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  • 金魚の中への応援コメント

    文芸部へのご参加、ありがとうございます。
    パパとママの刺々しい諍いから逃れるように、水槽の静けさに没入していく幼いすみちゃんの視点が、ひらがなを交えたピュアな文体で描かれていて、だからこそ裏にある現実の過酷さが際立って胸に刺さりました。

    ■ 全体を読んでの感想
    最初は、「赤い石のついた指輪」をすみちゃんが水槽に隠すという、子供なりの小さくて愛らしい物語かと思っていました。
    しかし、二話で、いつの間にかすみちゃん自身が水槽の「内側」へと溶け込んでいき、外の世界を「おおきなかたまりになったふたりがゆーらゆら」と見つめる描写へと変質していく感覚に、そんな可愛いお話ではないとゾクッとするような鳥肌が立ちました。
    ネグレクトを思わせる「ごはんはまっててもこない」という切ない現実。そして、死んでしまった金魚を水槽の底の指輪の隣にそっと埋めてあげるすみちゃん。水槽を巡る「一匹ふえた」「一匹へった」というすみちゃんだけの秘密。じっとりと冷汗が滲むような余韻を味わわせていただきました。

    ■ お題「省略法」の活用について
    本作では、テーマである「省略法」が、すみちゃんの幼い主観フィルターを通すことで、現実の凄惨な部分をあえて直接的に語らない「悲痛な引き算」として、恐ろしいほどの効果を発揮していました。

    ・【すみちゃんが水槽の『中』へ入ったプロセスの省略】
    赤い金魚がすみちゃんの黒いかみのけをつつき、すみちゃんは「お水のなかってしずかね」と水槽の中から外を眺める二話。彼女の身に一体何が起きてどうやって水の中へ行ったのか、その具体的な物理的プロセスがあえて一切語られず「省略」されています。この引き算によって、その余白に一体何があるのか、どのようにでも想像できてしまう不気味な気配が生々しく浮かび上がっていました。

    ・【家庭の崩壊と『その後』の状況の省略】
    パパとママが、どうしてあらしを引き起こし、この後この家やすみちゃんがどうなってしまったのか結末がすべて「省略」されています。ただ、小さな水槽という箱庭の中で、おなかをすかせながら「怪獣はきません」と上を見上げ続けるすみちゃんの姿だけで筆を置く。この冷徹な引き算が、読者にじっとりとした不気味さを植え付ける見事な余白となっていました。

    ■ 最後に
    省略法という技法を、説明的な残酷さを隠すための「優しき遮光カーテン」として、そして語られない現実の冷たさをより深く読者に想像させるための「底知れない水底」として使いこなされた素晴らしい名作をありがとうございました。
    読後、耳の奥で「コポ、コポコポ」というあぶくの音がいつまでも消えずに残り続けています。また部室にて、あなたの紡ぐ、優しくも鋭利な五感に響く物語に出会えるのを楽しみにしております。

  • 金魚の下への応援コメント

    悪い子ですね(笑)。ゾッとしました!

  • 金魚の上への応援コメント

    想像を掻き立てられますね。お父さんとお母さん何やってんだ。
    淡々とした語り口と可愛らしい表現の中にどこか暗黒めいたものを感じてとても面白かったです。ラストにゾクっとしました。

  • 金魚の下への応援コメント

    2000文字以内のお題企画にご参加ありがとうございます!
    すみちゃんが水槽に指輪を入れちゃったのかな
    早くパパとママのケンカが終わるといいね
    なんて思いました(*^^*)
    何かが起こりそうな怪しい空気が感じられておもしろかったです!

    作者からの返信

    ふおんなけはいを感じていただけたならこうえいです。ありがとうございました。