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  •  昔、「シンガーソングライター」という肩書が流行っていた頃、彼らの詞を夢中で読み込み、シングルCDを買えばA面よりもカップリング曲に惹かれていたのをなんとなく思い出しながら読んでいました。TVでも話題にならず、友人達は誰も知らず、でもA面曲のぼんやりした歌詞ではなくはっきりと、そのアーティストの本音が籠もっていたなと今も思うのですよね。
     商品としてなら完璧で流行を追った作品を売り出したいのは、まぁしょうがないのですが。不完全でもがき苦しみながら作った曲も、物語的で人の心に響くものだとは思います。けれど悲しいかな、そうした「物語」は売れてからの話で、クラシックの大家の名曲の解説で「この曲を書いた当時、彼は不治の病(あるいは大失恋)を患った直後であり、云々」というのが当たり前のように一緒に語られる。それを妬ましくも鬱陶しく思ったりもしていました。
     そういうのに深みを感じられるようになったのは、結構歳を取ってから。とすると、それも人生経験なのかもしれませんね。せめて誰かの足掻きを肯定してやれる大人にはなりたいものです。
     勇気を貰えるいいお話でした。

    作者からの返信

    >七洸軍さん
    コメントありがとうございます。
    お返事が遅くなり、申し訳ありません。

    シングルCD、A面、カップリング曲など、懐かしいワードが並んでいて嬉しいです。(ドンピシャ世代)
    80、90年代、2000年初頭くらいまでの歌って本当に良かったですよね。歌も歌詞もいい意味で泥臭く、まさに生身の人間が命を削って歌っている、そんな感じの歌、曲ばかりだった気がします。
    (だからこそ、聴いてる側も熱狂できた)
    でもまぁ、今は(略
    「あの頃は」とか「古き良き時代の」とか、言いたくもなりますよね。