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  • 第一章まで拝読させて頂きました。

    天使と悪魔、天国と地獄という対立を土台にしながら、単純な勧善懲悪や綺麗な救済では終わらない。宗教的なモチーフ、とりわけ天使論や悪魔学を思わせる要素が色濃く、強いこだわりのあるダークファンタジー味を感じました。

    アズマは絶望の中でも誰かを信じ、手を差し伸べようとしますが、彼女の優しさは常に安全な選択ではなく、傷や裏切り、破滅の気配と隣り合わせであり、その危うさがあるからこそ、彼女の選択がより強く印象に残りました。

    とくに第一章終盤、敵対したベルフェゴールへ「あなたはまだ生きている!」「わたしの隣に、立ってほしい」と訴えかける場面は、救済の宣言であり、同時に相手の痛みや罪を抱えたままでも隣に立とうとする、危うくも美しい願いに見えました。

    さらに、イシュマエルが正体を現し、「堕ちても、わたしはやはり──そばにいることにした人間を、守ろうとしてしまうらしいな」と語る姿は、天使と悪魔という区分や善悪の境界そのものを揺るがすように感じました。

    優しさや愛が単純な救いではなく、ときに呪いにもなり得る。その描かれ方に、この作品の本質を垣間見たような気がしました。

    作者からの返信

    1章読了感謝です!
    ベルフェゴールの説得周りは色々考えた上でああいう形になりました。相手に寄り添う形での救済が1番大事かなとやっぱり思ったので。