10斤目 ジェム爺とマザー・ハタゴへの応援コメント
ここまで拝読いたしました。感想をお伝えします。
語りの視点は、エピソードごとに一人のキャラクターに焦点を当てるタイプの神視点だと思います。
読み進めていくうちに、作者様が魅せたいのは、ヤンから見た世界ではなく、物語世界そのものであると感じました。この語りの視点と世界観がマッチしていると思います。
まず目を引いたのはエピソード管理の巧みさです。
特に第一話の完成度が高く、ヤン、ジェム爺のやりとり、タイトルと合わせた作中のユーモアなどから、どんな物語が展開されるか想像がつきます。中盤でヤンがかつて魔王を討伐したと情報が後出しされた点も効果的でした。理想的な第一話であると思います。
第二話以降もエピソードごとに何を伝えたいのか明確です。迷うことなくストーリーを追うことができました。
リアリティー・ラインの調整も見事でした。
タイトルや第一話の雰囲気からこのラインが下がつつも、途中で差し込まれる描写(たとえばパン屋のシーン)はリアリティがあります。
リアリティがあるのかないのわからない微妙なバランスが効いていて、まるで夢の中にいるような心地になりました。
次のやりとりはこの世界に住んでいる人にしかわからない情報です。このような情報があると、物語世界にいる感覚になれます。
「だからといって、私刑をしていい理由にはならないだろう。彼女が罪を犯したというのなら衛兵のところに連れていくべきだ」
「衛兵なんざ役に立たねえよ! あいつら浮浪者は得点にならねえからってすぐ釈放しちまう! 刑務所の飯を食わすのもタダじゃねえってな!」
「なんだって?」
ロロルの正体が明かされる場面の伏線にもなっていましたね。
第一話にある王道からのずらしに見られるように、作者様の強みの一つに、読者を裏切る上手さがあると思います。こんな場面でも感じました。
『ヤンの態度にブチ切れた男が右拳を振るう。力任せに繰り出された拳はヤンのこめかみを打ち、乾いた音を立てた。ヤンからではない、男の右腕からの音だ。
男の手首が折れていた。
「なっ、なっ、ななな……ッ!?」』
私は「メロロが見逃してもらえるために、ヤンが何発も殴られる」という王道の美談を想像していたため、思わず噴き出してしまいました。
キャラクターの名前やブレックファースト領コンフレー区、ヤンがメロロの治療をした【暗功】も油断していたところに差し込まれていたため笑わせてもらいました。
ウェブ小説ではさほど見かけない技術も使われていました。
『姉以外で、あんなに強い人間は初めてだった。
姉以外で、あんなに穏やかな人間は初めてだった。
姉以外で、あんなに頼りになる人間は初めてだった。
姉以外から食べ物を分けて貰う経験も初めてだった。
姉以外の誰かに守られた事も初めてだった。
姉以外の誰かと何かを約束した事も初めてだった。』
ロロル(この時点では名前は明かされていないと思いますが)の情報を出しつつも、メロロの孤独感が引き立って、読者として感傷的な気分になりました。高い文章技術をお持ちだと思います。
私は先ほど、作者様は裏切りが上手と申しましたが、重要なところでは読者の願望を叶えていましたね。読者の感情を意識しながら丁寧に文を編まれているのが伝わってきます。
メロロがヤンや修道院の世話になるところでは、ほっと胸を撫で下ろしました。
以上になります。
お伝えしたいことが多く長文になってしまいました。
素敵な作品に巡り会えたこと、心より感謝申し上げます。
今後のご執筆を応援しております。続きが気になるのでまた遊びに来ます。
作者からの返信
拙作を読んで頂き、ありがとう御座います!
そうですね、昨今のWeb小説は一人称が主流ですが、今回の物語は多少の群像劇的要素がありますので、三人称が相応しいと思い、そちらを採用しました。今回はオマージュ作品ですし、そうなるとやはり物語世界そのものを魅せたくなりますよね。
Web小説において冒頭こそが最も肝要。という訳で、第一話はインパクトかつシンプルを志しました。それが功を奏したのでしたら書いた甲斐があります。
リアリティーは大事ですね。フィクションと知りつつもリアリティーがある物語にこそ緊迫感と臨場感が味わえるというもの。その辺の塩梅をどうするかは創作の醍醐味ですよね。
作品の内容を引用して頂くと、どこが面白かったのかが判明して、とても助かります。
ヤンの頑丈さは、10年も戦場に出ていないとはいえ、勇者が一般人に傷付けられる訳にはいきませんから。読者は主人公に常人とは格の違う描写を求めるもの。なので、ここは無敵状態にさせて頂きました。
Web小説では見かけない技術との話ですが、こういった詩的な書き方が昔から好きでして。お気に召して頂けたのであれば光栄です。
読者の予想は裏切るものですが、期待を裏切るのは言語道断ですので、シナリオ自体は王道を目指しました。悲劇・惨劇を好む方々がいるのは存じておりますが、私は人助けをしたら、救われるべきだと考えています。
これほどの長文を頂けて、作者冥利に尽きます。
こちらこそ、大変ありがとう御座いました。
今後ともこれを励みに鋭意執筆して参ります。
2斤目 鋼鉄の男への応援コメント
アンパンヤンでありながらもワンパンヤンって感じでしたw
結構面白かったです
作者からの返信
拙作を読んで頂き、ありがとう御座います!
