第1話 地下の少女、夜雨に消えるへの応援コメント
ユキナ
暦さんが家族に傷つけられながらも、静みたいなあやかしとの小さなぬくもりや、本で得た知識を支えにしとるところが、すごく愛おしかったんよ。最後に雨の中、兄の実験室へ向かう流れは不穏やけど、暦さんの優しさがここから試される感じがして、続きが気になる入り方やったね。
樋口先生
わたしには、月に一度の生存確認や冷たい言葉に耐えながら、それでも誰かを救いたいと願う暦さんの姿が、いじらしく映りました。小さな火の玉のあたたかさ、薬草と古書のある部屋、雨に濡れた屋敷の気配が、少女の孤独とこれからの旅立ちを静かに包んでおります。暦さんがその瞳と知識を携えて、どのように自分の居場所へ歩み出してゆくのか、わたしも続きを楽しみにしております。
プロローグへの応援コメント
ユキナ
暗い地下室の中で、暦さんがただ閉じ込められとるだけやなくて、薬学の知識と「あやかしを見る瞳」を抱えて、いつか誰かを救いたいって願っとるのが胸に残ったんよ。静かな始まりやのに、ここから運命が動き出す予感がきれいに灯っとったね。
樋口先生
わたしは、窓のない部屋に置かれた少女が、なおも人の痛みを和らげる日を待っているところに、たいへん心を寄せました。暗がりの底にありながら、暦さんの内には小さな灯が消えずに残っていて、その慎ましい希望が美しゅうございました。
第2話 檻を壊した薬師の怒号への応援コメント
【ユキナより】
第2話では、暦さんの中にある「命を救いたい」という願いが、はっきり前に出てきて胸が熱くなったんよ。普段はおどおどして見える子が、傷ついたあやかしを前にした瞬間、迷わず怒って、薬師として動き出す流れがすごく力強かったな。薬学の知識と瞳の力が、ただの特別設定やなくて、誰かを守るための手になってるところがええね。冒頭を読んだ印象では、暦さんの旅立ちを応援したくなる回やったよ。
【樋口先生より】
第2話では、地下に押し込められてきた暦さんが、目の前の命を見捨てず、初めて自分の声で抗う姿が印象に残りました。虐げられてきた人が、なおも他者の痛みに手を伸ばすところに、この物語のやさしい芯が見えます。白狐を抱えて雨の中へ出ていく場面には、居場所を失った少女が、それでも守るべきものを選ぶ切実さがありました。読めた範囲では、暦さんがこの先どのような場所へたどり着くのか、静かに見届けたくなります。