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  • 上司が残業していると、平社員も帰りづらいですからね。ユノ本人を休ませるだけでなく、周囲に無茶をしない働き方を示すという意味でも、ギルド長になったユノをさっさと帰らせるのは、組織運営として理にかなっていると思いました。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    まさに、ユノを休ませることは本人だけの問題ではなく、ギルド全体の働き方を変える意味があると思って書きました。
    ギルド長になったユノが無理を続ければ、周囲も「自分たちも無理しなければ」と思ってしまう。だからこそ、ユノがきちんと帰ること自体が、新しい組織文化の宣言になるのだと思います。
    もちろん、ユノが帰ったあとも現場が回るように、判断基準や引き継ぎを整える必要があります。そこまで含めて、アルがやりたかった「一人に背負わせない仕組み」なのだと思います。

  • 勇者を善意のボランティアとして使い潰すのではなく、勇者にしかできない仕事を正しく任せるために、周囲がそこへ至るまでの導線を整備していく。まさにアルが最初からやりたかったことだと感じました。

    これでユノがまったく疲れなくなるわけではなく、勇者にしかできない任務では相変わらず無理をしてしまいそうですが、それでも雑用から何から一人で抱えていた今までとは大きく違うはずです。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    まさに今回は、勇者を何でも屋として使い潰すのではなく、勇者にしかできないことへ集中できるように、周囲の仕組みを整える話として書きました。
    ユノがまったく疲れなくなるわけではありませんし、勇者にしかできない場面では、きっと彼女はまた無理をすると思います。
    ただ、その無理が「本当に必要な無理」になるように、雑用や調整や尻拭いまで一人で背負わせない。
    そこが、アルが最初からやりたかったことなのだと思います。
    そう読んでいただけて、とても嬉しいです。

  • 第一部完、勇者志望アルノルトの次の戦いにご期待ください、という綺麗な締めでした。リグラードがアル抜きでも回るところまで到達したうえで、今度は「勇者にすべてを押しつける社会」そのものを直しに行く。次章の課題もこの作品らしくて楽しみです。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    第一部では、アルが問題を解決するだけでなく、最終的に「アルがいなくても回る場所」を作ることを目標にしていました。
    なので、そこを読み取っていただけたのが本当に嬉しいです。
    次は、勇者や一部の有能な人間にすべてを背負わせる社会そのものに、アルがどう向き合うのかを書いていきたいと思います。
    第二部も楽しんでいただけるよう頑張ります。

  • 今回かなり重要な回だと感じました。これまではアルが方向を示し、ライネルたちが実装して、村や街の人々が喜ぶという気持ちよさが中心でしたが、今回は初めて、成功した改革そのものが地上商店との摩擦を生んでいる。しかも地上商人を悪者にせず、地下と地上の双方に正当な事情がある問題として扱っているのがよかったです。アルの発想をルクが規約や衛生基準へ落とし込むことで、改革がアイデアから制度へ進んだ回にも見えました。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    今回はまさに、改革が成功した後に生まれる摩擦を書きたい回でした。
    アルのやり方は誰かを助けますが、その一方で、今までの商売や立場を守ってきた人たちにも影響が出る。そこを単純な善悪にせず、地上にも地下にもそれぞれ正当な事情がある問題として描きたかったので、そう読んでいただけて嬉しいです。
    そしてルクが入ることで、アルの思いつきが規約や衛生基準という制度に変わっていく。ここからリグラードは「アルが助けた街」ではなく、「アルがいなくても回る街」に近づいていきます。

  • 魔王の娘ちゃん、査定する側のつもりで来て、気づいたら一番真面目にアルノルトの仕組みを支えるヒロインに組み込まれちゃうやつですね。分かります。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    ルクはまさに、査定する側のつもりで来たのに、現場を見れば見るほど「これは放っておけない」と巻き込まれていくキャラです。
    アルの怖いところは、敵を倒すのではなく、いつの間にかその人に一番向いた役割を渡してしまうところなので、ルクも気づいたら制度設計側に座らされていると思います。
    ただ、彼女は魔王の娘なので、簡単に味方になるのではなく、最後まで「これは本当に正しいのか」と疑い続ける存在として動かしたいです。