やっぱり元ネタが元ネタだとそういう傾向になってしまいますよね。
よろしければ続きもどうぞお楽しみくださいませ!
44斤目 バイキィ大軍団への応援コメント
アンパンマン好きにはたまらない大人のアンパン○ンですね。勇者ヤンのスローライフなのかなと思っていましたが、バイキィキンマが出てきて激アツでした。
作者からの返信
拙作を読んで頂き、ありがとう御座います!
妖精の国ではなく人間の国にアン●ンマンがいたら、という感じです。
アンパンの英雄が主人公ならやっぱりバイ菌の悪党は登場しなきゃいけないと思いました。
10斤目 ジェム爺とマザー・ハタゴへの応援コメント
アンパン〇ン要素で笑わせに来てるのに、中身は思ったよりちゃんと人間ドラマしてるのが面白いです。
ヤンの「最強なのにパンしか興味ない」感じが特に良くて、メロロやロロルの重めの事情との温度差もかなり効いてました。
特に、ヤンは平穏を求めて戦いを降りたのに、ロロルは妹の平穏のために血なまぐさい世界に残っている、という対比が印象に残りました。
霊犬ヂスがメロロにだけ懐くところも、彼女にまだ何かありそうで自然に先が気になります。
ふざけた名前やノリを楽しみつつ、キャラの背景は意外と真面目に作られていて、普通に続きを読みたくなる作品でした。
作者からの返信
拙作を読んで頂き、ありがとう御座います!
元ネタを踏襲しつつ異世界ファンタジー感を出そうとした結果、こういった人物像になりました。人にパンを与える事に腐心する主人公、光と闇の二面性を持つ女性、他者をメロメロにする少女といった塩梅です。ギャグもシリアスも両方こなせるよう、真面目に作りました。
ロロルは血生臭い世界から抜け出せるのか、メロロの秘められた力は活躍の機会はあるのか、それらも是非御期待して、続きもどうぞお楽しみくださいませ!
24斤目 冒険者ギルド支部長マキへの応援コメント
餡子が入ってこない原因キタコレ。あーあー死んだわあいつ
作者からの返信
ライフはまだ残ってる。ここを耐えれば、ヤンに勝てるんだから!
次回「ドラゴン 死す」
デュエルスタンバイ!
17斤目 闇の住人達への応援コメント
カビている饅頭はやだなぁ。でもカビ饅頭に死亡フラグ立っちまったなぁ。くわばらくわばら
作者からの返信
クサーテルとどっちにしようかと迷いました。一目で嫌な奴だと分かる名前です。
主人公が善だと悪が生き残れる可能性がない訳ですね。南無阿弥陀仏。
14斤目 森の聖域とジャム畑への応援コメント
フリーランスのアサシンなんてリスクしかないんだから転職できるならさっさとするべきだよね。パンナコッタ姉妹の困窮ぶりを考えると到底まともな報酬額だったとも思えないし、なんならベリー集めの報酬の方が高いまであるよね
作者からの返信
それは全くもってその通りなのですが、組織が足抜けを許してくれる訳がないんですよねえ……。お姉ちゃん、情弱だったから冒険者をきちんと知らなかったし。
ベリー集めがいい転換の機会になるといいですよね。
13斤目 S級冒険者への応援コメント
てっきりギルド長直々にお出ましかと思ったが……
作者からの返信
残念ですが、ギルド長はまたのお楽しみに。
メタ的に言えば、新キャラを一気に登場させすぎると重いので、今回は避けた感じですね。
11斤目 ジェム爺のジャムへの応援コメント
ザ、ザンスだと!? とっくに絶滅したと思っていた希少種の『サンシタ』ではないか! 同系亜種のヤンスとデゲスも絶滅危惧種で国際的な保護が必要とされているのに……
作者からの返信
元ネタのキャラがザンスザンス言っていたもので。ヤンスとゲスはいませんが、ミーとッチャはいます。
拙作のキャラも立派なサンシタを演じてくれますので、どうぞお楽しみ!
10斤目 ジェム爺とマザー・ハタゴへの応援コメント
ヤナセタカ神w シリアスにちょいちょいしょーもないギャグネーミング混ぜるのやめてもろてw
作者からの返信
ヤナセタカ……いえ、ヤタカナセ神です。
まだまだこういうのは出てきますので乞う御期待です!
1斤目 アンパンヤンの誕生への応援コメント
新作、お疲れ様です。
元勇者のパン屋の兄さん、暖簾分けしてもらえて良かったね。
……どんなパン屋になるのだろう。
作者からの返信
拙作を読んで頂き、ありがとう御座います!
