白くて、工房の場面に入れてみました。ちなみに投石器に自分が乗って飛びたいと言い出す少年も登場します笑。浮力の計算、私も得意ではないです。