労いの言葉も感謝です。
あやうく追放されるところでした。
どんな人々が集まるパン屋になるか、続きもどうぞ御期待して下さいませ!
5斤目 パン職人の朝は早いへの応援コメント
お姉ちゃんが完全にロ○ルパンナちゃんw
とはいえ同じように頼りになるお姉ちゃんなのですね。
そしてメロロちゃんの身寄りもなんとかなりそうで何よりです。
続きを楽しみにしてます!
作者からの返信
ロ●ルとメロ●のパンナなコッタ姉妹です。
とはいえ、原作と違ってきちんとお姉ちゃんのほうが年上なのですが。
メロロの身寄りが果たしてどうなるか。
続きもどうぞお楽しみ下さいませ!
5斤目 パン職人の朝は早いへの応援コメント
お姉ちゃんは娼婦かと思ってたけど、この感じだと冒険者なのかな。
蛇足ですが、私もパン職人なのですがだいたい2時半から作業開始して、前日仕込みの生地がある状態で朝7時には開業します。パンが主食の国だと人々は朝食の前にパン屋にその日のパンを買いに行きますのでパン屋の開業時間はそれに合わせてかなり早いです。ご参考までに。
作者からの返信
お姉ちゃんの職業が何なのかは、いずれの公開に御期待して頂ければと。
なんと、本職の方であったとは。いつもお疲れ様です。2時半とは大変ですね。しかも、作業開始時間でそれなのですから、朝の支度(深夜の支度?)の為にはそれよりも早く起きなくてはいけないのでしょう? お疲れ様です。
日本のスーパーは大体9時10時に開店するのでこの設定にしましたが、その日に朝食を買う国ではそうなのですね。参考にさせて頂きます。
ありがとう御座いました!
3斤目 浮浪者の少女への応援コメント
バターでもチーズでもなくパンナコッタか。いやでも乳製品繋がりでワンチャンあるな
作者からの返信
パンナコッタはもう完全に語感から選びました。
もっと適当な単語が見つかればよかったのですが。
2斤目 鋼鉄の男への応援コメント
勇者ヤン固すぎワロた。
しかし我が身を差し出すとは、ますますアンパンのヒーローですな。誰にでもできることではございません。
続きが気になります!
作者からの返信
引き続き拙作を読んで頂き、ありがとう御座います!
カッチカチやぞ! の勇者ヤンです。
基本的には滅私奉公精神の強い、元ネタに恥じないヒーローを志しています。
更なる続きもどうぞお楽しみ下さいませ!
2斤目 鋼鉄の男への応援コメント
明らかに見た目からして超イカちい元勇者に殴りかかるとはこの街の一般人勇者だな〜。勇者ヤンの存在を誰も知らんのかねぇ……
地名のネーミングセンスに吹いてますw
作者からの返信
引き続き拙作を読んで頂き、ありがとう御座います!
スパイダーマンのニューヨーク並に治安が終わっている街です。
勇者ヤンの顔を知らないのは、写真もない世界観ですし、魔王討伐から10年も経っていますので是非もないかと。
作中には登場しませんが、ブレックファースト領アサマ区以外にもランチ領ヒルマ区、ディナー領ヨルマ区もある設定ですw
1斤目 アンパンヤンの誕生への応援コメント
いや、いいですね! こういう作品を待っていた! (*’ω’ノノ゙☆パチパチ
筋肉ムキムキの元勇者のパン職人とか需要しかない! 早く続きを読ませて欲しい!
作者からの返信
拙作を読んで頂き、ありがとう御座います!(屮`º∀º´)屮イェア!
元ネタほどじゃないですが、勧善懲悪のすっきり系ストーリーです。
マッスルなパンおじさんがどう活躍するか、しばらくは毎日更新するつもりですので、続きもどうぞお楽しみ下さいませ!
1斤目 アンパンヤンの誕生への応援コメント
新作お疲れ様です!
あ、あんぱん……w
追放じゃなくて暖簾分けなら一安心ですね。
最強のパン職人がこんごどうなっていくか、続きが気になります!
作者からの返信
新たな拙作を読んで頂き、ありがとう御座います!
「日本人が最初に出会う英雄」の偉大なるパンですとも。
インパクトを出す為に追放と言わせました。言い間違いでした。
最強すぎるパンおじさんがどんな活躍をするか、続きもどうぞお楽しみ下さいませ!
2斤目 鋼鉄の男への応援コメント
話数表示が『斤』な時点でもう面白いんですけど・・・
しかも元勇者がカッコいい系ではなく、いかつくごついのも最高です
作者からの返信
拙作を読んで頂き、ありがとう御座います!
こういう作風によって話数表示を変えるのが大好物で御座います。
今回はおじさん主人公ですので、おじさんだったらやっぱり線の細い美形よりもゴツい方が映えると思い、この設定にしました。
引き続き、拙作を楽しんで頂けると幸いです!